菅前首相、衆院補選で山口４区入り/安倍総理に「応援に行け」と言われたようで

亡き総理に「応援に行け」と言われたようで…菅前首相、衆院補選で山口４区入り　安倍元首相のお膝元で存在感　昭恵夫人とイベントも観覧

菅義偉前首相が、統一地方選・後半戦や衆参補欠選挙（２３日投開票）で注目されている。１４日夜には、重点区とされる山口４区（下関市、長門市）に応援入りし、下関市民会館で開かれた自民党の新人、吉田真次氏の総決起集会で演説した。同区は、通算８年８カ月の歴代最長政権を誇り、昨年７月に凶弾に倒れた安倍晋三元首相のおひざ元である。菅氏は、官房長官として仕えた安倍氏のレガシーと、リーダーシップを称え、しのんだ。

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「亡き総理から『応援に行け』『行ってくれ』、そういわれたような思いで今日は出席させていただいた」

菅氏は、こう語った。雨天の中、会場には支援者ら約１０００人が詰めかけた。菅氏の登壇時、演説中も支援者の万雷の拍手が絶えなかった。

菅氏は、「安倍総理」「安倍さん」と語りかけるように繰り返しつつ、アベノミクスや、平和安全法制（安保法制）など、安倍政権の功績を振り返った。

「『金融緩和』『財政出動』『成長戦略』、３本の矢を矢継ぎ早にうち、どんどん経済が活発化し始めてきた。最終的には雇用を約４００万人増やすことができた。株価は８０００円台から２万８０００円になった。年金の運用益を８５兆円ほど生み出すことができた。批判する人いるが、これだけ国の年金・財政に貢献した政策はなかった」