2023.11.5【イスラエル】米主流メディアまでイスラエルの敗北を恐れ始めた、どうするバイデン❓

2023.11.5【イスラエル】米主流メディアまでイスラエルの敗北を恐れ始めた【及川幸久−BREAKING−】
今日のテーマは
「アメリカ主流メディアまで イスラエルの敗北を恐れ始めた」
ということで お送りいたします 。
このイスラエル ハマスの紛争なんですが
今日 この動画の中ではアメリカ側がこの紛争をどう見ているか
アメリカ側の反応はどうなのかこれを考えてみたいと思います。
特に アメリカ側の中の アメリカの主流メディアです。
アメリカの主流メディアバイデン政権を ずっと味方してきたこのアメリカの主流メディアが
今 どんなことを言っているのかそれを典型的に表しているなと思ったのが
ニューヨーク・タイムズのこの論説です。
これは 10月19日の ニューヨーク・タイムズのオピニオン
内容は
「ハマス殲滅のために ガザに突入したら イスラエル軍が
イスラエルの利益とアメリカの利益に壊滅的な打撃を与える 重大な過ちを犯す」
こういうことを ニューヨーク・タイムズの論説が 言っているんですね。
ニューヨーク・タイムズに限らないですけど
アメリカの主流メディアは 必ず書いた人の名前が出てきます。
それが トム・フリードマンという人ですね。
トム・フリードマン トーマス・フリードマン
実は 有名なコラムニストでピューリッツ賞を3回も とっているという人なんですが。
国際関係とか外交政策をメインに
主に ニューヨーク・タイムズに 論説を定期的に書いているこの人です。
ですので アメリカのメディア 特に
民主党寄り、バイデン政権寄りの リベラルのほうのメディアが
どういう本音を持っているかを表すのに 一番 適任の方だと思うんですけど
この人は イスラエルとハマスの紛争に関して
「アメリカ・イスラエル両方が このままでいくと大変な打撃を受けることになる
それを 今ほど恐れていることはない ということを言っているんですね」
こんな書き方をしているんですよ
「これほど緊急のコラムを書くのは 初めてだ」ピューリッツ賞を3回も とっている人がですよ
「この事態が イスラエルにも アメリカにも パレスチナ人にも取り返しのつかないダメージを与え世界中のユダヤ人を脅かし全世界を制御不能に陥れることを 今ほど恐れたことがないからかなりはっきりと 心情を吐露していますけど
全世界が制御不能に陥る つまり第三次世界大戦になるという恐れをもうひしひしと感じているというんですね」
こういうアメリカの有名な コラムニストというのは
大体 政府の中 政権の中に 情報源がいてそこから直接
政権の中の話を聞いて それに基づいて書くわけですよね。
このチャンネルでもよくご紹介する シーモア・ハーシュさんももちろんそうです。
トム・フリードマンも 当然そうなんですよね。
トム・フリードマンは 今回の件で バイデン政権の高官と話して
そこから聞いたことに基づいて 書いているんです。
その内容なんですが いろんな多岐に渡っているんですけど
重要な点だけをピックアップするとまず 今 起きているこの戦争
「これは 世界的な大火事の引き金となり第3次世界大戦になる その引き金となり
ヘンリー・キッシンジャー以来 アメリカがこの地域で築いてきた親米同盟を崩壊させる可能性があると」
「ここに キッシンジャー以来ということですから
1970年代から キッシンジャーがニクソン政権の時から
中東にとにかく力を入れて ペトロダラー体制を 作ってきたわけですよね」
「これは 何かというと アメリカとアラブ諸国は同盟関係 親米同盟になると
そして アメリカはイスラエルと同盟ですから本来 対立し合っているイスラエルとアラブ
これが アメリカを仲介として結びついているというそういう体制を築いてきたわけですよね
しかし その長年築いてきた アラブとの親米同盟
アラブの親米同盟を崩壊させる可能性がある」
ということをフリードマンが言っています。
「それをやってしまうのが ネタニヤフ政権ですね
そのネタニヤフ政権の中が 割れているということを言っています
ネタニヤフ首相は 行き過ぎたガザ攻撃が中東一帯を火の海にしかねないことを 理解はしている
理解はしているが彼の右派連合ネタニヤフ政権の連立政権の中の右翼のほうですね
右翼過激派この右派連合の官僚たちはヨルダン川西岸での炎上を熱望している」
今回の紛争はイスラエルとハマス つまりガザ地区のほうですね
ガザ地区のほうなんですが実はガザ地区で紛争が起きていながら
同時にもう一つのパレスチナの ヨルダン川西岸
こちらのほうにもここぞとばかりにイスラエルのほうが 強硬に入り込んでいるんですよね
こちらでもパレスチナ人の 犠牲者が出ているわけです。
