日本保守党 安倍晋三さんの遺志を継ぐ!日本を豊かに強く!

   

 

スポンサーリンク

データはありません

9/23【岸田首相〝やけっぱち解散〟か】「日本保守党は5議席獲得か?」加藤清隆×山口敬之

9/23(土)【衆議院解散はいつか?】加藤清隆×山口敬之

土曜日ウィークエンドライブの時間です。日本保守党についてはどうなのかということについてですね。

これ、これはそのまとめてくださった松田薫さんという方がまだ日本保守党は正式に表明になってないのでということでこのこれから外されているんですが、ただ興味深いことに参政党はなんと 3 議席という予測が出たんです。

もしそれが事実であれば参政党ならば日本保守党もまあ、少なくとも 1 とか 2 議席ぐらいは取れる可能性があるのかどうか、それは山口さんにぜひともですね。その辺の見方も含めてこれ一番最後になりますけども、ぜひ教えていただきたいというふうに思います。

まず一つだけ原稿を読ませてください。岸田総理が会見解散総選挙について先送りできない問題について一意専心に取り組む。岸田総理は訪問先のニューヨークで行った記者会見で衆議院の解散総選挙の戦略について問われ、先週新体制を発足させたところであり、先送りできない問題について、新体制のもと一意専心に取り組む。

それ以外のことについて考えていないと話し、詳細は語りませんでした。ということなんですが、これはまあ僕も 45 年もこんな仕事してますし、山口さんもかなり長く政治部の記者やっておられましたから、こんなことは真っ赤な嘘だということは普通わかりますよね。

そうじゃないっていう人の方があんた何で内閣改造やってるの?って僕を逆に聞きたいんだけど、こういう話し方するときはやる気があると読まなきゃいけないというふうに私は思うんです。

そんなこと言ってるんではなくて、岸田総理が何を言ったかというと、帰国したらすぐに総合経済対策について取り組ませる。云々と言って、しかもそれを実現化するための大型の補正予算について、じゃあいついつ出しまって言わない。

規模も言わない。これはどういうことか?それはもちろん臨時国会を 10 月半ばしといて、この大型補正を出してそれをあげたら解散と考えてるから言わないんですと読まなきゃいけないと私はそう思うんだけど、山口さんのまずご一個この辺のご意見をちょっと聞きましょうか。

どうですか?

これ政局の話について、私が加藤さんに私の意見を偉そうに言うことを僕すごく自分なりに抵抗があるんですね。っていうのは加藤さん、大先輩ですから。

私正直言って私の意見?今おっしゃったこともまさにその通りでね。政治家が一意専心という言葉を使った時は、これは一意専心じゃない時なんですよ。要するに一意専心っていうのは、ひたすら一つのことに心を集中させるという意味なんですね。

だけど、政治家が使う時は他にもっと大事なことがあることを書くときにしか使われない用語ですよね。これ、私はもうそれについては一意専心、来たなっていつも思うんです。で、一意専心を座右の銘にしてたのは山崎拓。

この人はなんか希望する時にはもう非常に多かったですよ。でも彼は裏で違うこといっぱいやってましたね。だから一意専心じゃない証拠なんですね。で、そこから先はもう加藤さんのご託宣に全く同意します。

要するに彼はこの間は解散しようかしまいか、悩んでる時に 6 月に解散の雰囲気を出したわけですよね。今回一切出して。出してないってことは決意してるからです。間違いないと思います。

無理だと年内解散難しいのではないかという各新聞の紙面、テレビの放送の報道も含めて申し上げたいんですけど、その根拠となってるのが新聞。あるいはテレビも含めた各社の世論調査への内閣支持率のことなんですね。

で、最近の世論調査の中で、私はやっぱり注目したのは共同の 6% 増と朝日の 4% 増とこの 2 つやっぱり注目したんですよ。それで読売と日経が現状 1 産経は 2 ポイント台減少したんですね。

