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「タヌキ寝入り」にだまされた都民たち: 愛国女性のつどい花時計

「タヌキ寝入り」にだまされた都民たちSource: 愛国女性のつどい花時計

 

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4日、投開票された東京都議選挙は予想外の結果に終わりました。「大惨敗か!?」と予想された「都民ファーストの会」が議席数を減らしたとはいえ、自民党(前回より10議席増やして33)と2議席しか違わない、第二党として31議席も獲得できたのはまさに奇跡でした。これは「都民ファーストの会」が頑張ったからではなく、小池都知事の「タヌキ寝入り作戦」に都民がまんまと騙されたからでしょう。時系列に選挙戦を見ると、それがよく分かります。

都議選の公示日直前に小池都知事は緊急入院しました。原因はよく分かりません。「過労のため」と言われていますが、これは政治家がよく使うテだった、と見ていいでしょう。選挙戦の最中、小池さんは入院を続け、選挙応援にはまったく姿を見せませんでした。もちろん都政に対しても何もしていません。オリンピックを目の前にして、なんて無責任な、と私は怒りを覚えていましたが、多くの都民はそうではなかったのです。「小池さん、コロナ対策で奮闘してきっと疲れちゃったんだ」とか「働きすぎなんだ、可哀そうに・・・」と有権者の同情を呼び、急に「都民ファーストの会」の支持率が上昇し始めました。そして73日、投開票日直前になって、小池さんはおもむろに姿を現し、「都民ファーストの会」候補者の事務所を陣中見舞いに回りました。そしてにこやかに有権者に手をふる姿がテレビに映されました。周到に練られた作戦だったと思います。

 石原前都知事も選挙戦の最中、選挙運動をしなかったと言われています。青島前都知事も選挙運動をしなかったと公言していました。それでも当選するぐらいの知名度のある人でなければ、そもそも都知事に当選しません。小さな国と同じぐらいの面積と経済規模を持つ首都、東京の知事になるというのは、知名度がなかったら到底無理です。だから、どうしてもタレント候補に有利になるわけです。しかし、タレント候補というのはパフォーマンスは上手でも行政手腕はほとんどありませんから都政は混乱し、都庁の職員は振り回され、都民の暮らしはちっとも良くなりません。

 築地市場の移転問題をこじらせ、都政を混乱させただけの小池さんが都知事に再選できたのは、降ってわいたようなコロナ騒ぎのお蔭でした。毎日のようにメディアに登場し、深刻な表情で危機をあおることで「私は都民を守るためにこんなに頑張っている」感を出すことに成功しました。コロナ騒ぎが収束しない方が彼女にとっては有利だったわけです。だから、やらなくてもいい緊急事態宣言を無理にでも出し続けました。本当の感染源は他にあると分かっていながら感染源でもない飲食店に時短要請などを出し、経済を疲弊させました。多くの飲食店が時短要請のせいで潰れました。飲食店に対する補償金をしぶしぶでも出し続けた結果、都の財政状態は相当、悪化しました。しかし、彼女にとっては都の財政もオリンピックも関心の外だったのではないでしょうか?

 もともと兵庫県出身の小池さんにはおそらく東京という土地に愛着はないのだろうと思います。そして都民も、多くが他県から来た人たちです。仕事や結婚などで他県から東京に来ているために愛郷心というか、東京を良くしたいという気持ちはあまりないのではないでしょうか。東京は首都であり、肥大しつつある日本の顔なのですが、残念ながら傑出した知事は現れない条件が整ってしまっています。本当に残念なことです。

 小池さんは確かに働き者かも知れませんが、それは都民のためでもなく、ましてや日本のためでもありません。彼女は徹底して「自分ファースト」です。自分がメディアに露呈し、人気を博することを目的に動いています。しかし権力を握って何がしたいのか、それが不明です。お金のためなのか、名声のためなのか、それも分かりません。一人の人間として、一人の女性として、何を望んでいるのかが分からないのです。

 彼女の望みはもしかしたら、テレビに映ることだけなのかも知れません


Source: 愛国女性のつどい花時計

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