太陽光発電資材の供給網、中国依存がリスク　太陽光パネルの「主要な構成要素」であるポリシリコンの79％は中国（大部分はウイグル強制労働で生産）　IEAが警鐘

太陽光発電資材の供給網、中国依存がリスク　ＩＥＡが警鐘
国際エネルギー機関（ＩＥＡ）は７日、現在中国に集中している太陽光パネルの製造を拡充して安定供給を図り、地球温暖化ガス排出量削減目標達成につなげるべきと指摘した。

ＩＥＡの報告書によると、太陽光パネルの「主要な構成要素」であるポリシリコン、インゴット、ウエハー、セル、モジュールの生産能力は２０３０年までに現在の２倍にする必要がある。

太陽光発電は、中国勢の躍進もあって世界の多くの地域で最も安価な発電方法となった。ＩＥＡによると、２０２１年のポリシリコンの製造能力の７９％は中国が占める。

https://jp.reuters.com/article/global-energy-solar-idJPKBN2OI0Q1

米国労働省国際労働局は、2005年人身取引被害者保護法およびその後の再承認により、2年ごとに、国際基準に違反して児童労働または強制労働によって生産されたと信じるに足る「児童労働または強制労働によって生産された商品リスト」を公表しています。

今回初めて、2年周期で更新される連邦官報告示に、中国で強制労働によって生産されたポリシリコンが含まれるようになりました。ポリシリコンは主に太陽電池の製造に使用されます。

この特別措置は、いわゆる「再教育キャンプ」での強制労働や拘留に続く強制労働の状況が続いている、同国の新疆ウイグル自治区に関連する人権侵害の深刻さに対応するものである。また、この措置は、中国が国家ぐるみで行っている強制労働や、新疆ウイグル自治区のウイグル人やその他の少数民族に対する広範な人権侵害に取り組む米国政府によるより幅広い取り組みを支援するものです。

米国労働省のマーティ・ウォルシュ長官は、「世界と米国国民は、ウイグル人やその他の少数民族が経験した搾取的な条件の下で作られた商品が、そのグローバル・サプライチェーンに存在することに我慢できない」と述べています。「国際労働局はこの不正に対する認識を高めるために歴史的な一歩を踏み出し、この不正に取り組む米国政府の取り組みをさらに支援していきます。

また、国土安全保障省の税関・国境警備局は本日、新疆ウイグル自治区にある星音珪素工業有限公司のシリカ系製品の米国市場への持ち込みを禁止する保留命令を発出しました。Ltd.のシリカベース製品の米国市場参入を禁止する源泉徴収票を発行しました。さらに商務省は、新疆ウイグル自治区での強制労働とポリシリコン生産に関連する新たな事業体を加えて事業体リストを更新し、世界のサプライチェーンから強制労働を伴う製品を排除するための政府全体の取り組みを実証しています。

2020年9月30日に公表された同省の第9版リストには、新疆ウイグル自治区での強制労働や中国各地に移送されたウイグル人労働者との関連がある他の中国産製品（綿、衣服、履物、電子機器、手袋、毛製品、繊維、糸・ヤーン、トマト製品）が掲載されていました。

本日の第9版への更新発表により、このリストには77カ国156品目が含まれるようになりました。

https://solarbuildermag.com/news/polysilicon-from-china-added-to-forced-labor-list-by-department-of-justice/