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2023年7月21日号:ニュースに一言「百田尚樹のテレビでは伝えられない話」

2023年7月21日号:ニュースに一言「百田尚樹のテレビでは伝えられない話」

●7月13日、これまでの「強制性交罪」が改正され、新たに「不同意性交罪」が施行されました。これはそれまで暴行や脅迫、地位利用などにより無理やり性交を行なっても、それが証明できなかった場合は罪に問えなかったものが、今後は不同意、“同意がない性交”は犯罪になり得るというのです。そしてその“同意”が必要ということは「してもいい?」に対し「ダメ」と拒否されることはもちろん「・・・」と無言であった場合も同意を得たことにはなりません。すなわち「いいわよ」という明確な言質が必要になるのです。
嫌がる相手を押さえつけて無理やり、なんてまともな人間のすることではありません。しかし残念ながらそうまでして、あるいはそのシチュエーションを異常に好み行為に及ぶ輩が一定数存在することは事実です。される側の気持ちを一切顧みないそんな連中が有無を言わせず処罰される今回の法改正に異論はありませんが、実際の運用にはいささかの疑問が残ります。
なぜなら、まずセックスという当事者以外知りえない極めて秘なるものの証明をどうやってするのでしょう。ことに及ぶ前に第三者に立会いを求めてその前で宣誓するのか、あるいは同意書を持参して署名捺印するのか、いずれも現実的ではありません。さらに始める前には「いいわよ」と言っておきながら事後になって「そんなこと言っていない」となったらそれはどうするのでしょう。悪意を持った人間が相手を陥れるために誘い出し、後になって「無理やりだった」ということも可能です。街角で「10000円でどう」と誘われてホテルに入り、帰り際に「30000円」と手を出され断ったところで「無理やりしといてなによ」と言われたらもうおしまいです。
これからは自身を守るためによほどよく知った信用できる相手としか付き合わないようにしなければなりませんが、この法律は夫婦間でも効力があるということで離婚したい妻が夫に対し仕掛けることもできるとなったら嫁さんでさえ信用できません。もはや男性にとってはお手上げのようですが、唯一の救いどころはこの法律が被害者を女性に限定していないところです。これからは「同意していないのに無理やり“された”」と訴えられそうなときには、その前に「無理やり“させられた”」と先制攻撃にでるしかないようです。
続きは、ニコニコ百田尚樹チャンネルで
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