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真🌸保守速報!生き延びるための戦い~緊縮財政との天王山~: 三橋貴明氏ブログ

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三橋TV第214回

【緊縮財政との戦いの天王山 我々は生き延びられるのか?】

 改めて振り返ると、グローバリズムって何だったんだ・・・・? いや、もちろん、知っていますよ。特定のグローバリストを富ませるために構築された、古典派、新古典派と受け継がれてきた経済学の思想でございます。

 もっとも、その単純化された「平時前提」の発想は、あまりにも幼稚で、非常事態時にあっという間に崩れます。いや、崩れました。  グローバリズムとは、緊縮財政、規制緩和、自由貿易のパッケージですが、主要国は緊縮の思考の下で病床数を減らし続けてきました。

そもそも、武漢発祥の疫病パンデミックを引き起こしたのは「ヒトの移動の自由」という自由貿易ですが、そこに緊縮財政の悪影響が被さってきました。 【G7諸国の人口千人当たりベッド数】http://mtdata.jp/data_69.html#bed  イタリアの人口千人当たりの病床数は、日本の四分の一。病床のみならず、病院そのものも、医師も、看護師も減らし続け、結果的に疫病パンデミックという非常事態に対応できず、いわゆる「医療崩壊」に至った。 

日本の場合、面白いのは、「2025年まで高齢者が激増し、医療費が膨れ上がるため、ベッドを減らさなければならない」 という、頭のおかしいレトリックで病床が減らされていることです。 

いや、ちょっと待て! 高齢者が増えるならば、病床はむしろ増やさなければならないはずだろ! というのが、常人の思考でしょうが、財務省や厚労省の緊縮派は狂人なのです。 

というよりも、端から「病床を減らさなければならない」という緊縮志向に取りつかれており、それを実現するために強引にレトリックを編み出そうとするため、頭のおかしいレトリックになるのです。  

問題は、むしろこの手の頭のおかしいレトリックについて、政治家(国会議員)やマスコミ、国民が批判しないことです。 理由はもちろん、貨幣観の誤りにより、誰もが根底に「国の借金で破綻する~っ!」という間違った思い込みを持っているためでございます。まあ、日本に限った話ではないのですが。

『EU、財政ルール一時停止 財務相合意 欧州連合(EU)加盟国の財務相は23日の電話会議で「財政赤字を国内総生産(GDP)比で3%以下に抑える」といった財政ルールを一時停止することで合意した。

新型コロナウイルスの感染拡大で、欧州経済に下押し圧力がかかるなか、各国に機動的な財政出動を認め、景気対策を後押しする狙いだ。(後略)』  さすがに、緊縮の権化であるEUも、財政健全化ルールの一時停止で合意しました。

 また、昨夜、開催されたG20首脳によるテレビ会議では、「強大な経済財政政策を実施すべきだという認識」で一致しました。具体的には、世界経済に5兆ドル、日本円にしておよそ550兆円を超える資金を注入するとのことです。この「資金」が何を意味するのかは分かりませんが。 

現在の世界にとって必要なのは、「政府の財政赤字=国債発行による有効需要創出」 であり、当てにならない「事業規模」とやらの大きさを競うことではありません。  

例えば、ドイツは7560億ユーロ(約91兆3031億円)の「事業規模」の経済対策を謳っていますが、国債発行は1560億ユーロ(18兆8374億円)。つまりは、財政赤字は対GDP比で4.5%に過ぎません。(これでも、ドイツにしてみれば大盤振る舞いなのでしょうが)

【歴史音声コンテンツ 経世史論】http://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/※お待たせしました! 

「歴史に魅せられて、myと辿る邪馬台国への道」の後編が視聴可続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

Source: 三橋貴明氏ブログ

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