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真正保守!「メダルの色よりも大切なこと」: 愛国女性のつどい花時計

真正保守!「メダルの色よりも大切なこと」: 愛国女性のつどい花時計

 

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 開催前は「コロナで大変な時にオリンピックなんかやっている場合か!」とか「オリンピックで感染拡大したらどうするんだ!」とか、いきり立っている声しか紹介しなかったテレビが案の上、いざオリンピックが始まったら掌返しをして連日、「やりました! 今日もOO選手が金メダル~!」「素晴らしい~」の絶叫をしていました。予想していたこととはいえ、あまりの無節操、あまりの醜悪さにこっちが赤面する思いでした。

 反対の声ばかりが強かったはずのオリンピックも終わってみれば日本は金メダル27個で世界第3位、メダル総獲得数でも第五位に入る大健闘でした。私も毎日、画面を見ながら興奮させてもらいました。選手の一人一人にお礼を言いたい気持ちです。種目を問わず、若い選手が物おじせず実に堂々たる戦いぶりを見せていました。これまで「日本人は本番に弱い」「プレッシャーに弱い」「ひ弱だ」と言われ続けてきましたがいやいや、こんなに頼もしいじゃないか、と意外なほどでした。試合後のインタビューにも冷静に、控えめに、周囲に気配りしながら答えていたのも素晴らしい。どんな手段を使っても勝てばいいんだ、という価値観のどこかの国とはやはり民度が違うなあ、と嬉しかったです。

 選手たちの活躍ぶりは多くの方が大絶賛しています。しかし、それを伝える報道が酷すぎる。なぜあんなにメダルの色にこだわるのでしょうか? オリンピックに出場するぐらいのレベルの選手は実力ではほとんど紙一重なのです。勝負は時の運。メダルを取れなくても4位も5位も6位も大差ありません。実力は僅差だという事が分かっているのは実際に戦った選手同士です。だから試合が終わった後、互いに歩み寄ってねぎらい合うのだと思います。それから記者のレベルも酷すぎる。試合後の疲労困憊している選手をつかまえて、どーでもいい質問ばっかり。「今のお気持ちは?」なんて聞かれても、ひと言では言えないでしょう。質問するのなら最低限、自分が勉強してからするのが相手に対する礼儀でしょう。バカな質問には答えなくても良いのに、とこっちが腹を立てて聞いていました。

 何はともあれ事故もなく、熱中症で搬送される選手もいなかった(?)ことは成功だったと言えるでしょう。しかし、菅首相はこれを自分の手柄だなどと思ってはいけません。これだけの大イベントを直前まで決行するのかどうか、首相が意思を明白にしなかったために現場は大混乱したはずです。選手に対しても、国民に対しても曖昧な態度を取って迷惑をかけた責任は重大です。世界に対しては、緊急事態宣言下でオリンピックを開催するという、理解不能な政治判断をするという失態をおかしました。これで日本は世界の笑い者になったと思います。

 意味不明だったのは無観客開催という首相の決定です。ガランとした会場で熱戦が繰り広げられていたわけですが、選手はどういう気持ちで戦っていたのでしょうか? 無観客なら出場しない、と辞退した外国選手もいました。選手にとってはメダルを取ることも大事かも知れませんが、それ以上に会場に足を運んだ観客がいて、その観客の拍手を浴びて戦いたいという思いの方が強かったはず。目の前で、ライブでやるからこそ選手も観客も熱が入るのです。

 何よりも許しがたいのは開会式での菅首相の不敬な振る舞いです。開会式で、菅首相はなんと天皇陛下のすぐ隣に(同じ列に)ちょこんと座っていました。これを見て驚いた人は多かったと思います。しかも天皇陛下がお立ちになり、開会宣言をなさってもまだ立ち上がろうとしませんでした。横の小池都知事が立ち上がったのが視界に入って、慌てて自分も立ち上がったように見えました。では57年前、1964年の東京オリンピックの開会式ではどうだったのでしょうか? 

57年前の1010日、昭和天皇、皇后陛下、皇族方は「ロイヤルボックス」に御着席でした。ブランデージIOC会長や池田首相、東都知事、外国の首脳たちなどは後列の「貴賓席」に座りました。ブランデージIOC会長が天皇陛下に「開会宣言をお願いします」と言うと、場内に「ご起立を御願いします」というアナウンスが流れました。そして、場内の全員が起立したところで天皇陛下がお立ちになり、開会宣言をなさったのです。今回との違いは歴然としています。

 57年前の前例があるにもかかわらず、なぜこんな手違いが生じたのでしょうか? 前例踏襲が役所の常なのに、なぜ開会式という、世界に放映される場でこのような失態が行われたのでしょうか? そして、この事の責任をなぜ国会議員は追及しないのでしょうか? 裏方がぼんやりしていたから、という程度のミスではないと思います。宮内庁も抗議すべきことです。

 菅首相はすくなくとも保守の政治家ではない、ということが今回の開会式で露呈してしまいました。

 

 

 


Source: 愛国女性のつどい花時計

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