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文春砲!旭川少女イジメ凍死事件》凍死した少女の母が“初告白”「

旭川少女イジメ凍死事件》凍死した少女の母が“初告白”「何もイジメの免罪符にはならない」私が加害生徒に訴えたかった“真実”

旭川14歳少女イジメ凍死事件 ♯25

「爽彩(さあや)の写真がテレビに映し出されても、どこか別の子のことのようで、今でも実感はありません。家で1人になると、気持ちが落ちて爽彩が亡くなったことを実感してしまうんですけど、そうでない時は、『爽彩は出掛けて、いないだけ』と思っている自分がいます。まだ、爽彩がいないことを受け止めきれないので、きっと一生受け止めきれないんだと思います。この半年間は、短かったといえばそうなのかもしれません……」    

 今年3月に北海道旭川市内の公園で凍った状態で発見された当時中学2年生の廣瀬爽彩さん。文春オンラインの取材に母親の廣瀬さんは時折、涙を浮かべながら、この半年間の想いを初めてメディアに打ち明けた。

ネットに加害者かもしれない子を集団で晒す怖さ

 廣瀬さんは以前からネットで加害者を特定するような動きに対して、「関係者を捜したり、断定する事は控えて下さい」と、訴えてきた。その気持ちは今も変わっていない。

「ネットでは“建前”と書かれてしまうことがありますが、建前ではなくて、公表されていない誰かを探ると、間違える可能性があります。必ず間違いが起きてくるし、仮に本当に加害者だったとしても、世界中に『加害者』だとか、『死ね』とか、言われるのは間違っていて。日本は法治国家だから法に則って罪を償うべきです。

 報道で爽彩のことを知って、ネットに加害者かもしれない子を集団で晒すことが遺族のためになるとは思えません。晒された子に兄弟がいたら、その子は何も悪いことをしていないのに叩かれてしまう可能性があります。親、兄弟、家族、親戚までも迷惑がかかってしまう。晒されてしまった人は晒した人に腹が立ち、私たちに対しても憎しみや憎悪が生まれ、あらぬ方向に矛先が向くかもしれません。私たちは毎日、不安な思いで生きています」

もう一度爽彩に会いたい

 爽彩さんの母親がイジメに対して込めた思いは、「イジメられる側に原因はない」という言葉だった。

幼少期の廣瀬爽彩さん

「これまでイジメに関する本は多く出ていると思うんですけど、その中には被害者はこんな子だったんだよって書いてあると思います。でも、その被害者たちに共通することってなにもないと思う。つまりイジメられる側にきっと責任はないと思うんです。イジメは誰にでも起こり得ることで誰でも被害者になる。自分が今、イジメられている、もしくは自分の子どもが今イジメられていた時、『自分の子どもが悪いのか』『自分が弱いのか』そういうふうに思いがちだけど、そうじゃない。

 私はイジメられる側に原因はないと思っています。イジメた人が悪いって、もう一度思い直してもらえたらうれしいです。何をされてもイジメをしていいことにはならないし、イジメの免罪符にはならないのです。爽彩はもう帰ってはきません。でも、私はもう一度爽彩に会いたいです」

 そう言って、涙を浮かべた廣瀬さん。手記の最後にも「もう一度爽彩に会いたいです」と綴った。

9月10日(金)22時からの「文春オンラインTV」では本件について担当記者が詳しく解説する。

◆ ◆ ◆

 中学2年の少女を死に追いやったのは、誰か?

 凄惨なイジメの実態、不可解な学校の対応――。遺族・加害者・関係者に徹底取材した文春オンラインの報道は全国的な反響を呼び、ついに第三者委員会の再調査が決定。北の大地を揺るがした同時進行ドキュメントが「娘の遺体は凍っていた 旭川女子中学生イジメ凍死事件」として書籍化されます。母の手記「爽彩へ」を収録。

悪気のない言葉が「あなたは死なないんだ」という意味に聞こえた

 ただ、正直な気持ちとしては最初、手記を出すことにとても悩みました。それは文春オンラインさんで最初の一報が出るときと同じ気持ちで、批判の声もあるのかなと思ったからです。

 報道される前は首の皮一枚で繋がっているような精神状態で、報じられた後の5月当初は不審者が家を尋ねて来たり、深夜に玄関のノブがガチャガチャ動くこともありました。周囲への広まり方も想像以上で、興味本位で電話をかけてくる人も増えて、精神的に辛くなり、誰とも連絡を取りたくないと思う時期もありました。

 連絡をくれた皆さんが悪意を持っていたわけではないことは理解していたのですが、言葉一つ一つにすごく傷ついてしまうことがありました。『私だったら子どもが亡くなったら死んじゃう』『子ども亡くしたら、私なら生きていけない。でもお母さんは強いですよね』。その悪気のない言葉が私には『あなたは死なないんだね』という意味に聞こえてしまったのです。

