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真🌸保守速報!猫系作家の時事評論古谷経衡は病んでる??「我那覇真子氏を攻撃する日本の恥さらし」

真🌸保守速報!

猫系作家の時事評論古谷経衡は病んでる??「日本の恥さらし」髪切れ!

<安倍ロスで菅にも不満、頼れるのはトランプだけ? 日本の保守派の児戯にも等しい喚き>

12月14日、次期アメリカ大統領を決める選挙人投票が行われ、2021年からのバイデン大統領誕生が確定となった。11月に行われたアメリカ大統領選挙で選ばれた「大統領選挙人」による投票で、バイデン候補が勝利するのは明らかだった。

しかし世界でただ一国だけ、この米大統領選挙でトランプ勝利を最後まで疑わないものが存在した。それが日本の所謂「保守派」である。日本の保守派は当然日本人で、アメリカ大統領選挙の投票権を有していない。アメリカの熱心なトランプ支持者が「バイデンは不正選挙で票を奪った、よってトランプの勝利の可能性はある」と主張するのは、自らが有権者として当事者の観点から、真偽はともかくそう叫ぶのには合理性がある。誰しも、自分の支持しない候補が当選すると、その理屈に不正選挙とか陰謀の妄想を張り巡らせるものだ。

しかし米大統領選挙にまったく関係のない、投票権すら持たない日本の保守派が、米大統領選挙の結果を踏まえてもなお、「バイデンは不正選挙を行ったのだから、トランプは勝っている」という摩訶不思議な主張を絶叫しつづけた。こんな摩訶不思議・珍妙な現象がアメリカ以外の国で起こっているのは日本だけである。

「保守大乱」の様相

長年、保守界隈に籍を置き、途中から彼らの馬鹿馬鹿しさに辟易して逆に観察対象としてこの界隈を10年以上ウォッチしてきた筆者からすれば、今次の米大統領選挙で保守派は「倭国大乱」ならぬ「保守大乱」の状況を呈している。それには米大統領選挙をめぐる二派の対立がある。一派は、「米大統領本選挙での結果を認め、バイデンを勝者として認めるべき」というもの。一派は、「米大統領本選挙ではバイデン陣営の不正選挙があり、バイデンは中国の走狗であり、実際にはトランプが勝っている」とするもの。

一見してみれば、前者が正論で後者が陰謀論の様な気もするが、米大統領選挙でバイデン氏が勝利したのを「認める」も何も、一般投票で約700万票トランプ氏に差をつけたバイデン氏が勝利したという事実を単に提示したに過ぎず、正論というよりはメディア報道そのままを追認したに過ぎない。

他方、後者については何ら根拠のないトンデモ陰謀論であり、この論を唱えている或る沖縄出身の自称保守論客は、コロナ禍のさなかわざわざ渡米してトランプ支持者を「熱心に」取材し、「如何にバイデンが不正をしたか、如何にバイデン勝利が虚構か」をSNS等で巻き散らかしているのであるが、これは滑稽を通り越して不憫にすら思える。前述のとおり一般投票における明瞭な差を差し置いてバイデン氏の勝利が覆ることはないという決定的事実の前では無意味な児戯に等しい。

トランプが勝ったのか。それともバイデンが勝ったのか。アメリカ人有権者が決定して決着した問題で、投票権を持たない海外のいち集団が分裂・対立するという奇妙極まりない現象が出来するのは、世界広しといえども日本の保守派だけである。彼らは、CNNをはじめとする外電はもとより、日本の新聞も雑誌もテレビさえも見ないのだろうか? まるで「地球は平面で、地の果ては滝つぼになっている」と信じている13世紀の中世人のようだ。

バイデンの勝利を認めよ、という日本の保守派はトランプの勝利を信じる一派によって滅多やたらに攻撃され、トランプ勝利の芽はある、という保守派はこちらもバイデン勝利容認派から叩かれる。日本の保守界隈ではこういった、実に低レベルの論争によって分裂が起こっているのである。

私は、こういった日本の「トランプが勝ったか、負けたか」という実に下らない低レベルの論争と分裂に際して、ある歴史的事実を思い起こした。それは第二次大戦後、ブラジルに移民した日系移民が、大日本帝国の戦争敗北を認めるか、認めないかによって二派に分かれ、それぞれが自らを「勝ち組」「負け組」と称して対立した事実である。

他国の選挙に何様か

当然、通信技術が未発達な75年余前の当時、日本帝国の連合国に対する無条件降伏という事実が、日本から見て地球の裏側にあるブラジルに正確に伝わらなかったことがその対立の一因であった。しかし、ニューヨークやフロリダ発の情報が1分としないうちに日本にも伝わる現代にあって、終戦直後のブラジルにおける「勝ち組」「負け組」対立構造と一見似ているように思える「トランプ勝ち組」「トランプ負け組」論争は、はるかそれ以前の低次元の児戯と言える。

「トランプは勝ったのか、負けたのか」。CNN(日本版)をみれば2秒で判明する結論を、日本の保守派がこれほど執拗に論争しているのは、本当に滑稽な知的怠惰であると思える。「トランプにも勝つ見込みはある」と2020年12月上旬の段階でのたまう日本の保守派は、「空想主義者」として社会通念上一笑に附されたが、これに比して「バイデン勝利を認め、トランプの敗北を容認するべきだ」とする、くだんの日系ブラジル人社会における「負け組」が冷静で現実的だ、というのも同様に滑稽な話である。

