日本に強制送還されてきた“ルフィグループ”の主要メンバー4人。稼いだ収益は18年〜20年だけで実に60億円超にのぼる。女、カジノ、家……犯罪マネーの行方を辿ることで、知られざる男たちの力関係が見えてくる。
渡邉「ルフィでもないよって、俺は、本当は言いたいのよ、マジで本当に」
今村「だけど俺がルフィだって言うのはやめてよ。このフィリピン内でも」
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これは2月11日の『サタデーステーション』(テレビ朝日系)が放送した渡邉優樹と今村磨人(きよと)(ともに38)の会話シーンだ。番組は、強制送還前にフィリピンのビクタン収容所内で撮影されたとみられる約17分の映像を独自入手したという。
テーブル越しに向き合うTシャツに短パン姿の渡邉と今村。カメラは渡邉の左斜め後ろ側に設置されており、今村の表情や仕草がしっかりと見て取れる。
姿は映っていないが、2人の間にいる第三の男が、逮捕後を想定するかのように、今村に水を向けた。
「正直に、自分が『ルフィだ、ミツハシ』って……」