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狛江強殺に「ルフィ」グループ関与か…

狛江強殺に「ルフィ」グループ関与か…「キム」が現場住所をメンバーに送信

 関東など各地で相次いだ強盗事件で、指示役「ルフィ」のグループが、東京都狛江市の住宅で19日に起きた強盗殺人事件にも関与した疑いがあることが捜査関係者への取材でわかった。同一グループの「キム」が現場住宅の住所を配下のメンバーに送っていた。警視庁はフィリピンで拘束中の男4人との関連を捜査している。

 強盗殺人事件は今月19日に発生。狛江市の住宅の地下1階で、住人の大塩衣与さん(90)が両手を結束バンドで縛られ、死亡しているのが見つかった。現場の足跡から、4人組の可能性が出ているが、容疑者は特定されていない。

 捜査関係者によると、一連の強盗事件のうち、中野区の住宅で先月5日、現金約3000万円が奪われた事件では男5人を強盗致傷容疑などで逮捕。一部の容疑者から押収したスマートフォンを警視庁が解析したところ、強盗殺人事件が起きる前に、「キム・ヨンジュン」と名乗る人物が大塩さん宅の住所を記載したメッセージを送っていた。

 自動的に消去できる通信アプリ「テレグラム」が使われていたが、メッセージが未読だったため残っていたとみられる。

 キムは、東京都稲城市の住宅で昨年10月20日に現金約3500万円や金塊などが奪われた強盗致傷事件で、ルフィとともに実行役に指示を出していた。この事件で逮捕された容疑者7人のうち複数人のテレグラム内に、ルフィとキムの名前が登録されていた。

警視庁は、キムとルフィは、仲間か同一人物とみており、狛江市の強盗殺人事件も「ルフィ」グループが指示役として関与したとみて調べている。

 一方、ルフィやキムからの電話がフィリピンから発信されていたことから、フィリピン入管当局に拘束されている渡辺優樹容疑者、今村 磨人きよと 容疑者ら男4人が関与した可能性が浮上した。

 4人はいずれも2019年11月にマニラ近郊で日本人36人が摘発された特殊詐欺グループの上役とされ、警視庁が窃盗容疑などで逮捕状を取得。渡辺容疑者は過去に「ルフィ」と名乗っていた。

 逮捕状の容疑は、日本の高齢者宅でキャッシュカードをすり替えて盗むなどした疑い。警察官や財務局職員らを装って高齢者に電話をかけ、「口座が悪用されていないか調べる」などとだます手口だった。

 4人は現地の入管当局に拘束され、施設に収容されていた。警察当局が身柄の引き渡しを求めてきたが、現地で係争中の事案があるなどとして送還されていなかった。警察当局は今後、フィリピン当局に改めて4人の引き渡しを求め、送還を受け次第、本格的な捜査を進める方針だ。

 一連の強盗事件は昨年10月以降、少なくとも8都県で14件発生し、各地の警察がこれまで30人超の容疑者を逮捕。ルフィとキムのほかに、「ミツハシ」と名乗る指示役の存在も確認されている。

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