 静かな場所がなくなり、追い詰められていました。でも、報じていただいたことに後悔したわけではなく、ただ疲れたという感じでした。何日も考え、世論を巻き込んで爽彩が生きていた証を大きくしてくださったきっかけを残しておく必要があるのかと思ったんです。そんなときに取材班の方から“手記を書いて、爽彩さんの生きた証を残してくれませんか”と言われ、私はそれに任せようと思ったんです。あの呼びかけがきっかけでした」

やっていいことと、いけないことの区別はつけるべき

 廣瀬さんは自らの手記で爽彩さんの友達に伝えたい思いがあった。

「爽彩はイジメを受けてからはネットで交流する人が多くなりました。ネットは個人名もなければ、どんな人なのかもわからないけど、支えてくれたお友達もいて。ネットの仲間は2次元かもしれないけど、お互いに存在している人物ですよね。そんなネットのお友達に手記を通して爽彩の人となりというものをわかってもらえるのかなと思ったのです」

幼少期の廣瀬爽彩さん

 しかし、爽彩さんの居場所だったネットやSNSでは今も、旭川事件に関する憶測やデマ情報、誹謗中傷が蔓延する無法地帯となっている。このことについて、母親は心を痛めている。

「たとえ真実であっても、虚偽であっても、ネットで個人名や写真などを無断で上げることは、名誉棄損罪になる可能性があるということを理解してほしいです。人としてモラルやネットマナーを理解してSNSやYouTubeは行ってほしいですし、安易に人の名前を出していいことにはならないと思います。子どもたちがYouTuberやインフルエンサーになることを夢見ている中で、大人がマナーを守って子どもに教えるべきなのに、大人がマナーを破って子どもに見せつけるというのは違うんじゃないかなと思います。デマ情報を書かれた方もすごく迷惑を被りますし、被害を受けた無関係の方が弁護士を立てて訴えなければいけないということになってしまいます。やっていいことと、いけないことの区別はつけてほしいです」

第三者委員会による調査は大幅に遅れる見通し

 文春オンラインでは、これまで爽彩さんが凄惨なイジメを受けていたこと、失踪直前までイジメによるPTSDに悩まされていた事実などを報じてきた。これらの報道を受けて、今年4月、旭川市はイジメで重大な被害を受けた疑いがあるとして「重大事態」に認定。第三者委員会はイジメの有無や爽彩さんが亡くなった因果関係、当時の市教委の対応に問題がなかったか再調査を開始していた。

廣瀬爽彩さんが亡くなった公園に置かれた花束 ©文藝春秋

 8月18日には、爽彩さんの遺族の代理人の弁護士が記者会見を行った。旭川市教育委員会はこの会見を受けて、8月30日に「第三者委員会の進捗状況」を報告。第三者委員会の設置から4カ月経った現在も当時の中学校の教職員や関係生徒らへの聞き取りに至っていないことを説明した。当初は11月末までに調査結果をまとめると話していたが、西川将人旭川市長の辞職などもあり、第三者委員会による調査は大幅に遅れる見通しだ。

こんな悲しい誕生日は初めてでした

 そんな中、爽彩さんは生きていれば9月5日に15歳の誕生日を迎えるはずだった。廣瀬さんはその心境をSNSで以下のように綴った。

《今日はさあやの15歳の誕生日でした。飾りを付けたり、ケーキを準備したりして 好きな食べ物を用意したりしました。お花も頂いてとても嬉しかったんです。でもいざローソクに火をつけて歌を歌うと さあやが居ない現実が突き付けられた様な気がして みんなで涙が止まりませんでした。どうして居ないのか こんな悲しい誕生日は初めてでした》

廣瀬爽彩さん

 廣瀬さんは9月10日に自身が綴った手記「爽彩へ」を発表した(『娘の遺体は凍っていた 旭川女子中学生イジメ凍死事件』所収)。母娘の14年間を振り返った同手記は天国の爽彩さんにそっと呼びかけるように始まる。だが、当初、手記の発表については様々な葛藤があったという。

「8月18日に弁護士さんに会見を開いてもらうまでは、爽彩がこんな子だった、あんな子だったなど、爽彩のことを知らない人たちの“憶測”でいろんな話が広まっていました。『病院に通っていなかったんじゃないか』『病気の診断名は親が勝手に決めたんじゃないか』など、いろいろな憶測が飛び交う中で、私の中では本当の爽彩は違うのに、っていう思いがずっとありました。今回、手記の話を聞いた時に、私がお話しすることで、そういった間違ったことを少しでも訂正していけたらと思い、お受けしようと思いました。

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