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“大虚報”が導く経済危機!「ゼロ」の衝撃!三橋貴明氏ブログより

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三橋TV第184回【戦慄!デフレが継続すると日本人が消滅する!?】

https://youtu.be/CvZnSNsZ3AI  

昨日、ショックを受けた記事。

『緩やかな景気拡大続く 日銀総裁、増税の影響に言及せず 日銀の黒田東彦総裁は15日、東京都内の本店で開いた支店長会議で、景気の先行きについて「海外経済減速の影響が続くものの、国内への波及は限定的となり、緩やかな拡大を続ける」との見方を示した。

景気の現状は「基調としては緩やかに拡大している」と指摘した。

消費税増税の影響には言及しなかった。 

物価上昇の勢いが衰え、追加の金融緩和策を講じる場合は、民間銀行から預かる資金に手数料を課す「マイナス金利」の拡大を選択肢とする考えも改めて示した。 

日銀は15日午後に全国9地域の景気判断をまとめた地域経済報告(さくらリポート)を公表する。』  

景気動向指数CIの一致指数が2013年頭に戻ってしまい、先行指数はリーマンショック並に落ち込んでいるのに、何を言っているのでしょうか。 

何しろ、先行指数が落ちていっているということは、文字通り「先行」なので、一致指数が今後(先行指数が反転するまで)ひたすら落ちていくことが確実なのです。

【日本の景気動向指数(2015年=100)の推移】

http://mtdata.jp/data_68.html#keiki  

【日本の景気動向指数(2015年=100)の推移】

ちなみに、黒田総裁の認識は「黒田さんだから」ではなく、政府与党(自民党国会議員含む)に共通した現象です。 

一般の自民党国会議員ですら、冗談でも何でもなく、「景気は緩やかに回復しており、消費税増税による急激な落ち込みに「見える」のは台風のせい」 と、マジで思っています。

 まさに、「一九八四年」。ジョージ・オーウェル。オセアニア。イングソック。 

あるいは、今回が「経済危機」であることは薄々感じ取っていても、総選挙を越えるまで何とかしのげば、忘れっぽい日本国民は自民党の「失政」をなかったことにしてくれる。

程度のことは考えているのかも知れません。「過去を支配する者は未来を支配する。現在を支配する者は過去を支配する。」 でございますね。  

それにしても、昨今の安倍政権の大本営発表ぶりはすさまじく、

田村秀男先生が、「現在の政府の経済発表もレイテの大虚報を彷彿(ほうふつ)させる。」 と、お怒りになられています。

 

『“大虚報”が導く経済危機! 現在の政府の経済発表も…(前略)現在の政府の経済発表もレイテの大虚報を彷彿(ほうふつ)させる。政府が昨年12月20日に発表した月例経済報告で「景気は緩やかに回復している」との景気判断を墨守した。10月の消費税増税後も内需が底堅く外需の低迷を補っていると楽観一筋である。 これがいかに欺瞞(ぎまん)かは、同じ政府発表の各種経

 

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 う、嘘でしょ! 藤井先生の指摘を読み、まさかと思いましたが、真実でした。直近のDI(一致指数)が「ゼロ」になっている! しかも、19年10月と11月と、連続で。
 つまりは、改善している指標は一つもない。ゼロ。全滅。
 
 80年代中盤以降のDIを見ると、「ゼロ」を記録したのが、
1.バブル崩壊期
2.97年の橋本緊縮財政によるデフレ突入期
3.小泉政権初期の緊縮財政期
4.リーマンショック
5.東日本大震災
6.19年10月以降
 となっており、今回の「アベショック」の衝撃が理解できます。しかも、先行指数が落ち込んでいるため、今後はむしろ「深刻化」していくのです。
 それにも関わらず、内閣や中銀、国会議員たちは、
「景気は緩やかに回復していっている」
 と、自分を誤魔化しているのか、単に頭が悪いので嘘を信じ込んでいるのかは分かりませんが、いずれにせよ目の前の危機を見ようとしません。

 

 

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

Source: 三橋貴明氏ブログ

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