それをこのフリードマンが指摘しています。
それをやらせているのが ネタニヤフというよりも
ネタニヤフ政権の中の極右の過激派の閣僚たちですね。
過去の動画でも何度かご紹介しましたけどネタニヤフはそこまで極右では 実はないんだけど
アメリカと直接話しているから行き過ぎたガザ攻撃をやったら
本当に中東全体の大戦争になってしまう というのは理解していると理解しているんだけど
しかし 一緒にやっている極右の閣僚たちが 全然違うわけですね。
しかし ネタニヤフ首相は 自分で自分を追い詰めている。
彼は汚職容疑で 汚職容疑はかかっていますから汚職容疑で刑務所から逃れるために
連立政権の右翼過激派を必要としていると
「この問題の中核にあるのは
ネタニヤフというイスラエルの首相の 個人の汚職問題なんですよね
これで ネタニヤフは 刑務所に行かなきゃいけないわけです
でも それを何とか回避するためには
この連立政権で 中東全体 もしくは 第3次世界大戦を
引き起こしても構わないと思っているような
極右の閣僚たちと 手を組まなきゃいけないという
こういう事情があるんだ ということを言っています」
つまり ネタニヤフ政権は割れている
ネタニヤフ政権は一枚岩じゃないんですね
で そんなことは ネタニヤフの反対側にいる
パレスチナ ハマスをバックアップしている側はみんなよく分かっているわけです。
特に ヒズボラとイランですよね
イランとヒズボラ 両方のトップですけど
イランとヒズボラは イスラエルのガザ侵攻が
アメリカをこの地域全体から追い出すことに どれほど役立つかを かぎとっていると
このネタニヤフ政権は もう極右と組んでいるから
なんだかんだ言って ガザに突っ込んでいって 大変なことになるだろうと
今 ちょうどアメリカのバイデン政権が 必死になって止めてますね。
ネタニヤフを止めていて一時停戦というのを なんとか一時的にも
人道的な意味で 停戦するというのをやろうとしているんですけど
これは多分ポーズで それで終わりになるはずがないわけですよね。
結局 このガザの侵攻を一時的に止めても思いっきり本格的にやるようになるとしたら
そうすると 最終的には アメリカが出てこざるを得なくなってくると
そうなったときに 最終的にアメリカとイスラエルが この地域で敗北ということになって
アメリカがこの地域から追い出される。
なぜかというと さっきの親米同盟 アラブの親米同盟が終わるからです。
それをこのイランとヒズボラは分かっているわけですよ。
分かっているので だから ヒズボラも簡単に動いていないですよね。
確かにミサイルちょっと撃ってますけど 今すでに だけど 本格的には出てきていないですね。
もう先の手が見えているわけです。
イスラエル アメリカ側が失敗するのを待っているわけですよね。
そのイスラエルなんですが
対ヒズボラ そして その向こうにいるイランと 結局 直接戦うことになるのかどうなるか
そんなことになったら大変だってことは さっきの話で ネタニヤフは分かっているけども
ネタニヤフが組んでいる連中は そんなことをお構いなく全部イスラエルなんだってことをやろうとしている。
イスラエルが最終的に イランに直接ミサイルを発射しない限り
ヒズボラのイスラエル攻撃はないだろうヒズボラを動かしているのはイランです。
ヒズボラが本格的にイスラエルに攻撃してくるかどうかこれを決めるのはイランなわけです。
ガザがどれほどひどいことになるかを見ながら イランはそれを多分 決めるわけですよね。
だけど イスラエルのほうが イランに直接ミサイルを発射しない限りは
ヒズボラのイスラエル攻撃をイランはやらせないだろうと
しかし イスラエルなんですが ミサイルを搭載した潜水艦を持っているんですよね。
これを持っている これがイスラエルの すごい武器なんですが
そのミサイル搭載の潜水艦が おそらくペルシャ湾にいるだろうと
それが動き出せば イランには確実に届きますし
すべてが止まらなくなると これを恐れているわけです。
これがフリードマンの論説の主張なんですよね。
だから そうなったら 事態は止まらなくなるので
結局 アメリカにしてもイスラエルにしても 取り返しのつかないダメージになる
つまり 敗北するんだぞ そうなったら
もう だから それを今のうちに なんとか阻止しなければいけないということを
必死になって まさに悲痛な 読んでて
ニューヨークタイムズのコラムニストが 悲痛な叫びをしているような論説なんです。
振り返って考えると この地域というのは
1947年戦後すぐに 国連総会の決議181号で
委任統治時代のパレスチナ分割それまで イギリスの委任統治時代だったんですが
これをパレスチナ分割して 2つの国家に分割すると
