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文春:『THE GUILTY/ギルティ』――桜庭一樹のシネマ桜吹雪

昨年十月、イギリスのヒースロー空港で、JALの日本人パイロットが酩酊状態で飛行機を操縦しようとして逮捕された。彼は実刑判決を受け、「絶望的な恥ずかしさを感じている」とコメントした…&he…

『THE GUILTY/ギルティ』――桜庭一樹のシネマ桜吹雪

誰もが罪を犯してる

 昨年十月、イギリスのヒースロー空港で、JALの日本人パイロットが酩酊状態で飛行機を操縦しようとして逮捕された。彼は実刑判決を受け、「絶望的な恥ずかしさを感じている」とコメントした……。

 という報道を見て、わたしは、あぁ、日本人らしい人だなぁと思った。

 一般に、欧米などキリスト教圏の国は、「誰にばれなくても神が見ている」という“罪の文化”、対して日本は、「ご近所さんに体裁が悪い」という“恥の文化”だと言われている。

 でも、本来なら「多くの人命を危険に晒した」という罪と向き合うべきところ、まず恥について語るのは、よくないのでは?

 なんて、偉そうに書いてしまったけど、そういうわたしも、じつは報道を見て最初に感じたのは、人命の事より、「こんな話が世界中に報道されて恥ずかしい!」だった。

 わたしも、良くも悪くも日本人なんだな、なんて……。

 さて、この作品は、通報を受けた警官のほぼ一人芝居で進行する、デンマーク発の警察サスペンス映画なのだ。

 警官アスガーは、勤務中に起こしたある事件を巡る裁判を明日に控える身だ。いまは、市民からの緊急通報を受けては現場に伝えるという不本意な内勤をしているところ。

 そこに、誘拐されたという女性から通報が。アスガーは彼女を助けんと電話の前で闘い始めるが……!?

©2018 NORDISK FILM PRODUCTION A/S

 この映画を見ると、一つの事件が起こって終わるまでに、犯人だけじゃなく多くの人が、じつは何らかの罪(傲慢、保身、怠惰、判断ミス)を犯していたことが、よーくわかる。

 やがて、罪人たちの絶望と、神がいることの救いの両方が鮮やかに描きだされる。わたしは、これぞ“罪の文化”の国の作品だぞと思った。

 ほぼ一人芝居、しかも顔と上半身と声だけの演技で約一時間半も観客を釘付けにするという、プロの俳優の凄みにも感服しました。

INFORMATION

『THE GUILTY/ギルティ』
https://guilty-movie.jp/

Source: 文春砲

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