東都大学リーグ12回優勝を誇る青山学院大学野球部の河原井正雄前監督(64)が、この2月末で大学を退職する。
「河原井さんは小久保裕紀や井口資仁、石川雅規などの育ての親で、アマ球界の“ドン”と呼ばれる存在です。面倒見がよく、慕っているOBも多い」(野球部OB)
河原井氏は本来、今年7月に定年退職する予定だったが前倒しされることに。その背景にはOB会や父母会からの“退場勧告”があったという。
「父兄から昨年、河原井体制の刷新を求める要望書が大学側に送付されたのです。さらに12月1日の納会の席で、野球部の副部長が突然、河原井氏の部内での『使途不明金』や『パワーハラスメント』が父兄によって問題視されている、という声明を読み上げました」(野球部関係者)
告発された「使途不明金」について、過去に野球部幹部を務めたOBが明かす。
「河原井さんは何かにつけて部費を5万、10万と持ち出していた。支出の名目の記録は残していたが、交通費や飲食費に関しては領収書がほとんど残されておらず、お釣りも返していなかった。部費にはOB会や父母会から納入された金も含まれています」