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真🌸保守速報!株主優先資本主義の下で生きている:三橋貴明

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「安倍政権のレガシー(前編):前半)」三橋貴明 
AJER2020.9.7
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移民受け入れ日本の若者が不幸に?ドイツ、マレーシアの悲劇
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 十七世紀のイングランド王国。 英東インド会社が輸入するインド産綿製品(キャラコ)が大ブームになっていました。ならば、イングランドに綿花を輸入し、自国で生産しようという話になるはずが(当時のイングランドは毛織物の生産大国でした)、一つ、問題がありました。

 十七世紀のイングランドの資料から。「もっとも安いものがインドで買える。イングランドでだったら、1シリング(=12ペンス)ほどの労働や作業が、そこでは2ペンスでなされる。イングランドの労働の価格はインドの労働の価格よりずっと高いから、英国で完成織物を製造することは経済的ではない。」 

イングランドの人件費は、インドの六倍。ここまで賃金に開きがあると、インドから喜望峰を回って輸入した方が「安い」ということになるのです。 ちなみに、なぜイングランドの人件費が高かったのかは、三橋TV、三橋経済塾第九期(第六回)、月刊三橋「疫病と経済」などで解説しているので、省略します。 

さて、イングランドの人件費は、インドの六倍。それでも、イングランドの工場主がインドより「安く」綿製品を生産するためには、どうしたらいいのでしょうか。 というか、そもそもそんなこと可能なのか。 可能ですよ。機械化、自動化等により、従業員一人当たりの生産枚数を激増させ、単位労働コストをインド以下に引き下げればいいのです。すなわち「投資の力」です。 

単位労働コストとは、一単位の財を生産するのに必要な賃金を意味しています。一人当たりの生産量が多ければ、単位労働コストは下がります。 設備投資、技術投資、人材投資により、イングランドの企業が一人当たりの綿製品の生産枚数を、例えば100倍にした場合、インドとの賃金格差など吹き飛びます。

イングランド産綿製品の方が「安く」なるのです。 実際に、それが起きた。すなわち、産業革命でございます。 ジョン・ケイの飛び杼発明(1733年)以降、連合王国(以下、イギリス)では様々な技術開発、工場・設備開発が進み、綿産業の生産性は激増。イギリス産の綿製品は、国内はもちろん、世界に輸出され、ついには本家本元のインドの市場までをも席巻するようになります。 理由は、安いからです。 

国際競争力という言葉あります。国際競争力とは、要するに「グローバル市場における価格競争力」のことです。つまりは、安いかどうか。 多くの人々が勘違いをしていますが、価格競争力を決める要因は、二つあります。 一つ目は、もちろん生産拠点の人件費。 

デフレ化以降の愚かな日本人たち(わたくし含む)は、「価格競争力」のために国内の賃金水準を切り下げ、あるいは安い賃金の国に生産拠点を移していった。 

結果的に、国内のデフレは続き、生産性は伸びず、実質賃金が下がり、購買力が抑制され、さらにデフレが深刻化するというループを延々と進むことになりました。 

二つ目。「国内」で設備投資、技術投資、人材投資(及び公共投資)を拡大し、生産性を高めることです。従業員一人当たりの生産量を拡大すれば、単位労働コストが下がり、
グローバルな価格競争力(要は安さ)が向上しま続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

Source: 三橋貴明氏ブログ

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