2023.7.10【トルコ】トルコのエルドアン大統領がウクライナのNATO加盟を支持?越境3.0の石田和靖氏に聞く【及川幸久−BREAKING−】
はい皆さんこんにちはそしてこんばんは及川幸久です
今日は越境3.0チャンネル石田和也さんをゲストで来ていただきました
なぜ今日カズさんに改めて来ていただいたかというと
中東とそしてNATOの女性非常には転換点を来てるなっていうのを
私も越境3.0のカズさんの発信を見ながらすごく感じておりまして
というのはこの今日収録してる今日は7月の10日なんですが先週末でしたっけ
ゼレンスキー大統領がトルコに行ったトルコに行ってでエルドアン大統領と会ったあった
でなんかすごいことを決めてますよね
NATOにウクライナが加盟するのをトルクが支持するという話があったんです
今日はこの辺のところからトルコのエルドアン大統領っていうのは一体何者なんだろう
何者なのか私はこの人はもしかして現代のキーパーソンなのかなっていう感じが
それもそうだし中東のトランプさんですよ
わかりやすく言うとトランプ愛国主義者で保守派で
それでやっぱ国民の伝統とかそういうのをアイデンティティを大切にするとで
近隣諸国との関係を強化していくっていう
そしてグローバリズムに対しては反対の反対ですね
そういう人がなぜ先週末ゼレンスキーとあってでNATO加盟を支持すると言ったのか
この辺とからちょっとお聞きしたいと
そのニュースを見た人ほとんどの人がなんかエルドアンのその奇妙な行動に驚いたと思うんですよね
私もなんでそんなエルドアンがゼレンスキーのNATO加盟を支持するのか僕もちょっと最初思ったんですよ
でなんかねやっぱ色々と不思議に思った点が多かったんで
結構中東関係のメディアを中心にたくさんいろんなメディアを見たんですよね
でそうするとそのゼレンスキーとエルドアンのその会談の後いろんなスケジュールがあるんですけども
その前後関係の点と点を結んでいくと1つにつながるんですよ
なるほどなとこれ結論から言うと
エルドアン大統領のウクライナNATO加盟支持というのはこれは基本的に支持はしているけど
ウクライナのNATO加盟は無理だと思っていますね
現実的にはNATO加盟は無理だけど無理だけどそのポーズとしてウクライナに対してNATO加盟を支持しますよ
というそういう作戦だったんじゃないかなとこれどういうことかというと
ゼレンスキーはトルコの大統領がウクライナのNATO加盟を支持してくれたっていうことは
これはゼレンスキーにとってはウクライナ国民に支持が得られるわけですよ
これがまず一つ目
でも実際いろんなその報道を見てるとウクライナのNATO加盟はもうほぼ無理なんですよね
無理なんですきっと無理なんですでそのことをゼレンスキーそのことをエルドアン大統領
はプーチン大統領にも話してる
なるほどあのエルドランとプーチンの関係ってどうなんですかそこなんですけど
そもそもウクライナのNATO加盟を支持しているからエルドアンがウクライナを支持しているかというと
そうではなくてあくまでも中立、100歩譲ってもロシアとウクライナの間のトルコというのは中立
なるほどでもどっちかと言ったらロシアよりなんではないかなという感じなんですけど
100歩譲ってもまあ中立なるほど中立という前提で今度ね8月プーチン大統領とエルドアン大統領が
イスタンブールで首脳会談をやるんですよ
来月これ場所がイスタンブールでやるんですよ
プーチンさんとエルドアンさんっていうのはこれまで何度か首脳会談やってるんです
けど会談場所というのはカザフスタンとかイランとかなんですね
ロシアよりの国でやってるんですよ
トルコと言う国はロシアよりかもしれないけれどもトルコってNATO加盟国ですよ
なるほどプーチンさんがNATO加盟国に初めて足を踏み入れるんですよ
それも今実質NATOと戦争中なのに戦争中なのにNATOの加盟国のトルコのイスタンブールに
プーチンさんがウクライナ戦争後初めて足を踏み入れる階段なんですね
だからこれものすごい異例中の異例だしある大きな意味があるんですよ
大きな意味というのはこれはねエルドアン大統領はこの間5月大統領選挙をトルコでありましたけど
その大統領選挙の時の彼のエルドアン大統領のマニフェストというのは
まず西側諸国からは距離を置いてロシアとかイスラム社会に回帰するっていうことを公言してるんです
