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真正保守!“絶好調”8連勝の阪神に甲子園開催の危機「中止か延期か」 

“絶好調”8連勝の阪神に甲子園開催の危機 

緊急事態宣言で吉村府知事「中止か延期すべき」 

猛虎がコロナの猛威に振り回される事態に

阪神は20日、巨人との首位攻防第1ラウンドを制し、7年ぶりの8連勝。16年ぶりのリーグVへ開幕から爆走するなか、足元ではコロナ禍が再び猛威をふるっている。本拠地の甲子園球場がある兵庫県は新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからずこの日、政府に対し緊急事態宣言発出要請に向け最終調整に入った。隣接する大阪府の吉村洋文知事(45)は先に正式要請した上で人流抑制のためスポーツイベントを「原則中止か延期すべき」とした。20試合を終えて16勝(4敗)は2リーグ制(1950年)以降では最多。開幕ダッシュに成功した猛虎が、再びコロナに振り回されかねない事態となっている。(山戸英州)

 昨季3勝9敗と鬼門の東京ドームで、宿敵を5本塁打で圧倒した。

 新外国人4人の隔離期間が明け、立場が危うくなっているマルテが、初回と3回に2打席連続アーチで3打点を挙げ、戦前まで1本塁打の4番・大山が2本塁打を含む3安打3打点と大暴れだ。

 先制した試合は15連勝とし、5回4失点の先発・西勇輝に3勝目(1敗)をプレゼント。マルテはヒーローインタビューで、虎党が陣取る左翼席に向かって弓を引く「ラパンパラ」ポーズを見せて喜びを表現した。

 だが、快進撃のチームにいまだ収まる気配がない新型コロナウイルスの脅威が忍び寄ってきた。本拠を構える兵庫県と生活圏が同じ大阪府はこの日、吉村知事が政府に緊急事態宣言発出を要請した。

 

2週間前に適用された「まん延防止等重点措置」で感染減少の効果がみられず、新規感染者も火曜日最多の1153人に上った。旧来型より感染力が強いとされる変異株の影響は大きく、特に重症者治療に必要な病床数不足は深刻で、より強い対策が必要と判断した。

 今年1月に発出された2度目の緊急事態宣言では午後8時までの時短要請にとどまっていたが、今回はテーマパークや大規模遊興施設、百貨店、飲食店に対して休業要請する考えを示し、3週間から1カ月を想定している宣言期間中のスポーツイベントについても原則「中止か延期すべき」とより強い措置とする構えで、当然プロ野球の開催可否への影響は避けられない。

 現在、甲子園球場の観客動員数や入場券発売、配席については、球団が兵庫県とやり取りをして決めている。球団関係者は「大阪にはオリックスさんが本拠を構えている中での吉村知事の発言は衝撃的。球団と連携があまりうまくいってないのではないか」と推察しながらも今後、兵庫県から開催可否の話が出た場合「試合を『止めてくれ』と通達が来たら対応しないといけない」と深刻に受け止めている。

 集客イベントであるプロ野球にも関わらず、人の流れを抑制する真逆の動きをするのは困難をともなう。近県での代替開催にも「結局、関西からファンも移動するし、うちだけでなく対戦相手を含め計200人程度の関係者が大挙して動くことは、今の感染状況をかんがみると現実的な話ではない」。観客も球場内でコロナ感染を防げても「公共交通機関を利用したり飲食もする。感染リスクはそこかしこにある」と指摘する。

前日19日に日本野球機構の斉藤惇コミッショナーは、Jリーグとの「新型コロナウイルス対策連絡会議」後の会見で「緊急事態宣言イコール無観客というジャッジは避けてもらいたい」と話し、緊急事態宣言が発出された場合でも試合続行は可能との見解を示したばかりだが、1日にしてひっくり返されかねない事態になっている。

 前出の関係者は「上限5000人まで観客を入れられるといっても、諸経費を差っ引けばなかなか厳しい数字になる。無観客開催で放映権料確保という手もあるが、事態が二転三転すればファンにも迷惑がかかり申し訳ない。すでに7月中旬から1カ月近く東京五輪開催に伴う試合中断期間が設定されているが、前倒しの中断期間も検討すべきだ」と気をもんでいる。

 思い起こせば阪神は昨年も、選手や関係者複数人が感染。当時の揚塩球団社長が事実上の引責辞任を余儀なくされた。好調なだけに、またコロナ禍の直撃を受けるのはつらいところだ。

 

 

 

 

 

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