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『骨太の方針と安藤提言(前篇)①』三橋貴明 AJER2018.7.17https://youtu.be/WLjOz6zfjKs
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本日は三橋経済塾第七期第七回講義開催日です。
塾生の皆さま、お目にかかれるのを楽しみにしております。
ゲスト講師は 佐藤健志先生。
さて、興味深い報道がいくつか流れています。
『被災地にロボットスーツ=西日本豪雨
https://www.jiji.com/jc/p?id=20180718082858-0027720544
ベンチャー企業サイバーダイン社のロボットスーツ「HAL」を装着し、
片付け作業を行う人たち。腰の負担が最大40%軽減されるといい、
がれきなど重い物の撤去に効果を発揮した=15日、岡山県倉敷市真備町地区』
サイバーダイン社のHALは、生体電位信号を感知し、
装着者が望む動きを率先して支援してくれる仕組みになっています。
わたくしも装着させて頂いたことがあるのですが、
何というか20kgの荷物を5kgの感覚で持ち上げられるといえばいいでしょうか。
HALに限りませんが、介護分野にも導入が始まっているロボットスーツによる生産性向上は、
日本の人手不足解消の切り札の一つです。
『関電、他社から電力融通=5年ぶり、猛暑で供給力の98%
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018071801041&g=eco
関西電力は18日、気温上昇による冷房需要などが増加したため、
電力広域的運営推進機関を通じ、同日午後4時から5時まで、他社から電力の融通を受けたと発表した。
関電が融通を受けたのは2013年8月以来約5年ぶり。
関電によると、この時間帯の電力需要が2870万キロワットと、供給力(2915万キロワット)
に対し98%まで上昇する見込みとなったための措置。東京電力パワーグリッドや中部電力、北陸電力、
中国電力、四国電力から計100万キロワットの融通を受けた。』
連日の「命の危険がある猛暑」の影響で、冷房需要が増大。関電の電力需要が供給能力の98%にまで上昇しました。
すなわち、予備率2%。 以前も書きましたが、「予備率3%」の時点で、「ジャンボジェット機が海面すれすれを飛んでいる」
と表現できるほど危険な状況です。関電は、予備率が3%をも下回ってしまったわけです。
無論、他の電力会社に余裕があれば、関電に出力を融通することもできます。
とはいえ、何しろ現在は「全国的な猛暑」なのです。
電力の予備率低下が全国的に広まってしまうと、ブラックアウトの危険性が高まってしまいます。
原発再稼働が遅々として進まない中、電力需要が高まる。日本のエネルギー安全保障は、壊れつつあります。
『「今年の熱波は未体験ゾーン」 救急医学会が緊急提言
https://www.asahi.com/articles/ASL7N6422L7NU
『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』
Source: 三橋貴明氏ブログ