ロシアとの関係強化を進めるイスラム諸国との関係強化を進めるでその代わり西側とは距離を置くとで
その地域に根付いた地域で最も強い国を作っていく
トルコという国を世界の中でも発言力の強い強い国を作っていくというのが
エルドラン大統領の大統領選挙のマニフェストなんですね
なるほどまず一つ地域の国と関係強化をしていくという面でこの地域を安定化させるっていうのは一
つエルドアンさんの使命でもあってで発言力を高めて国際社会の上に立つっていうのも
彼のやりたいことなんですけどもその上でウクライナとロシアの仲介をトルコがやって
戦争終結をさせましたというのは
これはもうエルドアン大統領の悲願中の悲願なんですよ
これを何としてもトルコの力で成し遂げたい
これが一つ
今までこのウクライナとロシアの仲介ってことで
例えばイスラエルの前の大統領だとかなんか何かがトライして入ってきてますよね
しかしなんか全部うまくいってない実現してないんですけど
今回トルコこれはかなり可能性としてあるんでしょうか仲介によって高いと思ってますね
これ何で高いかというとまずさっき言った
プーチンさんがNATO加盟国のトルコのイスタンブールに足を運ぶということで
これロシア大統領の発表ではこのイスタンブールに行って会談をやるっていうことを発表してるけど
8月のどこかでやるとまだ日程は決まってないという感じで発表されてるんですね
でそのプーチンさんがイスタンブールに行って話し合われる内容ってのが3つあって
一つは
ウクライナとロシアの捕虜交換協定の話し合いこれもトルコが仲介してるんです
2つ目が
その延長線上にあるロシアくらいの停戦合意の話これもトルコが仲介をしてトルコが進めるっていう話なんです
3つ目にあるのが黒海の港から穀物の輸出をしているという港あるじゃないですか
でその輸出をしている港っていうのはもともと戦争で封鎖されていてそれで食糧危機寸前まで行ったんですよ
中東の国は中東のアラブ諸国って基本的にパン食なんで小麦を食べるんですね
パンを食べるんですねでそのウクライナ産とかロシアさんの小麦に相当依存してるんです
よなので今回のみんなとか封鎖されることで結構食料危機にもなりかねないし
今回の港が封鎖されてで小麦が中東トルコに行かない
トルコじゃなくてサウジアラビアとかエジプトとかレバノンとかアラブ諸国そのパン食中心の諸国は
言ってみればそのパンの値段が上がったわけですよ
ものすごいパンの値段が上がることでアラブ諸国っていうのはデモとか起きるんですね
もう国に言ったら例えばスーダみたいにパンの値段が上がったことでクーデターが
できちゃうぐらいなんですよ
それでパンの値段っていうのはものすごい敏感な地域で
特にその地域ってサウジアラビアとかバーレーンとかUAとかみんな王様の絶対君主制じゃないですか
そういうところでのデモとかクーデターっていうのはもう非常にセンシティブで起きてはならないわけですよで
だからその要はそのその契約がね確か7月の17日で契約が切れるんですよ
ロシアとの契約の黒海の港から穀物を輸出するっていう契約がでその7月17日で切れる契約を
今回更新をするっていう話なんですね
もともとそのウクライナの戦争が始まって今言われた黒海の港から小麦が出なくなったでも
それを出るようにしたのはトルコですね
その時点でアラブ諸国からものすごい評価が高いんですよね
でそれの期限が7月17日に来るのでそれをもう1回アップデートしようそれ更新しましょうというのが
それ3つ目のテーマで
でそこからまたさらに安定的に小麦がアラブ諸国に輸出されるようになれば
これはやっぱトルコもエルドアンもかなり高い評価が上がって
まさにアラブイスラム地域でのヒーローになれると
そういった3つのテーマで話し合うのが
8月のプーチンさんとエルドアンさんのトルコロシア首脳会談イスタンブールで行われるっていう
でその会談を円滑に進めるために、ここから先は僕の予想ですけど
エルドアン大統領がウクライナのゼレンスキー大統領に対して何らかの交換条件を出したんではないかな
と思うんですね
この和平合意とか捕虜交換協定とかそこを円滑に進めるためにここを譲歩しようと
ウクライナに対してなんか求めた気がするんですよ
その代わりこれを譲歩することができれば私はエルドアンは