他国の選挙結果を認めるも認めないも、日本人には決定権は無い。大上段に構えて、何の権利があって「バイデンの勝利を認めるべきだ」というのか。次期大統領を決めるのはアメリカの有権者であって日本の保守派ではない。

 

 

「バイデンは不正選挙を行っており、トランプに勝利の芽はある」と最後までトランプ勝利を疑わない保守派は、2021年にバイデン政権が発足したあとでも「民主的正当性がない」などと怪気炎を上げるであろう。そもそも、彼らが有権者でもないのにアメリカ大統領選挙でここまでトランプ氏の勝利の可能性にこだわり、バイデンの不正に拘泥するのはなぜか。

それはひとえに日本の保守派が、「反中」という一点で、トランプを救世主と見做しているからである。トランプ政権は2016年に発足したが、それ以前、つまり2012年末に発足した第二次安倍政権は、「尖閣諸島における公務員常駐」などと同年自民党総裁選挙(VS石破茂)の段階で都合の良いタカ派的発言をしたものの、民主党からの政権奪取後はその実質的公約を一切反故にした。これがまるでマグマだまりのように保守派の中に手ぬるい「反中政策」への不満として残った。

ここで出てきたのがトランプであった。トランプ政権は2018年から米中対立を本格化させ、進歩的といわれるCNNやその記者を執拗に攻撃し、2020年のコロナ禍にあってはコロナウィルスを「武漢ウィルス」と呼び変えて、中国・武漢の研究所から病原ウィルスが流出した証拠を掴んでおり、コロナ禍における損害を中国に請求する、などのトンデモ論を世界中に公言しだした。

強きにすがる事大主義

反中、反進歩メディア、陰謀論を好む日本の保守派は、第二次安倍政権より格段に強烈にそれを発するトランプ政権に心酔し、トランプが2016年共和党予備選挙で「在日米軍の撤退や、在日米軍駐留費の日本側全額負担、および対日貿易不均衡是正」などといった過酷な対日要求発言の事実を完全に黙殺し、世界の超大国・アメリカのトップたるトランプの強大な権勢に縋りついた。

簡単に言えばこれは強き者にすがるだけの事大主義であり、日本の保守派は第二次安倍政権では物足りなかった対中強硬政策についての上位互換としてトランプを見つめたのである。

おりしも、2020年8月には安倍前総理が辞意表明し、9月には菅内閣に交代した。それまで金科玉条の如く、槍が降っても第二次安倍政権を支持してきた保守派には心理的空白が出来た。

菅義偉内閣は「安倍政権を踏襲する」と言いながら、憲法改正や嫌韓・反中では、あまり積極的なイデオロギーを持たないからである。そうなると日本の保守派は、日本の総理を通り越して安倍政権の上位互換としてトランプを見つめ、その必勝を祈願することになる。

「バイデンは不正選挙を行っており、トランプに勝利の芽はある」と最後までトランプ勝利を疑わない保守派は、2021年にバイデン政権が発足したあとでも「民主的正当性がない」などと怪気炎を上げるであろう。そもそも、彼らが有権者でもないのにアメリカ大統領選挙でここまでトランプ氏の勝利の可能性にこだわり、バイデンの不正に拘泥するのはなぜか。

それはひとえに日本の保守派が、「反中」という一点で、トランプを救世主と見做しているからである。トランプ政権は2016年に発足したが、それ以前、つまり2012年末に発足した第二次安倍政権は、「尖閣諸島における公務員常駐」などと同年自民党総裁選挙(VS石破茂)の段階で都合の良いタカ派的発言をしたものの、民主党からの政権奪取後はその実質的公約を一切反故にした。これがまるでマグマだまりのように保守派の中に手ぬるい「反中政策」への不満として残った。

ここで出てきたのがトランプであった。トランプ政権は2018年から米中対立を本格化させ、進歩的といわれるCNNやその記者を執拗に攻撃し、2020年のコロナ禍にあってはコロナウィルスを「武漢ウィルス」と呼び変えて、中国・武漢の研究所から病原ウィルスが流出した証拠を掴んでおり、コロナ禍における損害を中国に請求する、などのトンデモ論を世界中に公言しだした。

強きにすがる事大主義

 

反中、反進歩メディア、陰謀論を好む日本の保守派は、第二次安倍政権より格段に強烈にそれを発するトランプ政権に心酔し、トランプが2016年共和党予備選挙で「在日米軍の撤退や、在日米軍駐留費の日本側全額負担、および対日貿易不均衡是正」などといった過酷な対日要求発言の事実を完全に黙殺し、世界の超大国・アメリカのトップたるトランプの強大な権勢に縋りついた。

簡単に言えばこれは強き者にすがるだけの事大主義であり、日本の保守派は第二次安倍政権では物足りなかった対中強硬政策についての上位互換としてトランプを見つめたのである。

おりしも、2020年8月には安倍前総理が辞意表明し、9月には菅内閣に交代した。それまで金科玉条の如く、槍が降っても第二次安倍政権を支持してきた保守派には心理的空白が出来た。

菅義偉内閣は「安倍政権を踏襲する」と言いながら、憲法改正や嫌韓・反中では、あまり積極的なイデオロギーを持たないからである。そうなると日本の保守派は、日本の総理を通り越して安倍政権の上位互換としてトランプを見つめ、その必勝を祈願することになる。

 

 

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