【藤井聡X上島嘉郎】「菅義偉」論 ~その凡庸の源を探る~ / 「国を守る」ための財政とは~コストと効率しか頭にない財務省[桜R2/12/16]
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「竹中平蔵は何故反緊縮に転じたのか(前半)」三橋貴明 AJER2020.12.8
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鬼滅の刃はなぜ大ヒットした 日本国民は共同体を求めているのか?
[三橋TV第327回] https://youtu.be/MR6wozHHVhw今回のコロナ禍は、我々が「共同体」を失いつつある現実を、まざまざと見せつけてくれました。
そもそも、日本国家という共同体自体が「小さな政府」と化し、国民を救うパワーがない。
というよりも、過去にはあったのですが、「財政破綻という神話」に基づく緊縮財政で、失ってしまった。
さらには、70年以上も続く自虐教育、あるいはデフレと自己責任論蔓延の影響なのか、
「国民を選別する」恐ろしい主張が(特にネットで)飛び交った。
いっぱしの「保守派の言論人」気取りの連中から、国民選別論が出てきた(しかも、何人もから)のには、吃驚しました。
ちなみに、くどいですが、わたくしは保守派とやらでもなければ、言論人とやらでもありません。
ただの、経営者です。誤解なきよう。
三橋TVで、鬼滅の刃について「共同体」「二軸のナショナリズム」と絡めて解説しました。
まあ、実際には解説というより、わたくし個人の「感想」ですが、いずれにせよ現実世界において「共同体」を立て直すことなしには、我々に明るい未来はなさそうです。
【ナショナリズム 対 グローバリズム】
http://mtdata.jp/data_72.html#NvsG2
右側、グローバリズムに属する竹中平蔵やデービッド・アトキンソンは、目的が分かりやすい。
もちろん「オレのカネ」です。
それに対し、菅義偉総理は明らかに右側ですが、目的はカネというよりは、単に「共同体が嫌い」なのだと思います。
秋田の豪農の息子に生まれ、跡を継ぐことを嫌い、
東京に出て、職を転々として、政治家の秘書に潜り込み、
それまでの「常識」を覆す行動を繰り返し、
自分が属している組織のリーダーに何度も逆らい、最終的に総理大臣に上り詰めた。
つまりは、総理にとって「しがらみ」こそが敵なのでしょう。
だからこそ、「自分で(納税する)故郷を選べる」べく、ふるさと納税を導入した。
(そう、本人が説明している) いや、故郷って、そういうものではないでしょ。
と、言いたくなりますが、
総理にとって「自分で選択できない共同体」あるいは「しがらみ」は、「悪」そのものなのですよ、恐らく。
だからこそ、グローバリズムと異様なまでに相性が良く、「カネ目的」の連中と行動を共にする。
共同体に属さなければ生きていくことができない多数派の人間は、総理にとっては、「弱者を見ると虫唾が走る. (※猗窩座)」 と、いったところなのでしょう。
(何しろ、本人は段ボール工場の住み込みから、総理大臣にまで出世した) グローバリストの大攻勢の前に、我々はどうしたらいいのか?
とりあえず、コロナ禍で共同体の大切さは思い知ったはずです。
その上で、共同体を維持するためには何が必要なのかを考えなければなりません。
インバウンドはともかく、国内旅行は続きをみる
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Source: 三橋貴明氏ブログ