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12.11 愛国女性のつどい花時計『「周庭氏カナダ亡命」で分かる香港の現状』

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12.11 愛国女性のつどい花時計『「周庭氏カナダ亡命」で分かる香港の現状』


可憐な容姿と流暢な日本語で、日本でもファンの多い香港の民主活動家、周庭氏()の動向が約2年半ぶりに日本に伝わってきた、と思ったらなんと彼女は今、カナダにいるということが彼女のSNSで分かりました。
2014年に香港の行政長官選挙の民主化を求めた道路占拠運動(いわゆる雨傘運動)で周さんは「女神」という愛称で世界にその名を知られました。しかし2019年の反政府運動が始まって以降、習近平政権の民主化運動弾圧が強まり、20206月には「香港国家安全維持法」が施行されました。

周さんは2019年の反政府デモに参加したとして禁錮10ヶ月を言い渡され、20216月に釈放されたのちも「外国の勢力と結託して国家の安全を危険にさらした」とする別件容疑で警察の捜査を受け続けていました。彼女の勾留機関は実際には10か月未満でしたが釈放後も不安と恐怖にさいなまれ、心を病んでしまったそうです。医師によって「不安障害、パニック障害、心的外傷後ストレス障害、うつ病」と診断されたそうです。香港を出ることは許されず、パスポートも返却されず、国家保安局に定期的に出頭し、報告を義務づけられていたそうです。政治活動どころか普通の行動の自由も制限されていたわけですが、しかし彼女は突如、カナダのトロントの大学の修士課程に入学するという決意をしました。なぜカナダの大学だったのか、なぜ香港の警察がそれを許可したのか、そこいら辺の経緯は詳らかにされていません。

 香港の国家安全局は彼女に「一つ条件がある」といい、深圳(広州に近い都市)に行って「愛国教育を受けること」を要求したそうです。彼女は国家安全局の担当者とともに深圳に行って改革開放展やテンセント本社などを見学したそうです。これで彼女の思想教育は終了したという判断だったのでしょうか。香港に戻ると、「祖国の偉大な発展を学べるよう手配してくれた警察に感謝します」という手紙を書くように言われ、何通も手紙を書かされたようです。こういうのも何だか、いかにも役所っぽくてちょっと笑えるやり口ですよね。

 本来、12月末に香港に戻らなければならなかった彼女は、しかし香港に戻らないことを決意します。ここいら辺の経緯も省かれています。亡命を申請してもすぐに認められるということは考えられないので、やはり何らかの政治的背景があったのだと推測できます。とにかく彼女は27歳にして亡命者となり、おそらく家族には二度と会わない決意を固めたと思われます。実際には活動の幹部ではなかったにもかかわらずアイドル的な人気がったために当局に目をつけられたという面があったのは不運だったといえるでしょう。

 カナダのトルドー大統領は典型的なグローバリストで、カナダは移民国家です。中国人もうじゃうじゃいるはずで、カナダに亡命したからといって必ずしも身の安全が確保されたわけではありません。そのことは周さん自身も「不安だ」と言っています。それでも祖国を離れる決意をした彼女の人生が充実したものであることを祈るばかりです。

 

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 「岡真樹子の日本人に生まれて良かった」

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Source: 愛国女性のつどい花時計

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