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ブレグジットとスコットランドと建国史Source: 三橋貴明氏ブログ

ブレグジットとスコットランドと建国史

 

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三橋TV第174回【与党も野党も、国力強化も貧困対策も、政策で議論しよう!】

三橋経済塾第九期の入塾申し込み受付を開始しました。今回は、二回目の試みとして、東京のみならず名古屋、大阪、京都、仙台、福岡、札幌、沖縄でも開催します。

地方の皆様、お目にかかれることを楽しみにしております。  先日のイギリス総選挙の勝者は、もちろん66議席を増やし、365議席を獲得。過半数を完全に保守党ですが、スコットランド独立党(SNP)も13議席を増やし、48議席を得ました。 

スコットランドの全議席数は59議席であるため、何と八割をSNPが抑えたことになります。  というわけで、先日、放映した際にエジンバラで撮った写真、

【エジンバラの市庁舎前】  

左から英国国旗、スコットランド旗、そしてEUの旗が並んでいる光景は、ガイドさんが、「これを撮れるのは、もう最後の機会かも知れませんので」 と、皮肉っぽく言っていた通り、最後になるかも知れません。というか、来年1月末以降は、一番右の旗は確実に消えます。 

というわけで、イギリス総選挙の結果は、全体では「EU離脱」、スコットランドに限れば「EU残留≒スコットランド独立」というややこしいものだったのです。

『「英から離脱」地域感情噴出 スコットランドで独立派躍進―英総選挙 12日投票の英総選挙で、スコットランドの独立を掲げる地域政党スコットランド民族党(SNP)が大きく躍進した。英領北アイルランドでは、アイルランドとの統一を求める「ナショナリスト」政党が勢力を拡大。

今回の選挙結果は、英国の欧州連合(EU)離脱をきっかけに各地で噴き出した「連合王国(英国)からの離脱」を望む地域ナショナリズム感情を鮮明に映し出した。(後略)』  

スコットランドの独立派が(個人的に)腑に落ちないのは、「連合王国からの離脱! 独立!」 を叫びつつ、EUへの加盟を希望している点です。 

真の意味で「独立」を望むならば、まさに自主独立。安全保障を含むすべての分野について「自国民で供給する」という気概が必要なように思えます。 スコットランドは、北海の資源(石油、天然ガス)や再生可能エネルギー(風力)といったエネルギーが豊富で、食料や飲料といった分野で成功をおさめ、教育、科学技術分野、観光も盛ん。独立するに十分な経済的基盤を保有している。

スコットランドは、2020年までに電力消費量の100%を再生可能エネルギーで賄うというターゲットを掲げており、現時点で約75%が自給の風力エネルギー。独立は十分に可能だ。 

というのが、スコットランド独立派の主張ですが、果たしてそうなのか。スコットランドの「スコットランド外への輸出・移出」を見ると、60%が対イングランドです。(というわけで、スコットランドの「輸出」ではなく、輸出・移出と表現します) 

また、スコットランド(というか、英国全体)は日本同様に少子高齢化が進んでおり、経済成長のためには「EUからの移民が欠かせない」と、どこかで聞いたというよりは「聞き飽きた」理屈を主張する人もいます。  つまりは、スコットランド独立派は、「連合王国からの独立というナショナリズム的なことを主張しつつ、実はEUというグローバリズムへのビルトインを望んでいる」 という、奇妙な状況にあるわけ続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

Source: 三橋貴明氏ブログ

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