で、それを見た見て。いやこの内閣改造の評価が大変低いから、衆議院解散は無理と思ってるんじゃないかという解説がついてるんだけど、それ私は間違えると違うんじゃないかと思うのはなぜかというと自民党の僕も全体の人たちとの付き合いは全部長かったんですけども、彼らが何を見るかというと上昇したのもいるんじゃないと。

実はそうじゃなくて、この内閣支持率を何ヶ月間にわたって下がってきたのが下げ止まったかどうかというのを彼らは見るんですよね。そうすると今回は産経 FNN が 2% 台下がってはいたけど、他はですね。

現状維持ないしは上がっているということを捉えるならば、下げ止まったのではないかという判断があってしかるべきだと思うんです。それは必ず岸田総理のところに報告は行ってるはずです。

そうすると解散権を唯一握っている岸田総理はどう考えるかという話に持っていかなきゃいけない。そしたら冒頭から申し上げてるように。じゃあなんで総合経済対策だ補正予算だ。なんとかだって。しかし具体策は言わない。

具体策言わないというのはあっと言わせてこれは上げた上で物価値上げ対策をドーンと打って、少しでもこうみんながえっとも言わせといて解散するに決まってるじゃないの。何で俺がこんなことを手の内を解説する人なんて全くないと思うんですが、それくらいはなぜよ。そういう風に予測しないのかっていうのは、僕は逆にだったら皆さん何を考えてそうおっしゃってるんですかって思うんですけどね。

私のがちょっとあれですか?あまり先走りすぎなんでしょうかね。ちょっと自分でよくわからないんですけど。年内解散がないと思ってる人はいないと思いますよ。まともな政治を見てる人であればね。支持率が下げ止まったっていうのは実はすごく、加藤さんおっしゃるのすごい重要なことなんですよね。選挙って。上がり基調か下がり基調とかということが、選挙結果にはもっとも大きな影響を与えるんですよね。

自民党はもうこれは総理と幹事長が支持すれば、毎週でも世論調査、僕ら世調なんて言いますけど、これをかけますよね。底を打ったということは、こう落ちてたのがこうなってるわけですよね。

はい、そうするともう。本当加藤さんおっしゃる通り下げてる最中に解散打ったらもっとひどい可能性があるけど、獲得議席予測が読めるということになる。下げ止まりで解散なんて、もっと下がったら解散を打つと決めた時の獲得予測議席よりもさらに下回るリスクを阻むこと阻むことになりますよね。

その時の予測。もっといい結果になる。楽観的に見るわけですよ。だから、その加藤さんの視点がものすごく重要ですよね。今回支持率が。下がらなかった。もうそれだけではっきり言って解散についてはゴーサインと言っていいんですよね?

そういう時にですね。選挙の分析を専門になさっている松田薫さんという方がおられて、昨日あのZAKZAKでしたかね?この選挙予測の数字とそれから各党のそれぞれの寸評というか解説というか、そういうものを発表されたんです。

こ一応一覧表になってますよね。それで私はそこでやっぱり一番注目したのは自民党が9減公明党が 8減なんですよ。

かもしれないというようなリスクは取れいと政権が失う可能性が出てくる。その賭けはできないということはあるけど、自公合わせて 17 程度の減であればそんなものはいつでもひっくり返せるだろうとも思ってるだろうし。

いつでもこれはチャラにできるという風に判断すれば、私が総理の近くになら解散しましょうと絶対言いますよね。少なくともこの松田さんの選挙予測見て、最初に私はそう思ったんですけど、これについては山口さんどのような判断でしょうか?

