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12.27 真正保守『財務省のオウンゴール?と日銀の「チャレンジング」の真相』三橋貴明

12.27 真正保守『既発債の売買にインフレ効果はない』三橋貴明

 

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財務省のオウンゴール?と日銀の「チャレンジング」の真相

[三橋TV第799回] 三橋貴明・高家望愛

 

先日、12月18日に、森永卓郎氏と土居武郎教授の討論が東洋経済に掲載されましたが、非常に重要なポイントがあった。

もちろん、黒ひげ危機一髪(土居武郎)は相も変わらず、根拠なき財政破綻論で、森永氏が「現実」に基づきそれに反論していくわけですが、個人的に注目したいのは、ここ。『森永卓郎×土居丈朗「財政均衡主義」はカルトか 話題の書『ザイム真理教』めぐり論客が誌上討論(前略)土居 インフレ期に、日銀が国債を買って通貨供給を増やせば、インフレをあおることにならないか。 日銀が国債を持つ天井はそうとう高いという指摘だが、国債累増との見合いで日銀が買い入れているがゆえに、現在のマネタリーベースは対GDP比で120%、終戦直後の2倍超と歴史的に異常な規模だ。いずれマネタリーベースは対GDP比が安定する水準まで低下させざるをえない。それは通貨量の大幅減か、物価が上昇するかだ。(後略)』

ここで土居が言う「インフレ」とは、物価の上昇という意味なのでしょう。(本来、インフレーションとは「膨張」という意味) 「歴史的に異常な規模」云々は、「だから何?」としか返しようがないどうでもいい指摘ですが、ポイントは、「インフレ期に、日銀が国債を買って通貨供給を増やせば、インフレをあおることにならないか。」 の部分です。

インフレ(物価上昇)とは、財やサービスの購入、つまりは需要(厳密には潜在的需要)に対し、財やサービスの生産能力が不足しているときに起きます。(これに反対する人、いる?) 例えば、コロナ期のマスクです。マスクの需要が極大化したのに対し、供給が全く追いつかない。ネットでテンバイヤ~が出現するほど、誰もがマスクを買いたがった。

当然、価格は上がるよね。 あるいは、ロシア・ウクライナ戦争で、LNGの供給が減少した。結果、LNG価格は史上最高値に高騰。 別に、戦争が起きたからと言って、LNGに対する需要が縮小するわけではない。需要に対し供給が縮小すれば、それは価格は上がる。 つまりは、政策的なインフレ率上昇の前提には、「財やサービスに対する需要」あるいは「需要の拡大」があるのです。というか、需要(要するに客)が減っている時期に、値上げする人は一人もいないでしょ。 とうわけで、土居の主張は、「日銀が国債を買って通貨供給を増やせば、財やサービスが買われる」 と、言い換えることができるわけです。日銀が国債を買うと、財やサービスが買われる、つまりは需要が増えるならば、土居の主張は正しい。 とはいえ、そんなことは起き得ないのです。続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

Source: 三橋貴明氏ブログ

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