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三橋貴明と高家望愛の消失 尖閣への「王手」をかけられている!
[三橋TV第319回] 中野剛志・sayahttps://youtu.be/VKIiVZMCe5Y
日本銀行は、貨幣(日銀当座預金)を発行する場合、市中銀行などに国債(等)を差し入れさせ、市中銀行の日銀当座預金口座の数字を増やします。
実際には「紙」は動いておらず、情報が交換され、キーボードで数字が打ち込まれるだけでしょうけれども。 我々が「日銀の借用証書」である現金紙幣を市中銀行に持ち込むと、銀行預金口座の数字を増やしてもらえるのと同じです。
(現金紙幣ではなく、銀行融資の借用証書でも、小切手・約束手形でも可) ちなみに、国債はもちろん政府の借用証書ですが、「政府は国債を発行し、日銀当座預金を借りた」 という表現と同時に、「政府は日銀当座預金という日銀の負債を差し入れさせ、国債という貨幣を発行する」 という言いかたもできるのです。
「国債は金利が付くから、貨幣じゃない!」 という人には、「じゃあ、貴方の銀行預金は貨幣じゃないね。何しろ(微々たるものですが)金利が付いている」 と言ってあげましょう。国債は、ほぼ定期預金と同じ貨幣です。
それはともかく、2013年以降、「デフレ脱却」を目指した日本銀行は、国債を買い入れ、市中銀行の日銀当座預金の残高「量」を増やす量的緩和を継続してきました。
ところが、いつまで経ってもデフレから脱却できず(政府が緊縮財政である以上、当たり前ですが)、預金取扱機関の日銀当座預金は、何と400兆円を越えてしまいましたとさ。
【預金取扱機関の日銀預け金の推移(兆円)】
http://mtdata.jp/data_72.html#yokin
ところで、日銀当座預金や現金紙幣は日銀にとっての負債ですが、「国債を差し入れさせ、日銀当座預金の残高を増やす」 以上、日銀のバランスシートの借方と貸方は同時に増えます。すなわち、資産だけが一方的に増えることはありません。
【三橋貴明の音声歴史コンテンツ 経世史論】
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『日銀 総資産額 過去最高690兆円 GDPの1.2倍に 国債やETFが増加 日銀の資産が一段と膨張しています。新型コロナウイルスの感染拡大で追加の金融緩和に踏み切り、国債やETF=上場投資信託続きをみる
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Source: 三橋貴明氏ブログ