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2023.8.22「BRICS首脳会議 直前情報: 新通貨はどうなる?」

 

 


今日のテーマは
「BRICS首脳会議直前情報 新通貨はどうなる?」

ということでお送りいたします

今日 8月の22日からBRICSのサミット 首脳会議が開始されます。

22日から24日までということで 世界中が注目していますよね。

何で注目しているかというと 新通貨です。

BRICS 新通貨が現れてアメリカドルの時代が終わるかもしれない。

というのが すごく注目されているわけですよね。

私も非常に気になっているのでまず この直前情報

直前に今出ている情報を まとめてお送りしようと思います。

主催 今回は主催国 開催国は南アフリカということで


南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領この方が議長役なわけですね。

この会議事前では とにかくBRICS通貨この新通貨が今回出てくるんじゃないかと

発表されるんじゃないか何らかの発表があるんじゃないかということで

そうなると ドルの覇権が揺るがされるという

これは ちょっと前ですけど 4月24日のフォーリンポリシーという

どちらかというと この外交政策の専門的なニュースサイトですね。

そこが 特に4月ぐらいからも言っていたわけですよね。

今 みんな言うようになってきました。

ただ そういう意見だけでもないんですよね。

これは 数日前ですけど 8月15日フィナンシャル・タイムズが

BRICS創設者は共通通貨構想は馬鹿げていると非難という そういう見出しなんですけど

BRICS創設者という言い方は ちょっと違うんですけどね

BRICSクリエイターという

BRICSという名前を作った人それが この人ですね。
ジム・オニールという方で当時 2000年代の最初頃ぐらいだと思うんですけど

この方が ゴールドマン・サックスの エコノミストだったんですよね。

このゴールドマンの エコノミストだった ジム・オニールさんが
BRICSという名前を作ったんです。名付け親なんですね。

今の 今日から始まるBRICSサミット BRICSという団体というか
これを作ったわけじゃないんですよ。

これを作ったわけじゃない 名前だけ作ったんですけど
このジム・オニール氏が拡大を検討するBRICSプラスの 成果を疑問視ということで

この人は何を言っているかというと
「新通貨? あり得ないと中央銀行でも作る気かとそんなことできるのか」

というそういうことを言っているんですね。

今 BRICSの銀行はあるんですよ.

後で出てきますけど 新開発銀行というのがあります.

ただ これはあくまでも開発銀行であって中央銀行じゃないんです。

中央銀行を作るなんて大変なことなのでそれがあるわけじゃないので

馬鹿げているというふうに おっしゃっているんですね。

いろんな意見があるんです
そんな中で私が注目しているのはこの人の意見をずっと注目していまして

ペペ・エスコバールこの人はブラジルのジャーナリストで 地政学アナリスト

このチャンネルでも何度かこの方の意見この方の論説をご紹介しているんですが

このエスコバールさんはBRICSとかグローバルサウスの情報は ものすごく強いので

すごく詳しいのでその情報をこの直前情報ということでやっぱり発表してくれています。

その発表されたのがこのストラテジックカルチャーファウンデーションという
ロシア系のシンクタンクそこで最新の情報を出されたんですね。

これ結構こういうブハラからBRICSへ狂気の闇の光を求めたっていう
ブハラっていうのは中央アジアのイスラム圏の話なんですよね.

結構イスラム文化とかイスラム教とか宗教的な話も入ってきて
格調高い話なんですが

そこから今のBRICSのことを 論じているんですけど
これがちょっと前までこの ストラテジックカルチャーファウンデーションというのは
ネットで見れたんですけど 日本で今見れないですね。

今見れなくなっていました。

見れなくなっていたので仕方がないのでテレグラムでは同じものが出ていたので
テレグラムを通してこの内容を確認したんですけど

その中で注目すべきことをエスコバールさんが言っています。


「この新通貨についてですBRICS5カ国この主要5カ国ですね
脱ドルは比較的慎重な姿勢で望むだろう事前協議担当者たちは
こういうサミットというのは首脳が集まるわけですけど
その首脳が集まる前に各国の担当者たちが事前協議を必ずやりますよね。
その事前協議担当者たちはすでにオフレコで新通貨の公式発表は今回は行わず
加盟国独自の通貨を使った二国間貿易や多国間貿易を増やすことを確認していると
オフレコでこういうことをすでに言っている」

っていうのをそのオフレコの話をこの人は聞いていてこの中で言っていました。

「どうも慎重らしいんですよね、結構世の中的には世界的には
新通貨の登場でドルの終わりだって盛り上がっているんですけど
実際の当事者たちはもうちょっと長期で考えているみたいで
今回出すのは新通貨じゃなくてこっちだ」って言うんですよ

