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戦慄するほど根深い「貨幣のプール論」 所得再分配とは・・・
[三橋TV第276回]
改めて、国民経済の五原則。
◆国民経済において、最も重要なのは「需要を満たす供給能力」である。
◆国民経済において、お金は使っても消えない。誰かの支出は、誰かの所得である。
◆国民経済において、誰かの金融資産は必ず誰かの金融負債である。
◆国民経済において、誰かの黒字は必ず誰かの赤字である。
◆現代世界において、国家が発行する貨幣の裏づけは「供給能力」である。
現在の「ある国」を見れば、国民経済にとって最も重要なのが「財やサービスを生産する能力」すなわち「供給能力」であることが、誰にでも理解できるはずです。 緊縮財政によるデフレ継続や、現在の恐慌の放置は、供給能力を破壊していくからこそ、最悪の問題なのです。
何しろ、貨幣など「供給能力があるならば(=インフレ率が低位安定するならば)」政府や中央銀行が発行すれば話が済んでしまいますが、供給能力はそうはいきません。 供給能力の引き上げのためには、長年の投資の蓄積、さらには本日配信の三橋TVで取り上げる「生産諸力」の整備が必要になります。
つまりは、簡単にはいきません。 生産諸力とは、中野剛志先生の「経済と国民 フリードリヒ・リストに学ぶ」に詳しいですが、フリードリヒ・リストの提唱した国民経済の「基盤」で、「法律」「貨幣」「度量衡」「警察」「司法制度」「輸送手段」など、安定的な投資や生産活動を可能とする国家の制度になります。
生産諸力が崩壊し、投資が進まず、供給能力の蓄積が不可能な場合、どうなるのか。知りたいならば、現在の「レバノン」を見ればいい。『ベイルートの大規模爆発で国内最大の港が破壊…… レバノンで食料不足の危険が高まっている
https://www.businessinsider.jp/post-218424
・レバノンの首都ベイルートにある国内最大の港は、8月4日の大規模爆発で操業不能となり、レバノンの人々を苦しめている。
・港と国の食料備蓄の多くを失ったことで支障が出ていると、レバノンの政府関係者はInsiderに語った。
・爆発が起きる前、レバノンの食料輸入の90%はこの港から入ってきていた。
・レバノンで2番目に大きな港では今、食料やその他の輸入の需要が集中し、パンク寸前だ。
・国境を接するシリアでは内戦が続き、イスラエルとは敵対しているため、陸路での食料輸入の見込みはない。・首都ベイルートの港が大規模爆発によって破壊されたことで、レバノンはパンが手に入らなくなるかもしれないほど、どうしようもない状況に陥っている。
Insiderの取材に応じたレバノンの政府関係者(経済省勤務)によると、港と国の食料備蓄の多くを失ったことで深刻な支障が出ているという。 8月4日に発生した爆発によって、レバノンでは200人以上が死亡、数千人が負傷した。続きをみる
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Source: 三橋貴明氏ブログ