私が出てる情報では自民党は選手。先週かなやった。大きな世論調査があって、その数字はこの松田氏の予測よりもちょっと悪いぐらい。なるほど。自民党の議席減が 11 とかという数字なんです。

ただ。手が打ってあるんです。これについては議席が例えばね。悪い時は 17減ぐらいだった。それで私はね。今自民党の世論調査が長く付き合って一緒に見てきました。けれどもあの人たち甘いんです。

いつも甘いの毎回甘いからバカなんだと思ったけど、蓋開けてみたら事前の予兆よりも悪かったね。ってことがもう 9 割なんですね。ただ狡猾な男だから。幅をかなり大きめに見てますよ。

だから例えば 11減だったら 15 まであるいはもう 20 近くまで減ることも見てるんですね。でもね、そんなの関係ない。彼は解散を打って来年の総裁選に勝つっていうことについては、実はね。

自己保身以上にもうやらなきゃいけないスケジュールなんですね。私に言わせればだから 20 減ったって政権交代にならないんだったら、彼は必ず解散うちますね。じゃあ 15 減った時にどうしようかと言って。

すでに国民民主党の関係者だって官邸に入れてるじゃないですか?12 ぐらい持っててで、15 選挙後の衆議院の勢力で言えば 15。もうちょっと行く可能性もあるんですよ。そしたらね、自民党が減らした分、そのまま埋め合わせてくれるんですよね。

だから自分の政権維持。それから大増税。俺のために全国組み立てて。おっしゃる通りだというふうに思うんですよ。我々みたいな仕事をしてる人間はまあだから岸田が悪いとか何とか言ったって始まんないので、これは淡々とどう分析し予測するかというのは仕事だからね。

いいとこあるということ。関係なく、岸田さんのそう考えるだろうしそう。その延長線上には解散してくるだろうと、普通なら読むんじゃないかなというふうに思うんですよ。

新聞みんな内閣改造は失敗した。評判悪いから年内解散はとても無理だとなんでみんな同じ記事があってるのか、よって本当に何考えてるのかなっていうね。私羨みこれ悪い癖ですよね。

長年こういう仕事するとすぐ裏を読んでしまうと、そういう加担しといて裏で画策してるっていう。記者も加担してるのかな?というところまでどうしても見てしまうんですけども、まあそこで悪い奴が今時の現役の記者でいるかどうかちょっと分かりませんけど、もしかしやはりね。

あのこういうこと、商売にしてる人間はいろんなことを考えて、その岸田さんの悪辣なその課題であるとかなるのか。彼は総裁選挙。来年の 9 月に再選されるということに全てが集約しているわけですよね。

一意専心ってそのことを言ってんじゃねーのと思うぐらいだとしたら、そっからすると逆に遡っていけば、これは解散は年内にどっかで打つてくるだろうというのは当然のスケジュールですよね。

これは不思議でも何でもない。まあ、それは当たり前でしょというふうに私が思いました。それでね。自民公明がこれ、松田さんのですよ。自民党が 250。で、9 減が 24 で 8減で立憲民主党ももう裁けないんですよね。

7 契約で 88 とだいたいこの辺りがやっぱり野党の足を引っ張ってるっていうのはもう間違いないんでしょうがどうでしょうか?維新 68 議席予想で 27 増という。この辺はこんなもの。僕がもっといくんじゃないのかという私の予測ではもっと増えるという風の印象あるんですけど、そうでもないんですか?

そのこの松田氏の解説でもその首都圏とか関西圏でもね。なかなか小選挙区で維新がなかなか取れない増えないだろうという割と厳しめのその見方になってるんですけど、この辺りはどういう風に見ますか?

私は自民党はもっと減ると思うんですね。自民党はね。自民党減った分の大半は残念ながら維新に行っちゃうと思うんですね。15 を減ったとしたら、さらに -6 ってことですよね。この予測に比較すれば、その自民が 6 個減らした分のうちの 5 ぐらいは全部維新ちゃうんですよね。

はいうんですから。僕は維新は行ったら 40 ぐらいは増やしてもおかしくない。立憲はもっと減ります。はっきり言っても済まないですよ。ただ、立憲で減る議席がみんな維新に行くかっていうとそうでもないんです。けれども、自民党で減る部分はほとんど維新に行く。

それから公明で減る部分もほとんど維新に行きますから、40 ぐらい見といていいんじゃない?維新は立憲を抜いて野党第一党になる可能性がやっぱり高いという風に見ますよね。やっぱりね。私はその要するに維新もっと増やすでしょう。