ウクライナのNATO加盟を支持するということを国際社会に公言しますとそれで取引どうだっていうような
でその取引をするっていうことをプーチンさんにも伝えてる気がするんです事前にね
だからまあねメディアでウクライナのNATO加盟を支持するという発言をするけれども
実際にはウクライナは入れないとNATOには無理であると無理だけれども支持するという
そういうポーズだけ出すと
でもその代わりそこからウクライナからこういうその情報の材料を引き出すから
これで仲介に持ってったらいいんじゃないかどうですか
プーチンさんていうようななかなかのなかなかの政治的手腕ですね
これもしもそうだとしたらね取引カードがいっぱいあるんですよトルコっていう国が
なるほどねあの基本的になかなか日本の政治だけ見てるとわからないけども
国際政治においては国と国との話って表向きで言ってることとその裏で取引した事って2つあるわけですね
でもそれは裏の部分って後から後からしか出てこないからわかんないけど
でも今回も必ずウクライナだなと加盟を支持すると言いながらその裏では取引の何かがあるはずで
もねこれこのエルドアンさんのこの発言というのは傍から見てると三方よしなんですよ
エルドアンもよしでロシアもウクライナもウクライナもトルクもロシアも
もうみんなよし三法よしみたいな
ウクライナはねさっき言ったようにトルコの大統領が
ウクライナのNATO加盟を支持しているっていうのが国際社会で発信されれば
ゼレンスキーの支持率もウクライナ国内で上がるだろうし
ゼレンスキーとしては自分の立場に対しての不安感が相当あるんでしょうね
しかしたらもう本人もなんかApp通信かなんかのインタビューで言ったけど
もしかしたら市民によって自分はもういなくなっちゃうかもしれないみたいなことね
国内のやっぱり反政府勢力に対してのやっぱ恐怖ってあると思うんですよね
でそういうところに対して少しでもそのゼレンスキーの評価を上げることができるっていうのが
1点でロシアからしてみたらもちろん停戦合意とかそういうのを
ロシアの少しでも有利な方向に動いていけるっていうのが1点で
もちろんトルコからしてみればさっき言ったエルドアン大統領が世界に発信していた
彼のマニフェストはイスラム社会の中でも中心に立つ国際社会で発言力を高めて
世界のもっと高い位置に上り詰める地域社会との関係強化するっていう
これ全部大統領の考え方に沿っているので
ここでねこのエルドアンっていう大統領のなんかちょっと凄みなんですが
そもそもトルコはNATOの加盟国であってでNATOに今入りたいって言ってきたスウェーデンとフィンランドで
これに対してエルドランがダメだって言ってたわけですよね
これは理由は何ですかこれはですねクルド人問題と呼ばれているトルコの国内の内政に関する問題なんですけれども
クルド人というのはもともと第一次世界大戦の時にイギリスが組んだサイクスピコ協定という条約で
中東地域バンバンバンってまっすぐに分化されたんですよ
そこはフランスとロシアとイギリスで分割しましょうっていう協定が採掘に協定だったんですけど
その分割された地域のちょうどど真ん中にいたのがクルド民族なんですね
でクルド民族というのはイランとシリアとイラクとそしてトルコ4つの国にもバラバラになっちゃったんですよ
でバラバラになっちゃったんでどこの国に行ってもそれぞれの民族がいる中でのクルド民族なんで
少数民族なんですねでトルコの国内でも同じなんですよ
トルコにはね1500万人のクルド人が住んでいると言われてて一応ね世界最大の国を持たない民族
って言われてるんですねクルド民族っていうのは
横のつながりあるんですかどこの国に行っても少数民族扱いなので弾圧続けるわけですよ
弾圧されてる中でやっぱクルド人はクルド人の自分たちのその主権とかとかね
権利義務とか欲しいとか思うじゃないですか
それで運動を起こすわけですよで運動を起こしてるんだけど
一部の過激派がいてその過激派が集まってできた組織がクルデイスタン労働者党テロ組織に認定されてるんですけど
でそのトルコではそのpkkによるテロ活動が結構相次いでいたんですよね
でそういうのがあってその犯罪を犯したそのPK系のメンバーがスウェーデンとかに逃げてるわけですよ
でそのスウェーデンは人権を守る国みたいなそんなイメージあるじゃないですか
