11.3 真正保守『岸田総理大臣が「本当」に国民の苦境を救いたいならば』三橋貴明
株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから三橋貴明のツイッターはこちら人気ブログランキングに参加しています。チャンネルAJER更新しました。「全銀システムの障害と供給能力の崩壊」(前半)三橋貴明 AJER2023.10.24 令和の政策ピボット呼びかけ人に「やまと経営者連盟 代表理事 古賀真氏」が加わって下さいました。
増税メガネよ 今回の所得税「減税」でドツボにはまるぞ
[三橋TV第776回] 三橋貴明・高家望愛h
現在、輸入物価上昇に起因するコストプッシュ型インフレが落ち着いているように見えますが、これは政府の経済対策で光熱費が大きく下がっているためです。直近の物価上昇率は、電気代が対前年比▲25%、ガス代が対前年比▲13%でした。
政府は10月、輸入小麦の政府売渡価格を11.1%引き下げました。現在の物価上昇は、食料価格(対前年比+9%)が牽引していますが、これは落ち着く可能性があります。
もっとも、政府がエネルギー価格への補助を停止すると、またもやインフレ率(※今回は生活感覚の話なので、CPI)は4%に接近するでしょう。つまりは、輸入物価上昇の影響による物価上昇が、短期的に収まることはない。
【日本のインフレ率の推移(対前年比%)】
http://mtdata.jp/data_86.html#23SepCPI
この物価上昇を乗り越えて、実質賃金を引き上げるとなると、少なくとも対前年比4%程度の名目賃金の上昇が必要なわけです。もちろん、人手不足が「超」深刻化していくことは決定しているため、「生産性向上の投資」「労働分配率の上昇」 という、実質賃金引上げの経済活動が起きる可能性はゼロではない。とはいえ、ここで我々の「デフレマインド」が障壁となる。
もちろん、企業は生産性向上の投資を拡大するべきですし、労働分配率も引き上げるべき。とはいえ、デフレマインドを「民間主導」で乗り越えるのは、これは相当に難易度が高いです。
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超絶的に面白い! 三橋先生と竹倉先生の縄文・弥生談義。日本人の男性は、
縄文時代からやっていることが変わらないという衝撃の真実。
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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 『岸田首相会見「来年夏には所得の伸びが物価上昇上回る状態に」 新たな経済対策の決定を受けて、岸田総理大臣続きをみる
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Source: 三橋貴明氏ブログ