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橋下徹氏・松井一郎氏の新コンサル会社が物議…“口利き”批判噴出→公式HP突然閉鎖の怪
一体、どんなビジネスを展開するつもりなのか。日本維新の会の“生みの親”で、大阪府知事、大阪市長を務めた橋下徹氏と、松井一郎氏の2人が立ち上げたコンサル会社「松井橋下アソシエイツ」が物議を醸している。
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■維新の生みの親設立の「松井橋下アソシエイツ」に批判噴出 公式ホームページに、2人が府知事、市長、国政政党代表経験者であることを前提に〈行政組織、関係企業とのアクセス・調整をスムーズにし、貴社の事業を円滑に進めるサポートをいたします〉と記されていたことから、「役所OBによる口利きに見えてしまう」(立憲民主党・岡田幹事長)と批判が上がっているのだ。
実際、知事と市長をしていた2人が“口利き”したら、効果は絶大なのではないか。 不自然なのは、同社のHPが9日夜時点で閲覧不能になっていることだ。少なくとも7日以降、HPにアクセスしても〈Page not found〉と表示されるだけで、それまで閲覧できた情報が全て見られない状態になっている。 これに、SNSでは〈一体何があったのでしょうか〉〈逃げた?〉〈後ろめたさ全開!〉といった声が噴出。「口利き」批判を受け、慌ててHPを“閉鎖”したということなのか。
■日刊ゲンダイの取材に「大幅変更中」と回答 日刊ゲンダイが「松井橋下アソシエイツ」に電話で問い合わせると、担当者は「HPの内容を大幅に変更するため、一時的に表示をストップしている」「更新が済み次第、再度アップする」と説明。HPを変更する理由について改めて文書で質問すると〈近日中に理由を公表します〉と回答。事業自体を止める気はないようだ。 「政治家が引退後にコンサル業を営み、行政との間を取り持つケースはザラにあります。ただ、後ろ指をさされかねないから、普通はコッソリやるもの。橋下さんと松井さんはどういうつもりなのか。いつも『正面突破』の維新らしいと言えばらしいのですが」(政界関係者)
政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう言う。 「2人とも民間人ですから、コンサル業を行うことに法的な問題はないのかもしれません。しかし、維新の創設者と代表者、しかも行政トップを務めた2人が、行政にアクセスしたい企業に助言を行うというのは、問題なのではないか。現職時代にやれば違法性を問われる『口利き』を、合法的に行おうとしているようにも見える。そう疑われても仕方ないのではないか」 政治家を引退して「身を切る改革」から「実入りを増やす改革」に転向したということなのか。