ユダヤ人の国家とパレスチナ人の国家と これは国連が決めたことなわけですよね。
しかし 先ほどのネタニヤフ政権のイスラエルは特に 極右の連中というのは 聖書に基づいているんですよ。
旧約聖書に 聖書に出てくるイスラエルの土地に
イスラエルを建国するという 終末論的な建国を そのまんまやろうとしているわけです。
これが 原理主義というか
聖書に書いてあるんだから この通りにやるべきなんだっていう
こういう連中なんですね。
そうなると これ ユダヤ教の聖書ですから
ユダヤ教の聖書に書いてあるイスラエルの土地に イスラエルを作って何が悪いんだっていう連中なので
それをアラブのイスラム圏が 容認するはずがないわけです。
それをアメリカがやらせるんだったら アラブ諸国との親米同盟は崩壊するという こういう意味なんです。
さらに ここから複雑なのが ここまでも結構複雑なんですけど
ネタニヤフ政権の中も割れているし 非常に複雑なんですが
そのネタニヤフ政権のバックにいる アメリカのバイデン政権 ここも割れているんです。
ここも割れていて
要は ネタニヤフ政権の中のシオニスト聖書に基づいてとかと言っている連中
どうしても全部イスラエルだというふうにこのシオニストと 実は合体しているのが アメリカのネオコンです。
これは このチャンネルの前の動画でお伝えしました。
だから シオニストとネオコンは一体なんです。
バイデン政権というのはネオコンなんですが ネオコンの中も割れていて
バイデン政権はさすがにこのままイスラエルのシオニストの やりたいようにやらせてしまったら
大変なことになってしまうとそれは アメリカの敗北を意味するので
これは何とか止めたいということで ブリンケンを何度も送っているわけですよ。
バイデンも一回行きましたけど
バイデン ブリンケンはネオコンですよ。 彼らもネオコンなんだけど
しかし この件に関しては 何とか止めようとしているのは確かなんです。
そういう意味で言うと バイデンの立場と実はプーチンさんとか エルドアン大統領の立場は
一緒なんですよね 止めようとしているって 不思議なんですけど この件に関しては
でも バイデンとは別に
そもそも アメリカ政府の中の奥にいる いわゆるディープステイトですね。
奥にいるネオコンたち ネオコンが
こういう国防総省だったり 国務省だったり 国家安全保障会議の中にいるんです。
この連中が舵を取っているのでこちらの側は ネタニヤフ政権のシオニストと組んで
徹底的に第三次世界大戦であろうと なんでだろうとイランを叩こうというふうになっているわけです。
この辺を恐れているこの辺をアメリカ側で恐れている様子というのが
さっきのニューヨークタイムズの記事は まさにそうなんですけど
これはまたアメリカのメディアでアクシオス ここもまた別の角度から言っています。
10月20日の記事
カーテンの向こう側戦火の拡大を恐れるアメリカ政府ということで
アメリカ政府が今 戦火の拡大を恐れているんだけど
実は アメリカ政府は大変な問題を いくつも抱えているという
それをこのアクシオスは挙げています。
5つ挙げているんですよね
イスラエルのガザ侵攻による戦争の拡大
これはもちろんのこと
そして そのバックにいるロシアと中国ですね
プーチンと習近平の反米同盟
さらにはイランですね 不気味なイラン
そして これ特徴的なんですけど
4番目に北朝鮮を挙げているんですよ
北朝鮮がこの機に核兵器を増産している
そうすると ロシア 中国 イラン そして北朝鮮の核兵器の数を合わせると
数年以内にアメリカの2倍になるというんです
これを指摘しています
もう一つ5つ目に フェイクビデオというのを 挙げているんですけど
結局 今 SNSに Twitterであろうと Instagramであろうと
それから TikTokであろうと さらに Telegramであろうと
いろんな動画が上がっているわけですよね。
いろんな動画がアップされているそれが この状況を煽っているんだと
これも もう止めたい側のアメリカ政府 バイデン政権は コントロール不能なんですよね
というのが 今の現状だと
そうなると ネタニヤフ政権が 連立政権の右派 極右の過激派に同意して
最終的にガザ地上戦を開始したとしたら 今は一時停止とか言っているけど
もし 開始したとしたら ヒズボラが出てきます。
ヒズボラがイスラエル北部を攻撃する
その時 アメリカはどうするのか アメリカの選択は2つじゃないかと
イスラエルが敗北するのを見ているか
それとも 中東全体に大規模な戦争に発展していく それを開始するのか
二者択一を迫られることになるだろうという 厳しい状況にあります
この問題 複雑でアメリカのリベラルのメディアが これだけ恐れているというぐらい
本当に危険なやばい状態です。今日はここまでです。