スウェーデンだけじゃなくて北欧の国々って手厚い人権に対してで
それじゃあ守ろうみたいな動きがあってスウェーデンでpkaの犯罪者が匿われてるんですね
でトルコからしてみればそのテロリストをね犯罪者を匿っているスウェーデンとフィンランドを
NATOに入れてしまっては危険だとだから入れることはできない
それでずっと拒否していたんですよ
でも一応入る方向にフィンランドはねフィンランドはフィンランドはトルコとの約束の中で
色々とその約束を守ってきたのでクルド人に対する扱いとか
あとはトルコに対して武器の金融資産とかもそれももう解除するとか
いろんなことをトルコの言うことを聞いてくれたのがフィンランドなんですよ
スウェーデンはまだその言うことを聞いてなくてで
これはスウェーデンのトップ政府もじゃあそのクルド人をトルコに引き渡しますよって
約束はしたんだけど約束をしたんだけど人間を引き渡すというのは
やっぱり裁判所の許可とかそういうのが判決が必要なので
その裁判が先に進んでいないんですって裁判で結果が出ないんですっていう言い訳を
スウェーデンはトルコにしてトルコ側は何だよ言ったのに約束守らないじゃないかというので
今スウェーデンに関しては暗礁に乗り上げる
そういうまあNATOの中でエルドアン大統領の発言っていうのが結構影響力があるっていうかありますよね
これはねやっぱり今のウクライナ戦争に関して言えば
ただ一人ですよそのプーチン大統領と交渉ができる人間はそこNATO国内で加盟国内でNATOって見ると
今やもう本当にあのロシアを潰せプーチンを潰せみたいに見えるけど
でもその中で実はプーチンと繋がってるプーチンと繋がってるし来月の会談もやるし
まあ仲介役も買って出ていて結局のところ
プーチンと顔を合わせて話ができる交渉ができるのはもうトルコのエルドアンしか残ってないと思うんですね
NATOの中にはそんな中でね、プーチンロシアって言うとBRICs今BRICsが新通貨を作るとか
グローバルサウスをまとめるとかいろんな意味でも話題集中ですよね
BRICKでそのブリックスの中心人物であるプーチンと
それからNATOの加盟国の一つであるトルコのエルドランはNetflixに対してはどうなんですか
もう前向きですよね前向き入りたいという
そういう意志は表示してたと思いますよ
NATO加盟国でありながらオリックスにも入っちゃう入るかどうかわかんないです
けどなんか入る石入りたい意思というのは持ってると思いますね
それだけ要するにbricksよりにはなってるわけですねなってますね
フランスのマクロの大統領だってね今度brixの会議に参加したいって言ってますよね
なるほどこの辺がblixとNATOっていうのがまあまあ性質は違うんだけど
対立関係どころかもしかしたらBRICsの方にはどんどん引き寄せつつあるのかもしれない
ですねまあでもblixっていうのはあくまでも軍事同盟ではなく経済的な色合いの強い同盟なので
NATOとBRICsが対立するという感じじゃないけど
まあでもNATOとかEU西側諸国からしてみたら面白くないでしょうね
どんどんどんどんこの磁石のように引き寄せられるブリックスの塊っていうのがね
盛り上がってきてますんでその時にこのトルクのエルトラン大統領の今後の動きっていうのと
そのプーチン大統領との関係これがますます力を持ってくる
そうですねでそのさっき言った8月のプーチンとエルドアンのロシアトルコ首脳会談とか
8月日程は決まってないんだけれどもこれ僕の勘ではおそらくその8月の22、23、24、で開かれる
ブリックス首脳会談の直前にやるんではないかなとで
そこでウクライナロシアのその停戦が行われるかもしれないっていう
そこまで持ってってそれを仲介したのはトルコですよという
そのお膳立てまで作ってでっかい土産を持ってプーチンはブリックス首脳会談に
参加するというのが一番綺麗なストーリーだと思うんですけどね
プーチンさんにとってはいやここねあの今週リトアニアでビジネスでね
明日ですね来月は今の話のブリックスのサミットがあるとその間に
このプーチン大統領何かが動くかもしれないなぁと睨んでるんですけど
重要な時になってきましたねはいでもなんか不思議な話は
この話の中にアメリカがバイデンさんが出てこないと出てこないですね
これが今の世界情勢の現実なのかもしれません。