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1.10 第1弾❣ 熱烈応援メッセージ「私たちは日本保守党に期待します」

二人の影法師

見城徹(幻冬舎代表取締役社長)

「俺たちの舟は、動かぬ霧の中を、 纜を解いて、悲惨の港を目差し――」

アルチュール・ランボー『地獄の季節」の 詩の一節である。

日本保守党の話を聞いて、なぜかこの一節が思い浮かんだ。

行く先は悲惨の港かもしれない。

しかし、もう出発しないことには何 も始まらない。

百田尚樹の怒りの心中はそういう ことだったと思う。

あるいは吉田松陰のこの歌のような気持ちだ。

「かくすればかくなるものと知りな がらやむにやまれぬ大和魂」

想像力を駆使する小説家が現実を実際に改修する政治に挑むのは、

命 を取られかねないリスクを背負う覚 悟が必要だ。

僕は百田尚樹が新党を言い出したのを見て、

その時だけの感情のりだと考えていた。

しかし、有本香の参戦を得て、熟慮断行 に至った。

いまの自民党に怒り、絶望し、行 松動に打って出たのである。

僕はその 怒りと絶望を支持する。百田尚樹は 個体の掟に従ったのだ。

百田尚樹に『影法師』という嗚咽なしには読めない時代小説がある。

生 涯の契りを誓った二人の少年の四十 数年の物語だ。

一人は藩の筆頭家老に出世し、もう一人は落魄し、貧困のなかで朽ち果てる。

二十二年の時を経て、明らかになる真実。

「あの時、k前に何が起きた。おまえは何をした。俺に何ができたのか。」

二人の少年の影が百田尚樹と有本香に重なって見える。

二十二年後、日本国総理大臣出す党になるのか?

「あの時、お前は何をした?」

動かぬ霧の中を、出航の時が来た。

(幻冬舎代表取締役社長)

 

「日本国民の気づきの党”へ」

門田隆将(作家・ジャーナリスト)

 

「LGBT法案が成立したら保守政 党を立ち上げます」——六月十日、

作家の百田尚樹氏がそう宣言した 時、私は「ついに」と思った。

岸田文雄政権がゴリ押ししたLGBT理解増進法が、

いかに女性と女 児の「命と人権」を危機に晒すか、そ のことに限りない怒りを持っていた からだ。

いうまでもなく政治家の最大使命 は、国民の生命と財産、そして領土 を守り抜くことにある。

だが、自民 党は「私は女」と自称する身体男性が女子トイレや女風呂、女子更衣室に入る根拠となり

さらに年端もいかない児童に同性愛を教え込む法律の成立へと突き進んでいった。

このことに怒りを持ってはいても、

実際に行動に移せる人間はいな かった。

しかし、百田氏は自らの宣 言通り、これを実行した。

もとより衆院選は「小選挙区制度」であり

、“巨象、自民党に対して保守 政党を立ち上げたところで事態が変 わるとは誰も思わないだろう。

だ が、政党をつくり、「この政策はここ が間違っている」と具体的に示せば、

「ああ、そうだったのか」「その通りだ」 と人々に気づいてもらうことはできる。

日本保守党と正式名称を発表し た百田氏は、北朝鮮の弾道ミサイルが発射された際、

早速、 「日本保守党は政府に北朝鮮への制裁拡大を求める。

まず現在、朝鮮総連の最高幹部と一部技術者対象の再入国禁止の制裁を

総連中央委員と専従職員に拡大すべきである。」

と発表した。

北朝鮮に行く朝鮮総 連中央委員と専従職員すべてが日本 に再入国できなくなれば、

資金の持 ち運びをはじめ、あらゆる北の支援 活動に支障が出る。

これは北だけで なく、遺憾砲しか撃てない!気の抜け たサイダー』岸田首相への痛烈な一 矢だった。

それは国家観もなく、あらゆる危 機に無関心で、

日本が崩壊する政策 を平気で続けるエリート官僚や政治 家への保守・現実派からの怒りの狼煙 でもあった。 のろし

今後、あらゆる事象で日本保守党 が「あっ」というような見解や動きを 見せるだろう。

それが政界・官界の みならず国民全体への“気づき”の源 となるなら、日本崩壊が止まるかも

しれない。私が、日本保守党に期待する所以はそこにある。

歴史を作り得る明るい勝負

 

島田洋一

(福井県立大学名誉教授)

