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真正保守!評価高まる岸防衛相!言動が注目されている「兄弟宰相」の可能性も

【台湾CH Vol.374】日本覚醒!

岸防衛相「台湾の状況は我が国の問題」発言の画期性

/ 中国が卑劣な妨害!

日本の声援も空しく台湾のWHO参加ならず / 毛沢東はかつて台湾独立を支持 [5/29]

【ニュースの核心】評価高まる岸防衛相 ワクチン架空予約に厳重抗議、与那国島視察では台湾に言及 「兄弟宰相」の可能性も

 

 岸信夫防衛相の評価がうなぎ上りだ。最近では、政府が東京と大阪に設置した新型コロナワクチンの大規模接種センターでの架空予約報道をめぐって、ニュースサイト「AERA dot.(アエラドット)」を運営する朝日新聞出版と、毎日新聞に対して厳重抗議した。

 それも形だけではない。

 産経新聞によれば、「ワクチン接種を希望する65歳以上の方の機会を奪い、ワクチンそのものが無駄になりかねない悪質な行為だ。厳重に抗議する」と強い言葉だった。

 両社は「架空の接種券番号で予約できた」と入力を試したうえで、予約システムの不備を指摘した。実際には、架空の番号では接種できないが、それでも、予約自体が混雑している状況では、岸氏が言うように、正規の予約を妨害する結果になりかねない。

 マスコミに批判されると、すぐ「不備を改修する」などと腰砕けになっても、おかしくないところだったが、岸氏は「短期間でシステム(の改修)を実現するのは困難だ」と、きちんと反論した。完璧なシステム構築に時間をかけるより、国民の命を守るワクチン接種を急ぐという判断だ。

 政治家が、こうした気骨ある対応を見せるのは珍しい。久々に痛快だった。

 私が最初に注目したのは、4月17日に岸氏が行った日本最西端の沖縄県・与那国島への視察である。

 この日はどういう日だったか、と言えば、米ワシントンで16日(日本時間17日)、日米首脳会談が開かれていた。会談の共同声明には、「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調するとともに、両岸問題の平和的解決を促す」と書き込んだ。

 与那国島は台湾から、わずか110キロしか離れていない。岸氏はそんな最前線の島に降り立って「わが国の安全保障にとっても、国際社会の安定にとっても、台湾の安定が重要」と強調した。

 

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 まさに、岸氏はワシントンでの日米首脳会談と連動して、日本が「台湾海峡の平和と安定」に貢献する強い政治的意思を現地で表明したのである。中国に大きな牽制(けんせい)になったのは、言うまでもない。

 平和維持活動などを別にすれば、日本の防衛相が中国を念頭に、日本の安全保障に関わるホットスポットの現場で、政治的なメッセージを発信した例があっただろうか。私は思い出せない。

 岸氏は、安倍晋三前首相の弟、安倍晋太郎元外相が父、岸信介元首相は祖父に当たる。政治家としてサラブレッドの血筋である。参院議員(山口県選挙区)として2回当選を重ねた後、衆院議員(山口2区)にくら替えして、いま3期目だ。まだ62歳である。

 私は、肝心な場面で的確な発信をした先の2つの例を見ると、経済閣僚や自民党の要職などを重ねれば、いずれ岸信介・佐藤栄作兄弟のように、安倍晋三・岸信夫の兄弟宰相が生まれる可能性もあるのではないか、と思う。

 とはいえ、まずは防衛相の仕事である。沖縄県・尖閣諸島についても「自衛隊ここにあり」という存在感を発揮してもらいたい。東京五輪・パラリンピックが開かれれば、岸氏と自衛隊の活躍を目にする機会もあるはずだ。

 ■長谷川幸洋(はせがわ・ゆきひろ) ジャーナリスト。1953年、千葉県生まれ。慶大経済卒、ジョンズホプキンス大学大学院(SAIS)修了。政治や経済、外交・安全保障の問題について、独自情報に基づく解説に定評がある。政府の規制改革会議委員などの公職も務めた。著書『日本国の正体 政治家・官僚・メディア-本当の権力者は誰か』(講談社)で山本七平賞受賞。ユーチューブで「長谷川幸洋と高橋洋一のNEWSチャンネル」配信中。

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