スポンサーリンク

データはありません

6.28 暗号資産“歴史的大暴落” 時価総額2200億円→「ゼロ」 

暗号資産“歴史的大暴落”の阿鼻叫喚 時価総額2200億円→短時間で「ゼロ」 

安定したコインとは「定義必要」の声

ビットコインやドージコインなど激しい値動きで知られる暗号資産(仮想通貨)だが、とんでもない大暴落を記録したのがTITAN(チタン)という名の暗号資産だ。一時約2200億円あった時価総額が、短期間でほぼゼロの状態となってしまった。ネット上でも投資家が阿鼻叫喚となっている。

 ネット上で「歴史に残る大暴落」「もう人生やめたいレベル」「仮想通貨は地獄」などと騒動になっているのは、「IRON Titanium Token(TITAN)」という暗号資産。16日午後2時ごろ、最高値64ドル(約7050円)の値を付けたものの、そこから急降下し、17日の昼頃には、約0・000000015ドルにまで価値が下がった。一時は約20億ドル(約2200億円)あった時価総額もほぼゼロの状態になった。

 暗号資産を発行するアイアン・ファイナンスの公式ホームページでは、ハッキングやアプリケーションの脆弱(ぜいじゃく)性などが暴落した理由ではないとした上で、購入を控えるよう警告している。

チタンとは一体何なのか。『仮想通貨のすべてがわかる本』(ソーテック社)などを執筆する高橋諒哲氏は「仮想通貨史上でもまれな暴落を記録したチタンは、アイアンと呼ばれるステーブルコイン(安定した価格を実現するように設計された通貨)を作る運営元が発行している。アイアンを購入するためには米ドルに連動したステーブルコインおよびチタンの担保が必要になる。またアイアンと米ドルに連動したステーブルコインを預け入れるとチタンを受け取ることもできたため、利息が増幅していく仕組みがあった。とはいえチタンの価格が急激に下がるとアイアンも機能しなくなることから、リスクの高さは必然といえるものだった」と指摘する。

 原因については不明な点も残るが、この大暴落により、ユーチューブで全財産を失ったと主張する人が何人も現れたほか、暴落前にSNSでインフルエンサー(影響力が大きい発信者)がチタンの購入を勧めていたことも注目されている。

 米プロバスケットボール(NBA)でオーナーを務める実業家のマーク・キューバン氏もチタン暴落の影響を受けたとツイッターで明かし、米ブルームバーグに「安定したコインとは何かを定義するための規制を導入すべきだ」と話した。

 「錬金術」の夢は見ないほうが身のためか。

スポンサーリンク




ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

2,402人の購読者に加わりましょう

この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事