大阪府内で行われた音楽イベントで韓国の女性DJ「DJ SODA(ソダ)」さんが体を触られたと訴え、不同意わいせつと暴行の罪で観客の男女3人が告発された事件で、大阪府警に出頭した男性2人が任意の事情聴取に「SODAさんに手を伸ばし、結果的に胸辺りに触れてしまった」と説明、わいせつや暴行の意図を否定したことが22日、捜査関係者への取材で分かった。府警は立件の可否を慎重に判断する。
捜査関係者らによると、騒動を受けて北九州市の男子大学生(20)と大阪府阪南市のアルバイトの男性(20)が19日夜に東京都内の交番に出頭。21日午後には府警に出頭した。
大学生は任意の調べに「近くまで来たSODAさんの体に触れたいという思いで手を伸ばした。結果的に胸辺りに触れてしまったが、胸を触りたいという気持ちはなかった」と供述。SODAさんの腕を引っ張ったとされるアルバイト男性も「SODAさんを触りたい一心で右腕を触った。危害を加える気はなかった」と話したという。
出頭した2人とみられる男性2人は21日、ユーチューブに投稿された動画に出演。動画内で謝罪し「お酒を飲んで軽い気持ちでやってしまった」と釈明していた。
イベントを主催した「TryHard Japan」(大阪市中央区)が府警に提出し受理された告発状によると、20代とみられる女もパフォーマンス中のSODAさんの胸を触った上、20秒程度抱きつき、肩にキスをしていたといい、府警が捜査している。