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3.21  真正保守『日銀はなぜ「このタイミング」でマイナス金利政策を解除したのか?』三橋貴明

3.21 真正保守『日銀はなぜ「このタイミング」でマイナス金利政策を解除したのか?』三橋貴明

 

株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから三橋貴明のツイッターはこちら人気ブログランキングに参加しています。チャンネルAJER更新しました。「物流24年問題の実態と解決策(前半)」三橋貴明 AJER2024.3.5 令和の政策ピボット呼びかけ人に「独身研究家 荒川和久先生」が加わって頂けました。

財政破綻した国から読み解く日本の未来予想図〜なぜ、プライマリーバランス黒字化が財政破綻を引き起こすのか?

[三橋TV第836回] 三橋貴明・高家望愛

 

日銀はなぜ「このタイミング」でマイナス金利政策を解除したのか? 答え合わせを致しましょう。 昨日も書きましたが、今回の金融政策決定会合の内容は、相当に早くからリークが始まり、春闘で5%程度の賃上げがあった場合は、マイナス金利政策が解除されることが既定路線化していました。

そもそも、「春闘で賃上げがあった」時点で金融政策変更の判断がなされること自体がおかしい。最低でも、「春闘を経た賃上げにより、実質賃金がプラスに転じた」 ことを確認しなければならないはずなのです。 つまりは、4月の毎月勤労統計調査が出る6月まで、判断を差し控えるというのが当然なのです。

とはいえ、それでは遅いのですよ。理由は、6月には骨太の方針2024の議論が終わってしまうためです。  24年5月から、骨太の方針2024の議論が始まります。今回は、1.特例公債法の期限が切れる2.例の「社会保障費用以外は三年で1000億円しか予算を増やせない」というキャップの期限が切れる3.PB黒字化を2025年度までに、の期限が迫る というわけで、「新たな緊縮目標」を設定する(財務省にとっての)タイミングなのです。 というわけで、以前からわたくしが解説してきた通り、財務省はPB黒字化に代え、(国債の利払い費も含んだ)財政収支の黒字化を新たな目標として設定しようとしています。

となれば、当然「国債金利」を意識させなければならない。ところが、日銀がマイナス金利政策やYCCが継続していると、「国債金利が上がり、財政が圧迫するぞ~っ!」 という脅しが使えなくなってしまう。 だからこそ、このタイミングでマイナス金利政策とYCCの枠組みをやめさせ、「国債金利上昇」の恐怖を政治家や国民に叩き込む必要があった。  これが、答えです。

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Source: 三橋貴明氏ブログ

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