という根拠は自民党はもっと減らすでしょってところから来てるからだから立憲ももう 88 で収まるはずないですね。80 前半ぐらいだとすると、これは維新が逆転する可能性は十分ある。それでね。ちょっと少数政党のところで、私もうーんと思ったのは令和と参政党とか 3 という風の予測は松田さんの予測で出てるんですが、これはちょっと私にしてちょっとあれ予想外に多いなと思ったんですけど、これはどうなんですか山口さんから見て、

これはね要するに参政党さんの場合は比例でしか取れない前提でですね。それで、前回の参議院選挙の予想獲得議席数も実は 3 だったんですよ。安倍さんが撃たれるまではでも自民党ふざけんなという空気を。

あの時は一定程度参政党とか受け皿になってたんですね。ところが安倍さんの悲劇がって、安倍さんはもう政治家になってから死ぬまで、ずっと自民党やってたんだから、いわゆる安倍さん悼む意味を込めて参政党に入れようと自民党にお灸すえてやろうと思ったうちの心ある心根の優しい日本人がそれは安倍さん死人に鞭打つような投票行動だと思って、減ってるんですよね。ちょっとまた構造は違うんだけど、あの時は僕は最低でも 3 はとると思ってたんですね。

今回もこれはね。実はあの衆議院の場合はブロック比例だから。そこをどう組み立てるかっていうのは、参政党の腕の見せ所なんだけれども、私は 3 よりもっと上行く可能性もあると思います。

なるほどね、なるほど。実はそこで鍵を握るのが実はその辺の説明をぜひともねしてほしいんだよ。日本保守党はまだ詳細が 17 日に発表するということで、詳細が何もわかっておりません。

けども、参政党がそういう風な感じで取っていくなら日本保守党ですね。百田新党もそれくらいない同等なそれ以上の可能性があるのかないのか、山口さんのこれ、正直な考えをぜひとも聞かせてもらいたいと思ってるんですが、いかがでしょうか?

日本保守党いうのは個人的に百田チャンネルによく出させていただいて、百田さんの人柄とか、それから今回私財を投げ打ってね。このサイトを作るっていう決断をされた経緯についてはよく存じ上げてるんで、参政党と百田新党。日本保守党の場合の大きな違いは百田新党の場合はね。小選挙区でも狙えるところがあるんです。いくつか見てるところがある。ただ、政党としてはまだまだ生まれてない。政党ですから。しっかりとした選挙戦術ですが、永田町の力学みたいのをしっかり分かってる。アドバイザーがいるかどうか。そしてどこに誰を立てるかどうかによって小選挙区と比例してどのぐらい取れるかということになるんですけれども。

例えば百田新党で言うとね。例えば関西とかそこはね。僕は比例で打ってくる可能性があると思いますね。東京と関西の都市部のね。ところはこのまま行くと反自民票とか LGBT票を参政党と。百田新党が票を奪い合う形になっちゃうと、共倒れってことはあるよね。ただ、大都市圏の場合は住み分けて、それぞれが 1 議席とかあり得ると思います。それはまずプレゼン。これからの宣伝の仕方と選挙協力とそれからあとはスキャンダル対策ですよね。

それをしっかりやれば私はね。日本保守党は5議席ぐらいいってもおかしくない。5名で政党要件,要するに会派が作れますから、大きいですよ。その辺のところまもし読めるんだったらそれすごいことだと僕なんかパッと思ったのは福井やりやすいんじゃないのって逆に思ったんですけど、どうなんでしょう?

