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真正保守「夫婦別姓推進派がめざすもの」: 愛国女性のつどい花時計

真正保守「夫婦別姓推進派がめざすもの」

 

 

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 623日、夫婦別姓を認めない民法と戸籍法の規定が憲法に違反するかどうかが争われた裁判で、最高裁大法廷(大谷直人裁判長)は「合憲」という判断を示しました。2015年にも同じような裁判があって「合憲」の判断が示されていました。2015年の時は15人の裁判官のうち5人が「違憲」の判断をしていましたが、今回は4人が「違憲」という判断でした。

 この裁判の原告はどういう人か、というと3組の事実婚をしている男女です。2018年にこの人たちは婚姻届けを出しました。しかし姓を夫と妻どちらの姓にするか、という欄で夫婦両方に☑を入れたために受理されませんでした。そこで1組は東京家裁に、2組は東京家裁立川支部に申し立てをしました。彼らの主張は「同姓規定は別姓を望む夫婦を法律婚から排除しており、憲法の保障する法の下の平等や婚姻の自由に反する」といいうものでした。

 私がいつも不思議に思うのは、事実婚をしている人たちは事実上、夫婦なのに、なぜ「法律婚」を望むのか、ということです。彼らは同じ家に住み、子供を作り、一生を共にできるのに、なぜ「法律婚から排除されている」と主張するのでしょうか?日本の民法では姓は男か女、どちらかの姓に統一しなければならないとされています。「夫の姓に統一しなさい」とは言っていません。だから夫が妻の姓を名乗ってもいいのです。それがなぜ女性差別につながるという理屈になるのか、理解できません。

 「結婚して姓が変わるのは嫌だ」と 主張する女性がいますが、そもそも実家の姓だって自分で選んだわけではありません。偶然、そういう家に生まれたというだけです。名前は親がつけたものです。男だって養子に行ったりして姓が変わることは珍しくありません。昔の武士は子供の時の名前(幼名)と成人してからの名前は違うのが普通でした。姓や名前の習慣というのは国によっても違うし、時代によっても違うのです。

 夫婦別姓が問題なのは子供の姓をどちらにするか、で揉めることです。父親と母親の姓が違えば、家庭の中に姓の違う人間が存在することになります。お父さんとお母さん、どっちの姓を選ぶの、と子供に選ばせるのは酷です。夫婦別姓派の論理に欠けているのは子供の気持ちを思いやる温かさです

 20017月に政府と各省庁が「通称使用に関する申し合わせ」をしました。結婚した女性が希望すれば、職場で旧姓を名乗れる環境がかなり整いました。民間企業ではもともと官庁よりも旧姓使用に関しては自由でした。私も職場では旧姓を名乗っていましたが何の不都合もありませんでした。つまり、別姓推進派が主張している「夫婦同姓は女性が社会で活躍する上で不都合がある」という理論はもう破綻しています。では、彼らはなぜ執拗に夫婦別姓にこだわるのでしょうか?

 社民党の福島瑞穂議員は夫婦別姓推進派であり、ご自身も事実婚をしています。彼女は「家族だって一つの定義に過ぎない。家族も個人のネットワークなんだ」とか「別姓の夫婦が多くなれば、外から見ると事実婚なのか法律婚なのか、分からないと思います。私は事実婚なのか、法律婚なのか、まったく分からなくした方がいいと思うんです」と著書の中で語っています。民主党政権の法務大臣だった千葉景子氏は「戸籍を家族から個人単位に変えるべきだ」と語っています。つまり夫婦別姓推進派が実現したいのは女性の不便を解消することではなく、日本の戸籍制度を変えることです。戸籍の解体です。

 日本社会の底力の基は家庭であり、家族です。昔に比べれば家族の絆は弱まっているとはいえ、日本はまだ欧米よりは家族の共同体意識は残っています。中国や韓国、台湾に比べても日本は離婚も少なく、少子化も言われるほどは進んでいません。しかし夫婦別姓にしたら間違いなく離婚は増えるでしょう。実際、夫婦別姓推進派が理想社会のように崇めているスウェーデンでは離婚率が50%を超え、新生児の約半数は事実婚夫婦から生まれた子供です。

 夫婦別姓を推進したい人たちの狙いは戸籍の解体であり、日本の家庭の破壊なのです

 


 [岡1]


Source: 愛国女性のつどい花時計

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