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真🌸保守速報!所得「再分配」という貨幣のプール論:三橋貴明

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「日本をダメにした財務省と経団連の欺瞞(前半)」三橋貴明 AJER2020.7.7 令和の政策ピボット呼びかけ人に、高橋あさみ様(私立Z学園高等学校 1年4組 16歳)が加わって下さいました。

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[三橋TV第269回]

 

 未だに政治家などが口にする、「消費税は社会保障のために必要」 といったレトリックは、完全に「貨幣のプール論」(商品貨幣論)です。 

上記レトリックは、金貨銀貨といった「物理的形状を持つ貨幣」しか存在しない世界で、貨幣のプールから貨幣を取り出し(消費税)、それを社会保障として再分配している、というイメージです。 

多くの国民が、「物理的形状を持つ貨幣」の流れ、つまりは「嘘」で消費税や社会保障支出を理解しているというのが現実でしょう。 実際の貨幣の動きを見ると、銀行預金や日銀当座預金、国債といった「データ」あるいは「数字」がコンピュータ上で変わっていっているだけで、物理形状を持つ貨幣は(現金紙幣と硬貨しかないですが)全く動きません。 

そもそも、「所得再分配」という言いかたがおかしいのです。何しろ、政府の支出はスペンディングファーストなので、所得を税金として徴収する「前」の段階で、「分配」は終わっています。 

無論、国内の所得格差を縮小する、つまりは高所得者層の所得を減らし、低所得者層の所得を増やすという点で、累進所得税などが有効であるのは確かです。とはいえ、「所得再分配」と言われると、「高所得者層の貨幣のプールから貨幣を奪い取り、低所得者層に分配する」 というイメージになってしまいます。  

実際には、そんなことはしていません。低所得者層への分配が先に行われ、高所得者層からの徴税を日銀当座預金の数字に変え、国債の償還をしているのでございます。具体的に書くと、政府の日銀当座預金が減り、銀行の日銀当座預金が増え、銀行のBSの借方、政府のBSの貸方に計上されている国債の数字が減るわけです。 

とはいえ、BS(バランスシート、貸借対照表)や日銀当座預金など「貨幣の種類」について理解していない人が、「所得再分配とは言っても、実際には政府の指示で、低所得者層の預金の数字を増やし、高所得者層の預金の数字を減らしているだけ」 などと言われても、全くピンとこないでしょう。 

これは本当に、根が深い問題です。 【三橋貴明の音声歴史コンテンツ 経世史論】http://keisei続きをみる

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Source: 三橋貴明氏ブログ

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