LGBT 法案はこの国の形を壊す極めて不適切かつ有害かつ危険な法案だとそれをそうそうに成立させた自民党はもはや保守政党ではない。日本の舵取りを任せるわけにはいかないという心の叫びみたいのがあって、新党を立ち上げたわけですよね。

選挙に出たいという人は LGBT法に反対の人が新党に入れるわけですよ。それは象徴的な選挙区っていうのを作るべきだと思ってて。私はそしたら福井区とかね。新藤義孝さんの埼玉とか。

古屋圭司さんの岐阜ああいうところにまずはそこ最も重要。ここで参政党や他の反 LGBT を旗頭にしている勢力と統一候補作るってことですね。私も福井に参政党と日本保守党の人がそれぞれ出しちゃったら、これは稲田朋美が漁夫の利を得るんですよ。

島田洋一先生とかね。福井の地元の方がしっかりその地元調整に加担してもらって何しろ?統一候補を立てて反 LGBT の人はみんなその人を入れます。という状態を作れば、私は世論調査の結果を見ても、それからもっとちょっと踏み込んだこと。

集票力も LGBT の統一候補に集結できるんですよ。だから候補はどうするかですけどね。そこはね意外と地味な方がいいかもしれないですね。妙なこと言わない方がいい。これはそこまで言ってもらえれば、なるほど。

得心行きましたけど、まあ本当に行くかどうかの衆議院は非常に難しい選挙区だから流れは難しいと思うけど、申し上げたようなことをクリアしていければ、もしかしたっていう可能性で、もしかしたらの可能性っていうのは選挙にとって非常に重要な要素になるじゃないですか?

入れても全くこれがその議席獲得つながらないという風に有権者が判断したらもう行かないですよ。そうじゃなくて、もしかしたら当選するかもしれないぞ。というふうに思わせることができれば、それは当選するのよ。

やっぱり選挙って。そこができるかどうか、そのきわどいちょっと分かれ目ですよね。そこはね本当そうですね。なるほどね。本当は島田さんが出れば一番良かったんだけど、島田さんも完全に断っちゃってるから、もう今更はないんでしょうけどね。

まあだけど、それに変わるような人がとかね。見つかって出てもらえればいいな。とも見える?新藤さんが埼玉何区だったかな3 とか 5 とかその辺でしたよね。確かね。3 つ 3 つ標的とはいいし、それから今おっしゃったように、首都圏の東京、関西圏のどこかで比例をという比例立てるためにということは小選挙区も立てなきゃいけませんよね。

そうなると比例だけの票では全然足りないから、各選挙区で。あと、これはもう体力とか資金力なんですよね。一人立てるのに 200 万とか言うから、ただ。例えば参政党さんなんかはね。当選する確率よりも比例を底上げする意味で、小選挙区にまあたくさん人を立てるが、地方議員を作ること。

まあ、そういう地道な努力をされてるわけですけれども。まずね、それは頑張って立てる気ですよね。そしたら当選するかどうか別にして LGBT はやだという人が、その参政党と日本保守党の候補に入れる。

その上でそれは比例票になるわけだからそうですね。これ選挙区の話なんでね。

今回、岸田文雄に直接 LGBT 法案をやれと言われた要は主犯人恪です。このここには少なくとも統一候補を立てる原動力、そのうねりを百田さん作って欲しいなと思います。

岸田首相〝やけっぱち解散〟か 自公17減、維新1・5倍増で過去最高の躍進? 次期衆院選、政党別獲得議席を予測

選挙プランナー・松田馨氏が分析

第2次岸田文雄再改造内閣が本格始動するなか、永田町では「衆院解散・総選挙」に向けた憶測や駆け引きが加速している。内閣改造・自民党役員人事を受けた報道各社の世論調査で、内閣支持率が下落した社が複数出るなど、岸田首相(党総裁)が期待した「政権浮揚効果」は乏しかったからだ。岸田政権は「増税・負担増路線」で国民の反発を招き、LGBT法の拙速な法制化で「岩盤保守層」の離反を招いたのか。夕刊フジが情勢分析で定評のある選挙プランナーの松田馨氏=写真=に、現時点で衆院解散した場合の議席予測を依頼したところ、政権与党の自民党と公明党、野党第一党の立憲民主党が議席を減らすなか、日本維新の会は1・5倍増となった。ベストセラー作家の百田尚樹氏らが立ち上げた「日本保守党」も分析した。

