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4.21 三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」チャイナ・グローバリズム

株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから 三橋貴明のツイッター はこちら人気ブログランキング に参加しています。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 『韓国の易姓革命①』三橋貴明 AJER2018.4.17https://youtu.be/9OfVgrlU24k ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 昨日は、チャンネル桜「Front Japan 桜」に出演しました。【Front Japan 桜】人を安く買い叩きたい人々 / 赤く染まるマレーシア~92歳のマハティールさんが立ち上がった背景 [桜H30/4/20] https://youtu.be/ws-FNZFYgkshttp://www.nicovideo.jp/watch/so33079936 本日は三橋経済塾第七期第四回講義開催日です。ゲスト講師は中野剛志先生。 さて、改めてグローバリズムとは「モノ」「サービス」「ヒト」「カネ」の国境を越えた移動の自由化を「善」とする「イズム(教義)」でございます。 本来的には、グローバリズムは「政府の関与を小さくする」という意味であり、国境を越えたモノ、カネ、ヒトの移動に対する「国家の制御」を無くすことを志向します。 とはいえ、落ち着いて考えてみてください。「自由貿易です! グローバリズムです!」 と叫びつつ、自国の国内は完全に「ビッグブラザー」のコントロール下に置き、他国に対しては国境を引き下げ、モノ、サービス、ヒト、カネの流入を妨げる規制の撤廃を要求する国があったとしたら? 第零次グローバリズムの時代、イギリスは当初はインドからの綿製品(キャラコ)の流入を規制したにも関わらず、産業革命で自国の綿製品の生産性が上がったと思ったら、途端にインドに対し、「自由貿易をやろう!」 と、綿製品の完全引き下げや輸入規制の禁止を強要しました。 「自由貿易」の結果、世界最大だったインドの綿産業は壊滅。 それまで綿布産業で繁栄を極めていたインドのダッカ、スラート、ムルシダバードなどの街は貧困化の一途をたどり、当時のイギリスのインド総督が、「この窮乏たるや商業史上にほとんど類例を見ない。木綿布工たちの骨はインドの平原を白くしている」 と嘆くに至ります。 1882年、インドは綿布の関税を「撤廃」させられ、完全な自由貿易の国になりました。 さらに、イギリスはインドに「鉄道」を建設していきます。理由は、インド住民の生産性向上では「もちろん、なく」、インドの綿花を速やかに港に運び、逆にイギリス産綿製品を速やかにインド市場に売りつけるためでした。 インドのみならず、当時のビルマ、マレーシアもまた、イギリスの「自国の利益」を目的とした帝国主義により、悲惨な状況に陥ります。マレーシアでは、森林が焼き払われ、ブラジル原産のゴムの木が植えられました。マレーシアの森林を基盤としたコミュニティは崩壊状態に陥ります。 ゴムの木を植え、インド人労働者にゴムを採取させ、アメリカのデトロイトに送る。マレーシアの森林は「ゴム」に化け、デトロイトで自動車のタイヤになり、イギリスのシティの投資家の懐に配当金をもたらしたのでございます。 まさか、現代において、二十世紀前半までのグローバリズム、すなわち「帝国主義」を実践するような国は現れないと思っていましたが、現実は違いました。 中華人民共和国です。 『92歳マハティール元首相が出馬表明 マレーシア総選挙、高い人気維持https://www.sankei続きをみる

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Source: 三橋貴明氏ブログ

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