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「三橋貴明氏ブログ」賃金統計サンプル変更の真実

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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆『統計の嘘は国家の揺らぎ①』三橋貴明 AJER2019.1.29

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【一般参加可能な講演会のお知らせ】衆議院議員あんどう裕・第一回日本の未来を考えるセミナー

http://mtdata.jp/data_62.html#ando

2019年3月9日(土) 15:00-会場:ベルサール東京日本橋

パネリスト:藤井聡、三橋貴明、室伏謙一※三名共に懇親会に出席します。是非、ご来場ください。

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三橋TV第53回【大ネタ!消された景気後退!】

https://youtu.be/VG1ivZ4PJFg  」

マレーシアにいます。 本当は藤井聡先生の産経記事を取り上げようと思ったのですが、こちらの方が洒落にならないので、順番を入れ替えます。(産経の経済インサイドは明日)

18年1月に厚生労働省が賃金統計(毎月勤労統計調査)のサンプルを変更した(これは別に構わない)。その上で、「給料が低い企業が残った一年前のサンプルと、給料が高い企業に入れ替えられた今年(18年)のサンプルを比較し、実質賃金21年ぶり上昇!」 などとやっていたのは「統計詐欺」である、と批判したわけです。

何しろ、厚生労働省はサンプル変更に伴う補正すら「拒否」したわけでございます。明らかに、国民を騙す気満々でしょ。

すると、なぜか「三橋はサンプル変更を批判している」と、藁人形が作られ、三橋攻撃が繰り返されることになったわけですが、まあ、増税サポーターズ共でございますから、それはいいとして(超ムカついたけど)。

問題は、なぜ日本政府がここまで稚拙な統計詐欺に手を染めたのか、です。 朝日新聞が明らかにしました。『閣僚や日銀総裁から批判→見直し開始 賃金の統計調査

https://digital.asahi.com/articles/ASM2J02V1M2HUTFK037.html?iref=comtop_8_02

賃金の動向を示す「毎月勤労統計」の調査手法について、2015年11月の経済財政諮問会議で閣僚らが変更を促していたことがわかった。「統計の司令塔」である統計委員会も指摘を重視し、見直し議論を翌月開始。調査手法はその後、賃金指数の下ぶれを防ぐ方向に変えられた。(後略)』 朝日の記事は実に分かりにくいのですが、要するにこういうことです。

(注:分かると思いますが、東京都の500人以上の従業員の企業の全数調査を、三分の一しかしていなかったのは別の問題です)

まずは、厚生労働省は毎月勤労統計調査のサンプルについて、従業員30~499人の「中規模」事業所について、15年までは総入れ替えを実施していました。

理由は、調査対象の企業から「倒産企業」が抜け落ち、競争力のある企業だけが残るという問題があるためです。敗者が退出した後のサンプル調査となると、当然ながら賃金は上振れします。

というわけで、厚労省は中規模事業所のサンプルについて総入れ替えを実施し、過去三年間について補正をかけていました。すると、賃金は大抵は下振れしてしまいます。「敗者がいなくなったサンプル」と「敗者候補がいるサンプル」との比較なので、補正をかけると普通は下方修正です。

15年1月のサンプル変更の結果、12年、1続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

Source: 三橋貴明氏ブログ

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