台湾の有名ホテル「圓山大飯店(グランドホテル)」
が公式インスタグラムを更新
客室の照明を点灯し片仮名で「カンシャ」の文字
=ネットの反応「国民党・蒋介石の夫人、宋美齢のホテルだよな… 隔世の感と、何か感慨深いものがあるな」
台湾の有名ホテルが感謝を表明
台湾の有名ホテル「圓山大飯店(グランドホテル)」が5日、公式インスタグラムを更新し、日本への感謝を表明した。夜に撮影した同ホテルの写真では、客室の照明を点灯し片仮名で「カンシャ」の文字を作っている。
インスタには「カンシャ 感謝」と題してコメントを掲載。「今日、グランドホテルは、日本への『ありがとう』を込めて明かりをともしました。風と雨の中、飛行機は台湾に着陸しました。大変な中、温かさを送ってくださった海外の友達、日本人の友達に感謝 いつまでもこの日を忘れません。」とつづっている。
台湾では、新型コロナウイルスの感染が拡大している。日本政府は緊急支援として、英アストラゼネカ製ワクチンを台湾に提供することを決定。4日に第1弾が現地に到着していた。
圓山大飯店(グランドホテル)のインスタグラム
圓山大飯店(グランドホテル)が建っている場所は、日本統治時代に台湾神社がありました。やがて終戦になり、日本人が引き上げた後は、台北市の所有になったのですが、1952年に蒋介石の夫人、宋美齢が無許可で圓山大飯店を建てたのです。もちろん経営は彼女の一族で行われ、さらに圓山大飯店は、空港のレストランやチャイナエアラインの機内食なども手がけていきました。
1975年に蒋介石が亡くなると、彼女は台湾の財宝とともに専用機でアメリカに脱出しました。圓山大飯店の経営はその後も一族によって続きましたが、1998年やっと台湾銀行が出資する財団法人に移り、経営体質も一新されました。空港レストランや機内食運営は廃止されて、6月23日にリニューアルオープンということになりましたが、現在でも「圓山大飯店のオーナーは宋美齢」というイメージは強く残っています。
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