【WiFi戦争】アマゾン奥地の先住民族と軍が衝突　4人が死亡　原因はWiFiのパスワード変更

先日、アマゾンのジャングルでWiFiをめぐるトラブルが発生し、ベネズエラ（南米）の兵士を積極的に攻撃したヤノマミ族の先住民4人が殺害される事件がありました。

3月20日、ベネズエラ・アマゾンの奥地、ブラジルと国境を接するパリマBの軍事基地で、ヤノマミ族先住民のグループが兵士に近づき、WiFiのパスワードを要求してきたのです。

先住民コミュニティと軍は、WiFiパスワードの共有に合意している。数年前、彼らは軍の基地のインターネット接続を利用して、自分たちの土地での不正行為、特に金の違法採掘を迅速に報告するよう政府と取り決めた。

しかし先月、基地の指導者が交代し、無線LANのパスワードも変更された。兵舎まで行って報告し、新しいパスワードの発行を求めたにもかかわらず、そこの兵士はきっぱりと拒否した。

内部報告書によると、この衝突で4人が死亡、ヤノマミ族のアボリジニ3人と兵士3人の計6人が負傷したという。事件から数日後、治安部隊が到着した。

兵士のうち2人は人質に取られ、わずか数日の和解の後、解放された。その後、アマゾナス州の州都プエルト・アヤクチョの病院へ搬送された。

原住民が射殺された場所


報道によると、この衝突には銃のほか、弓矢も使用されたという。警察は9mm拳銃1丁とライフル弾70発以上を押収した。

ベネズエラのアマゾン保護を提唱する団体「SOSオリノコ」の創設者で人類学者のクリスティーナ・ブレリ氏は「これは前例がないことだ」と述べた。「兵士がこの古代の部族に武器を向けたのは初めてのことです」。

南米最大の先住民族コミュニティの一つであるヤノマミ族。ヤノマミ族が初めて部外者と長期的に接触したのは、ブラジル政府がベネズエラとの国境を画定するために軍隊を派遣した1940年代だった。

https://www.newsnpr.org/cant-get-wifi-password-4-amazon-aborigines-pulled-out-bows-and-arrows-to-attack-soldiers-and-were-shot-dead-4/

去年の記事だが
→アマゾン破壊に銃撃…ブラジル先住民保護区で横行する違法採掘

ヤノマミ保護区ではマフィアによる違法伐採が横行してて
マフィアからヤノマミへの襲撃も起きている

インターネットで通報できないと死活問題だろうね