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チャンネルAJER『経済学者のインフレ恐怖症がインフレを助長する(前半)』三橋貴明 AJER2020.3.24 令和の政策ピボット呼びかけ人に、高橋あさみ様(私立Z学園高等学校 1年4組 16歳)が加わって下さいました。
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三橋TV第215回
【コロナ恐慌! 財務省の自己防衛の詭弁をぶち壊せ!】
サウジアラビアの首都にミサイルが撃ち込まれ、 『サウジ首都に弾道ミサイル 隣国イエメンの反政府勢力が発射か』 スペインはイタリアに続き「不要不急な労働禁止」。
『スペイン、経済活動を原則停止へ 感染阻止で30日から2週間』 世界が壊れていくのを、リアルに目撃しています。 さて、現在の日本には、かつて経験したことがない「リスク」が二つ存在しています。すなわち、
1.新型コロナウイルス感染症(COVID-19)という疫病(感染症)の蔓延による国民の死
2.第二次世界恐慌という経済的事情による自殺、餓死の激増 です。 大変、深刻なことに、
1と2はトレードオフの関係にあります。
感染症の蔓延を防ぐべく、自粛強化や生産活動の抑制をすると、経済時的事情による死が激増する。 逆に、経済的事情を考慮し、自粛を緩和すると、感染症蔓延により死が激増する。 何しろ、1のリスクに対処するために、GDP崩壊を覚悟した上で、イタリアやスペインは経済活動停止措置に踏み切っているわけです。
また、アメリカでは25万人前後で推移していた失業保険の申請者数が、いきなり328万に跳ね上がりました。 あるいは、観光業「停止」の影響を受け、沖縄では2020年1-3月期の県内景況が30.9ポイント減少。過去最大の下げ幅で、「急速に悪化」となりました。
「疫病」への対応が、「恐慌」を引き起こすことは明らかです。だからといって、「疫病」を軽視し、「恐慌」のみに対処すると、感染症死亡者が急増する。 疫病のリスクと、恐慌のリスク、同時に対処しなければならない。これは、現代人類が経験したことがない事態です。(歴史的にはあったと思います)
1の「疫病」と、2の「恐慌」の関係は、以下の図の通りとなります。
【疫病恐慌曲線】
http://mtdata.jp/data_69.html#ekibyoukyoukou
当初の時点では、疫病恐慌曲線Aです。 感染症による死者数を抑えようとすると、右斜め下に進み、経済的理由による死者が増える。 逆に、経済的理由による死者を抑えようとすると、左斜め上続きをみる
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Source: 三橋貴明氏ブログ