R5これ何かっていうとBRICSの新しい共通決済システムです。

貿易の決済システムのことなんですよ。

これBRICSの中だけで使える新しい決済システムということで
前からこの話があってなかなか進まなかった件なんですが
BRICS5カ国の通貨は全てRで始まるんです。

これ不思議なんですけど中国の人民元 ロシアのルーブル ブラジルのレアル インドのルピ
そして南アフリカのランドこれ全部頭文字がRなんですよね。

だからR5っていうことで、BRICS加盟国はアメリカドルを回避して総合貿易を拡大し
アメリカのドルを使わないで総合貿易をもっと拡大して
ドルの準備高を減らすそれができるようになるのが
このR5という決済システムなんだとこれをまずやろうということなんですね。

ただこれに関してもこれはモダンディプロマシーというサイトなんですが

8月18日BRICSのR5構想 本当に実現可能なのかという論説も出ています
これも結構難しい技術的には結構難しいらしいんですね
ただ今回のBRICSサミットでR5をまず会計単位として導入しようと
技術的な困難がないことをまずこの会議で確認してこっちを進めようと
その後にBRICSの共通通貨の創設をどう進めるかこれを話し合おうということで

これはまだ不確実性があり
意見が分かれているというふうに
さっきのこのサイトで言っていますね。

そういう意味では
とにかく新通貨だと言っている勢いのあるところと
慎重なところと分かれているらしいんですけど
その間を埋めているのが

このBRICSの銀行である新開発銀行NDBという銀行ですね
これはBRICSの開発銀行ですね。アジア開発銀行とかその手の開発銀行
BRICSに関係する国々で特にアフリカとかアジアの国々は
なかなかIMFから融資を受けられない国があるので
そういう国々にできるだけ融資するというそういう目的のところなんですけど

そこのジルマ・ルセフ総裁ブラジルの方ですよね。

この人は中国のCGTNというテレビ局の独占インタビューで語っているんですけど
「とにかくBRICSの中でまず決済システムをやって
そして新通貨の方向に行きたい」ということを語っていました。

「そうすればドルの独占的な覇権というのは
変わっていくだろうというそういうことを語られていて
今までのドルの覇権の中ではなかなか融資を受けて経済発展をするとか
ということができなかったアジア アフリカ 南アメリカの国々
こういう国々にチャンスが回ってきますよということを語っているんですけど

これがどうなるか

そんな中でBRICSサミット
この優先順位はまずR5を進めることだと
その次に新開発銀行NDBの役割拡大これはまだ議論中だと
ここがいわゆる金を担保にした新通貨融資をできるとか
そこまでまだいけるかどうかというのはまだ議論中ですということでした。

その辺をトータルで考えてエスコバールさんは金を担保にする新通貨は
控えめに言ってもかなり先の話だというジャーナリストとして現実的なことを言われています。

どうなるか分かりません
もしかしたら24日に終わるわけですけど
最後にサプライズの発表があるのかもしれない
ちょっと分かりません

今回のBRICSの首脳会議サミットは去年まではパンデミックがあったので
オンラインでやってたわけですね

久々にリアルでやるわけですけどリアルで集まってやるんですが
その中で集まれない人がいるプーチンさんですね。

プーチンさんは参加できないわけです。
代わりに外務大臣が参加するんですよね
なんで参加できないかというと例の国際司法裁判所という
名前は裁判所なんですけど単なる西側から使われているだけの裁判所なんですが
そのICC 国際司法裁判所が今プーチン大統領に逮捕状を出しているわけですよね。

子どもの誘拐をしているという何だかわけのわかんない話で逮捕状を出している。

その逮捕状が出ているのでこのICC 国際司法裁判所に一応参加している国は
このICCに協力しなきゃいけないということでもしプーチンがこのICCに入っている
南アフリカにこのサミットでやってきたらどうするのかという問題があったわけです。

結局 妥協案でプーチンはオンラインで参加してリアルではラブロフ外務大臣が参加するという
妥協案になったわけですね。

ただ この点についてエスコバールさんは鋭いことを言っているんですけど

「これはプーチンは南アフリカの大統領をテストしたんだと
この状況下で南アフリカの大統領はどう決断をするか」

という結局 妥協案になったんですが


それをプーチンの解釈を翻訳するとこのラマポーザ大統領は
西側に簡単に脅される存在で真の独立した外交政策ではないことを
露呈したという厳しい見方多分当たっているんでしょうね

こういう見方をプーチンはしただろうと言っています。
さて 今回のBRICSサミットで最大の特徴は
BRICSプラスに加盟したいという国が列を成しているという話です。

