真正保守!PB黒字化目標と「経済の世界的な潮流」:三橋貴明

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真正保守!PB黒字化目標と「経済の世界的な潮流」:三橋貴明

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【新番組】「安藤裕と三橋貴明の日本経済論 第二話」(前半)三橋貴明 AJER2020.6.7 令和の政策ピボット呼びかけ人に「ジャーナリスト 上島 嘉郎様」が加わって下さいました。また、メルマガ「令和ピボットニュース」が始まりました。皆様、是非とも、メルマガ登録を!

森永康平氏再登場! 国民分断引き起こすコロナ禍の実情を知ってくれ

 

[三橋TV第405回] 三橋貴明・森永康平・高家望愛

骨太の方針が閣議決定されました。 予想通り、2025年度PB黒字化目標の堅持が復活してしまいました。また、「新型コロナの経済財政への影響を検証して、目標を再確認する」 とのことなので、恐らくは達成期限の先延ばしをまたもややるのでしょう。 

いずれにせよ、財務省の官僚がガッチリとガードしている菅義偉総理の内閣が、財政拡大に転じる可能性は極小です。 頑なに緊縮財政の維持にこだわる官邸、財務省。  

もっとも、世界的な潮流あるいは「歴史」は、日本に緊縮の転換を求めています。

【G7サミット 共同宣言の全文】

『(前略)我々は、必要な期間にわたり経済への支援を継続し、我々の支援の焦点を、危機対応から、将来に向けた強固で、強靭で、持続可能で、均衡ある、かつ包摂的な成長の促進に移行させる。回復が確かなものとなれば、我々は、将来世代の利益のためにも、将来の危機に対応し、より長期的な構造的課題に対処できるよう、財政の長期的な持続可能性を確保する必要がある。 

.我々は、働きがいのある人間らしい仕事の維持、支持及び創出、質の高いインフラ、イノベーション、訓練及び技能への投資、不平等への対処を含め、主要な優先課題を共有する。我々は、お互いの計画から学び、回復へのそれぞれの段階を通じアプローチを更新することを確保すべく、引き続き意見を交換し、ベストプラクティスを共有する。(後略)』

 「必要な期間にわたり経済への支援を継続」に、日本の菅総理は「合意」したのです。 となれば、今年度の補正予算は最低でも70兆円規模、策定しなければなりません。(このままでは新規国債発行額の対前年比が70兆円減になってしまいます)  

サミットの共同宣言文を読んでみると、経済産業省の「新機軸」と路線を同じくしているのが分かります。無論、「アメリカからの圧力で、経産省が~」といった話ではなく、「世界の潮流」に従って新機軸が打ち出されたのでしょう。 

そして、サミットの合意や、経済産業省の「新機軸」を実現するためには、緊縮を転換しなければなりません。【三橋貴明の音声歴史コンテンツ 経世史論】リクエスト多数につき再掲載!作家・古代史研究家続きをみる

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Source: 三橋貴明氏ブログ

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