「先送りできない問題について新体制の下で一意専心、取り組んでいく。今はそれ以外のことについては考えていない」

岸田首相は20日(日本時間21日)、国連総会出席のため米ニューヨークで行った内外記者会見で、衆院解散の考えを問われ、こう語った。

政府与党は、今回の内閣改造・党役員人事を政権浮揚の起爆剤にしたかった。だが、産経新聞・FNN(フジニュースネットワーク)と、毎日新聞の世論調査で内閣支持率が前回から下落し、日経新聞と読売新聞では前回と同じなど、ご祝儀のない厳しい結果となった。

岸田政権による、防衛費増額や経済対策、少子化対策などの財源としての「増税・負担増路線」には、国民の反発が強い。中国や韓国への外交姿勢や、LGBT法の強引な採決・施行は、安倍晋三、菅義偉両政権を支えた「岩盤保守層」を遠ざけた。

ただ、永田町では「11月解散説」がくすぶっている。

岸田首相としては、来年秋の自民党総裁選まで、低支持率の内閣で乗り切るのはリスクがある。解散を遅らせれば、今春の統一地方選で躍進した日本維新の会の選挙準備が進んでしまうのだ。

こうしたなか、松田氏は近く解散・総選挙が行われたケースでの議席予測を行った=別表。投票率は前回21年衆院選の55・93%から数ポイント下落する想定だ。

まず、岸田首相が率いる自民党は、現有261議席から9議席減の「252議席」と予測した。衆院常任委員会の委員長ポストを独占し、委員の数でも野党を上回る「絶対安定多数(261)」は失うが、衆院の全委員会で委員長を出せる「安定多数(244)」は確保するかたちだ。

松田氏は「岸田政権への批判はあるが、支持政党なしの無党派層が4割超に達している。支持政党ありの層に比べて選挙に行かない傾向が強い。さらに、野党連携が進まず候補者が乱立傾向で、地力と組織力がある自公与党に有利に働く。ただ、選挙は複雑な要因が絡む。無党派層は動向が予測しきれない面もある」と語った。

松田氏は「今春の統一地方選で伸び悩み、得票数も減少気味だ。支持層の高齢化で厳しい戦いだ。関西の選挙区も、日本維新の会との競り合いが厳しい。亀裂が表面化した自民党と関係改善し、組織活動も『気迫十分』で、どこまで巻き返せるか」と指摘した。

一方、野党はどうか。

泉健太代表の立憲民主党は7議席減の「88議席」とみる。今年3月、衆院憲法審査会を念頭にした小西洋之参院議員の「サル・蛮族発言」が大炎上した。統一地方選でも党勢が拡大せず、泉氏と蓮舫参院議員がツイッター上などで非難の応酬をするなど党内が乱れた。

「政党支持率も低位で推移しているが、旧民主党時代からの個々人の強さがある。最近は話題が少なく、目立った不祥事や失言がない。〝存在感〟の薄さが逆に奏功している面もある」(松田氏)

一方、馬場伸幸代表の日本維新の会は、党史上最多となる「68議席」を獲得すると分析する。今春の統一地方選で、地方議員と首長の目標「600人」を大きく上回る「774人」を達成した余勢をかった躍進となるのか。

松田氏は「勢いは確かだが、政党支持率の調査で2ケタに乗ってこない。2009年に民主党が政権交代を果たした際は、政党支持率が自民党を上回る勢いがあった。小選挙区で候補者乱立となるなか、票が割れれば自民党が有利になる傾向がある。比例区での『野党第一党』は堅そうだが、お膝元の近畿・関西以外で議席を伸ばすのは、まだ難しそうだ。勢力拡大で候補者が増えればスキャンダルなどのリスクも増える」と語った。

スポンサーリンク




ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

2,402人の購読者に加わりましょう

この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事
               安倍晋三さんの、遺志を継ぐ❣!日本保守党結党!!