自民党は安倍首相の遺志を受け継 げなかった。安倍氏が存命なら、左翼活動家を利し、女性の保護を危う くし、性観念の未熟な児童にトラン スジェンダー・イデオロギーを吹き 込むLGBT利権法の類は、間違い なく党内手続きの段階で潰していただろう。ところが自民党幹部に、体を張ってでも止めようという者は一人もいなかった。

「岸田政権になって自民党はリベラル化したのではなく、腰抜け化した」という安倍氏生前の慨嘆は、あまりに見事に実態を言い当てていた。 「こんな法案を通すようでは安倍先 生に合わせる顔がない」という高鳥修 一議員の嘆きは、自民党幹部たちの 耳には意味不明な外国語のように響 くのだろう。あるいは「安倍さんは死 んだ。合わせる顔などなくてよい」と いうところか。

私は九月四日、X(旧ツイッター) に 次のように書き記した。

「なぜ百田新党を支持するのかと聞 かれる。安倍首相の遺志を継ぐ百 田、有本両氏が、欧米左派の猿真似 に走る永田町政治に無謀を承知で斬り込むという以上、支持する以外の 選択肢はないだろう。もっとスマートなやり方があるという人はそれを実行すればいい。健全な社会には、昭和残侠伝の精神も必要だ」

悪徳組織に単身乗り込もうとする 高倉健に、物陰で待っていた池部良 が「こ一緒、願います」と静かに肩を 寄せる。日本映画史上、屈指の名場 面である。

百田尚樹、有本香両氏とも、こと さら悲壮感を漂わせるタイプではな いので、面映ゆいと笑うが、心中、 期するところは大きいと私は感じて いる。ならば、支持する以外ない。

「保守新党など無理。安倍さんもそ う言っていた」とか、「どうせすぐ挫 折する」といった論評は中学生や大学 教員でもできる。

「答は常にシンプルだ。ただ、その シンプルな答を揺るぎなく追求する ことが難しい」ソ連崩壊を追求し、冷戦を勝利のうちに終わらせたレーガン大統領の言葉である。

百田、有本両氏は「偉大な発信力」で知られたレーガン同様、歴史を作り得る明るい勝負師だと思う。

「政党2.0」だ

飯山陽

(イスラム思想研究者)

 

作家の百田尚樹氏とジャーナリス ―の有本香氏が新党を立ち上げた。そ の名も「日本保守党」だ。

日本保守党は壮大な社会実験であ 旧。テレビや全国紙といった大手メ ノイアは、一顧だにしない。ところが 九月一日にSNS「X」で発信を開始 するや否や、二週間とたたないうちに公式アカウントのフォロワー数は、20万人を越え、立憲民主党の公式アカウント数を抜いた。

日本保守党はX上では立派な「野 党第一党」であり、与党第一党である。

自由民主党に迫る勢いだ。

筆者は八月末にタイの首都バンコ クに一週間ほど滞在したが、市内を 歩いていただけで複数の日本人から 「百田さんの政党、応援してます よ!」と声をかけられた。現地の知 人からも激励された。

これはインターネット時代ならで はの現象だ。それ以前は、大手メデ ィアの報じない情報を一般国民が入 手する手段はほとんどなかった。ところが、いまはメディアベースに乗 らずとも、個人が自らインターネッ トを使って発信できる。YouTube ならば映像配信することもできるし、 SNSで情報を共有することもできる。

筆者はイスラム教の研究者であり、インターネット時代のイスラム教を「イスラム2・0」という分析概念を用いて論じてきた。インターネ ットの普及により、宗教教義が一部 の学者だけに占有されていた時代か ら、誰もが教義に直接アクセスでき る時代になり、イスラム社会は抜本 的に変化した。

日本保守党にも同じことが言えそうである。

インターネットの普及によ り、政治についての情報が大手メディ アに独占されていた時代から、誰もが 政治について語り発信できる時代に なり、日本の政治のあり方は抜本的 に変化しようとしている。日本保守 党は「政党2・0」だと言っていい。

この社会実験の成否は、我々一人

ひとりの国民に委ねられている。ど うなるかわからないからこそ、面白い。

歴史に残る救国政党に

織田邦男(麗澤大学特別教授、元空将)

作家の百田尚樹氏と、ジャーナリ ストの有本香氏が新党を立ち上げる という。大いに賛成であり、期待したい。

安倍晋三元首相が凶弾に斃れてか り、日本は羅針盤を失ったタンカー ように漂流を始めた。自民党はいまや見る影もない。派閥内の権力闘 に明け暮れ、価値観の違う公明党 ら選挙協力を得るために汲々としいる。

