洋上風力発電を巡る収賄疑惑で、東京地検特捜部に逮捕された秋本真利衆院議員(48)。“共犯”だった女にも司直の手が――。
「ここに来て、別の詐欺事件が明らかになりました。新型コロナ対策に関する持続化給付金約200万円の不正受給に関与していた疑いです」(社会部記者)
不正受給を申請したとされるのは、千葉県富里市の「NREP」なる会社。代表取締役は、千葉県議で秋本事務所の私設秘書を務める高橋祐子氏(63)だ。
「2人は実川(じつかわ)幸夫衆院議員(当時)の事務所スタッフとして知り合い、祐子氏が15歳上の先輩でした。その後、祐子氏が一一年に富里市議、秋本氏が12年に衆院議員になると、立場は逆転。秋本氏が真夜中に祐子氏を『今から自宅に来て』と呼びつけたり、時には乱暴な振る舞いをするようにもなった。互いに独身ですが、周囲は『DVカップルみたいだね』と話していました」(事務所関係者)
秋本氏には、祐子氏を手離したくない理由があった。彼女の実兄は、第92代警視総監を務めた高橋清孝氏なのだ。実際、秋本氏は16年、総監室を訪問。SNSに〈非常に有意義な時間
《音声入手》秋本真利と共犯 元警視総監の妹「危ない仕事は私」「誰かが刺さなければ」|岸田政権の急所を撃つ
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【速報】洋上風力発電汚職事件 秋本真利衆院議員を受託収賄罪と詐欺罪で起訴 東京地検特捜部 9/27(水) 13:23 Yahoo!ニュース 252 TBS NEWS DIG Powered by JNN 政府の洋上風力発電事業をめぐる汚職事件で、東京地検特捜部はさきほど、秋本真利衆院議員(48)を風力発電会社の前社長から国会質問を頼まれ見返りに資金を無利息無担保で借りたり現金などで提供を受けたりして総額7200万円あまりの利益を得たとして、受託収賄の罪で起訴しました。 また、これとは別に、国から新型コロナの持続化給付金200万円をだまし取った詐欺の罪でも起訴されています。 自民党を離党した秋本被告は風力発電会社「日本風力開発」の塚脇正幸被告(64)から国会質問を頼まれ、賄賂を受け取った疑いで今月7日、東京地検特捜部に逮捕されていました。 塚脇被告もきょう、贈賄罪で起訴されています。 秋本被告は再生可能エネルギーの分野に詳しい国会議員として知られていて、政府の洋上風力発電事業の入札をめぐり、去年、参加する業者を選ぶ基準の変更を国会質問の場で要望するなどしていました。 関係者によりますと、秋本被告はこうした国会質問について、塚脇被告側から頼まれたことなどを否認していたということです。 しかし、特捜部は会社側のメールなどから依頼があったとみて捜査を進めていたとみられます。 一方、秋本被告への賄賂とされたものの、一部は秋本被告と塚脇被告も参加する馬主組合に提供された資金でした。 関係者によりますと、こうしたことから秋本被告側は、資金は個人で受け取ったものではなく賄賂にあたらないと否認していたということです。 しかし検察側は、馬主組合を実質的に管理していたのは秋本被告で、資金提供によって馬主の立場が維持できたことなどから受託収賄罪に問えると判断した模様です。 特捜部はこのほか、秋本被告の知人の会社が受給した新型コロナの持続化給付金200万円についても知人と共謀して国からだまし取ったとして、詐欺罪で秋本被告を起訴しました。 TBSテレビ