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映画「めぐみへの誓い」を見てSource: 愛国女性のつどい花時計

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      映画「めぐみへの誓い」を見てSource: 愛国女性のつどい花時計  


 
「めぐみへの誓い」という映画を知っていますか? 北朝鮮の工作員によって拉致された横田めぐみさんの物語です。219日からロードショーが始まり、全国で次々と上映されているようです。しかし東京では池袋の「シネマロサ」でしか上映されていないようだし、メディアがほとんど取り上げていないので上映していること自体、あまり知られていないのではないでしょうか? これは日本人必見の映画なので、もっと多くの映画館で上映して欲しいです。

 拉致事件は現在も進行中です。何しろ実行犯が一人も逮捕もされず、事件の全貌がまったく分かっていません。もしかしたら今現在も拉致されている日本人がいるかも知れません。拉致の手引きをしたと思われる朝鮮総連という組織が温存され、その下部組織の朝鮮学校にすら警察のメスを入れることもできません。何の罪もない純朴な日本人が多数(しかも若者が)拉致されたというのに、北朝鮮を批判する政治家もほとんどいません。スパイ防止法がないので、拉致実行犯を特定できたとしても逮捕することもできない状況です。

 こういう状況に風穴を開けようと映画製作に挑んだ監督や関係者、資金援助をした多くの日本国民がいたことは救いです。左翼のプロパガンダ映画と違って、この映画は事実をできるだけ忠実に描こうとしています。警察が情報を隠蔽したこともあり、判明していることが少ないにもかかわらず映画製作に着手した監督の勇気に敬意を表します。しかし、不満に思った部分もあることは事実です。それは、家族愛に焦点を当てすぎている、ということです。映画のキャッチフレーズ「引き裂かれた家族の絆の物語」というのは、拉致の事を何も知らない人に対して間違った印象を与えるのではないか、と思います。

 横田めぐみさんは拉致事件の象徴的人物です。13歳の少女が拉致されたという事は衝撃的で、映画のヒロインとして焦点を当てるのは当然です。しかし、横田めぐみさんのように恵まれた家庭環境の人はむしろ例外的だったのではないでしょうか? ある日突然、日本社会から忽然と姿を消しても周囲の人に気づかれない方が北朝鮮にとっては好都合です。だからどちらかというと親兄弟と縁の薄い、友達の少ない、いなくなっても誰も本気になって探したりしない人が、狙われたのではないかと思います。もちろん、その事も監督は理解されていて、藤田進さんや田口八重子さんが拉致されたケースをきちんと出しています。しかし拉致事件に詳しくない人が見ても、その意図は分からない程度の描き方に過ぎません。なぜ彼らが狙われたのか、ということが見る人に分からないのです。

 拉致は工作員だけではできない事です。必ず協力者がいたわけで、そのほとんどは在日朝鮮人です。その事も監督が描こうとしていたのは分かりますが、もっとハッキリと描かないと普通の日本人にはピンと来ません。「金本印刷」という会社の社長さんが登場しますが「金本」という名前だけで「この人は在日朝鮮人だ」と、ピンと来る日本人はそう多くはないと思います。描きづらいテーマだというのはよく分かるのですが、日本人に警鐘を鳴らすために、もっとハッキリと描いて欲しかったです。

 私も拉致事件のことを知る前は、日本の家族の絆というものは他国に比べて非常に強いと思っていました。しかしそれは戦前の話で、今は日本の家族や家庭自体が弱体化しています。公民の教科書に「家庭」という言葉を載せることすら難しくなっています。日本国憲法には個人の権利の話ばかりで、家族の大切さは謳われていません。個人が大事だ、ということばかりが叫ばれ、大人になると、兄弟とも親ともあまり連絡を取り合わない人も増えています。北朝鮮はそのような日本社会の状況をよく調べていて、予めターゲットを絞っていました。たとえば既婚者よりは独身者や離婚した人などが狙われました。だからこそ決して許すことのできない、凶悪な国家犯罪なのです。

 ともあれこの映画が製作され、一般の映画館で見ることができるようになったことは一歩も二歩も前進だと思います。一人でも多くの日本人にこの映画を見て欲しいです。日本は北朝鮮と戦争をしている訳ではありません。日本は今、どこの国とも戦争をしていません。しかし、平和だと思っていた(思わされていた)戦後日本で、実はこんな凶悪犯罪が堂々と行われていたのです。拉致事件の被害者は、戦後日本の平和幻想の犠牲者なのです。

  東京では豊島区の「ロサ会館」で上映中です!

https://loco.yahoo.co.jp/place/g-39u8laIMucY/?utm_source=dd_spot&sc_e=sydd_spt_slo_p_ttl&lsbe=1

 

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