岸田政権は、一体何をやりたいの かさっぱり見えない。何より、国家 観そのものがない。岩盤支持層が愛想を尽かすはずだ。支持率は下がり、今後も回復は難しい。

もともと差別などない日本において必要のない「LGBT理解增進法」 を、碌な審議もせずに成立させた。 そればかりか、「理念なき移民政策」「増税路線」「対中戦略欠如」など、国 家崩壊路線を突っ走っている。喫緊 の課題である「憲法改正」については 「ヤッテル感」を装うだけで、真剣み が感じられない。

かつて「日本列島は日本人だけのも のではない」と言った愚昧な宰相がい た。自民党のなかからも、「人口減少の地域を支えるのは日本人である必 要はない」と公言する議員が出てき た。次期首相候補ナンバー2という から驚きだ。議員から「祖国」が消え た。自民党も天下国家を語れなくな った。日本の伝統、文化が蔑ろにされ、社会の根幹をなす家庭や皇室制度が破壊されようとしている。

さり とて立憲民主党を筆頭とする左派野 党は論外だ。日本はいま、崩壊しつつある。

こんな時、「祖国」を取り戻し、天 下国家を語れる百田、有本両氏が新 党を立ち上げるのは時宜を得てい る。両氏とも知名度があり、突破力 がある。「ノイジー・マイノリティ」 という左翼のお株を奪い、真正保守 として大いに吠え、政界に「喝っ!」

を入れてもらいたい。

かつて石原慎太郎元都知事が結成 した「次世代の党」のように、長続き はしないかもしれない。それでもい い。政界に新旋風を巻き起こし、真 っ当な保守とは如何なるものか、国 民が覚醒するようになれば、それは歴史に残る救国政党となる。

「暗雲に差し込む一筋の光」

一色正春(元海上保安官)

 

けではなく、多くの親日派言論人が

設立してもいない政党をこうも熱心 に応援するというのはいままでにない 政治の動きというものを肌で感じ、 大いに期待を抱かせてくれます

一色正春(モト海上保安官)

八月末日、花田編集長から入電。 随分とご無沙汰していたにもかかわ らず、開口一番、「百田新党 (仮) を 応援する原稿を書いてくれないか」と のお言葉。驚いたのは不偏不党、政 治家個人は応援しても特定の政党を 応援せず、公平な立場から日本政治 を論評してきた花田さんが特集を組 んでまで特定政党を推すということ と、私が当然に新党を応援すると決 めつけていたことです。

私は、百田・有本両氏の人柄や考 え方、有本氏との人間関係からも応 援しないという選択肢はないとして も、あの花田さんが、いや花田さんだけでなく、

多くの親日派言論人が

設立してもいない政党をこうも熱心 に応援するというのはいままでにない 政治の動きというものを肌で感じ、 大いに期待を抱かせてくれます。

しかし、昨今の政治状況に鑑みれ ば、そうなるのも頷けます。いまに 始まったことではありませんが、日 本国民の不幸は真面な野党がないこ とで、安倍さんがお亡くなりになっ てからは野党だけではなく、個々人 の政治家はともかく自国の国益を第 一に考える政党がなくなってしまい ました。それどころか、処理水騒ぎ で鮮明になったように、一部野党の なかには他国の利益を優先する政党もある始末です。その一方で、わが 国を取り巻く国際情勢は悪化するばかりなのですが、頼みの綱の米国 は、あの体たらく。台湾危機は刻一 刻と迫りくる。そんななかでも、GBTなどの国内問題や政権維持の ための権謀術数に感ける現政権。 「選挙があっても投票先がない」と絶 望感に苛まれていた我々日本国民に とって、この新党は日本政界を覆う 暗雲のなかに差し込む一筋の光のよ うなものです。

言い方を変えると、今年の夏は例年になく暑かったですが、そんな時 に温いビールや、飲んだら腹が痛く なるビール、不味いビールなどを売 る店はあれど、皆が欲するギンギン に冷えた美味いビールを売る店が一 軒もないところに、それを売る店が オープンするとなれば開店前から行 列ができるのは必定です。

しかし、そんな一般国民の期待と は裏腹に、おそらく大手メディアか らは無視に近い扱いを受けるでしょ う。だが、それは逆にチャンスでも あります。その逆境のなかで党勢を拡大してこそ、戦前から続くメディアの印象操作による誤った方向への世論誘導を無力化し、我が国の政治を正常化させる第一歩となります。

てはいえ、お二人だけにその重責背負わせるわけにはいきません。

我々国民も是々非々で、新党のためにではなく日本のために応援していきたいものです。

 

●hanada-2023年11月号

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