たくさんの国が加盟を公式に表明していたりとか非公式に表明している。

非公式に表明している国は数え切れないほどあるということなんですけど
公式に表明している国で早急な加盟を希望している国がこれらだと言うんですね

地域的に言うと まず中東の国々 サウジとかイランとか
それから アフリカ アルジェリアとか エジプトとか ナイジェリアだとか
南米 アルゼンチンだとか キューバも入っていますね
アジアではインドネシア タイ ベトナム バングラディッシュから
ヨーロッパから1カ国 ベラルーシですね
ロシアの新ロシア国でベラルーシも名前が挙がっています

こんな中で今回注目されているのが サウジとイランです。

サウジとイランというのは まずイランなんですけど
今 イランの逆襲というふうな言い方をされていて
イランというと もうアメリカからね
アメリカからもう弾圧を受け続けて 経済制裁を受け続けて
アメリカだけじゃない アメリカとかヨーロッパから
ずっと核開発の件で 弾圧を受け続けてきたわけですが

そのイランがBRICSとつながることによって
今 まさに世界史上の中で 逆襲しようとしているという話なんです


イランはBRICSプラスの 最初のメンバーの一つとなる
特権的な立場に今あると
これはエスコバールさんの表現です。

すでにロシアと中国との 戦略的パートナーになっているイランは
これ その通りですね
ロシアと中国というのは BRICS主要5カ国の
特にリーダーの国ですよね
そのロシアと中国と 戦略的パートナーになっている。

特に具体的なところで
国際南北輸送回路 INSTCの インドの重要なパートナーだと
ここにINSTC 国際南北輸送回路が 出てくるんですが これが重要でして
これは何かというとここにインドがあります
インドがあるイランがここにあるロシアがここにある。

今まではアラビア半島を通って スエズ運河を通って
ぐるっと回ってロシアとインドが 繋がっていた貿易で
ところが最初は海を通るんですけど
ここから陸上でまっすぐ イランを通るルートなんですね

イランを通ってアゼルバイジャンを通って そして直接ロシアに入るという
これが国際南北輸送回路 INSTCという
ロシア アゼルバイジャン イラン インド この4カ国を通る
そういうルートなんですね

ここにイランが入っているわけです
なので インドにとってはものすごい 重要なパートナーになっているんですね。

イランがねこのINSTC 全長7200キロ スエズ運河ルートと比べて
輸送コストが約50%削減 輸送日数は最大20日短縮この貿易は今後7年間で3倍になるだろうと
ロシアは2030年までに30億ドル以上を これに投資すると言われているので

これが この辺のことがあるのでイランのBRICSプラスへの 今回加盟 注目されています。

それからもう一つ これはアフガン横断道路という
これ7月20日のレールウェイギャゼットという サイトの記事なんですけど
アフガン横断鉄道 トランスアフガニスタンレールウェイ というんですけど

これは何かというとアフガニスタン パキスタン ウズベキスタンが
この3カ国が合意した横断鉄道なんですね。

アフガニスタンといったら ちょっと前までアフガン戦争をやっていて
国が混乱して 国が体をなしていないはず じゃなかったんですかと思っていたんですが
実は こういうプロジェクトが合意していまして

2027年 もうすぐですよ2027年までにこれが完成すると
これ全長573キロで中央アジアと南アジアの交差点と アラビア海の港を結ぶという
実は これも大変な輸送ルートになるわけです。

これと中国がつながるのでそうすると まさにアラビア海から南アジア 中国に至るまでが
グレーターベイエリアというふうに 言われているらしいんですけどこの鉄道がその象徴になる。

これをサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン MBSさんが


このグレーターベイエリアこそ アジアの未来であるとちょっと前まで 日本とか言われていたのが
まさに こうなってくると 中央アジアだとか 南アジアだとか
それにつながる中国 ロシア インド これがアジアの未来なんだと
というふうに MBSさんは注目していると

サウジアラビアは


そうなると中国というのは ただ お金があって石油を買ってくれるだけじゃなくて
まさに一帯一路 そして 上海協力機構 これが重要になってくるので
ここへの正式な加盟を サウジアラビアは目指していると言うんですよ

そうなると 中国の北京とサウジのリヤドは
エネルギーとインフラに加えて 技術協力も加速させるだろうと
ということが 今 国際情勢の最先端ということで進んでいます。

この辺の話は YouTubeの中でも特に
越境3.0チャンネル カズ石田さんのチャンネルで 詳しく扱われると思うんですけど
こうなってくると もうアメリカもヨーロッパも そして 日本も考えなきゃいけないですよね

BRICSサミットというのは 世界のニューオーダー
世界の秩序が大きく変わるきっかけとなる

新通貨はもうちょっと後かもしれないけど
しかし いろんな意味で 世界の秩序が 変わっていくことになっていくと思います

この後 どんな進展があるか注目していきます。

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