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「万国の万国に対する闘争」Source: 三橋貴明氏ブログ

株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから三橋貴明のツイッターはこちら人気ブログランキングに参加しています。チャンネルAJER『MMTとナショナリズム(前半)』三橋貴明 AJER2019.12.24 令和の政策ピボットの賛同者数が2万人を突破いたしました。また、メルマガ「令和ピボットニュース」が始まりました。皆様、是非とも、メルマガ登録を!

 

三橋経済塾第九期の入塾申し込み受付を開始しました。

https://members9.mitsuhashi-keizaijuku.jp/

今期は二回目の試みとして、全国各地で開催します。

一月は東京で、ゲスト講師は竹村公太郎先生。

二月は京都で、ゲスト講師は藤井聡先生です。

『三橋貴明&安藤裕_年末特別対談『三橋貴明VS安藤裕「日本経済この一年」(前半)』

三橋貴明 AJER2019.12.31

『三橋貴明&安藤裕_年末特別対談『三橋貴明VS安藤裕「日本経済この一年」(後半)』

三橋貴明 AJER2019.12.31

https://youtu.be/a2eJwLhtxkE  

 

さて、本日からお正月明けという方が多いのでしょうが、わたくしは未だに島根におります。 松江や出雲にいると、毎度、不思議な光景を目にします。宍道湖の北を走っていたら、虹が出ていました。

【2020/1/5 松江市宍道湖北岸にて】

 

【2020/1/6 松江市「なにわ一水」より宍道湖】

 

 

さて、タイトルの「万国の万国に対する闘争」とは、ホッブズの「万人の万人に対する闘争」をもじったものですが、現代世界は、一応、各国が「主権」に基づき、国民を守る構造になっています。「日本国政府は国民を見捨てる国家の店じまいをしているじゃないか!」「中国共産党が主権を持つ中華人民共和国はどうなんだ!」 といった突っ込みはあるでしょうし、その通りなのですが、全体的な「建前」の話です。  主権とは、その国における「至上、最高、他に優越した権力」という意味です。そして、主権国家とは国家の政府を超える権力が、国内にも「国外にも」存在しない国を意味しています。 つまりは、他国の属国は主権国家足りえません。そういう意味で、日本が完全な主権国家ではないことは確かであり、屈辱な現実です(が、建前は日本は主権国家となっています。話はオールオアナッシングではありません)。  1648年、三十年戦争を終結させたヴェストファーレン条約では、神聖ローマ帝国の各領邦が「主権国家」となり、帝国は崩壊。それ以降、人類は「主権国家」を主流の国家観としてきたわけですが、ポイントは国家間関係です。 何しろ、比較しうる権力が国内・国外に存在しないのが主権国家である以上、国家間関係は「自然状態」とならざるを得ません。  自然状態とは、元々は国家の「中」において、政府の権力が存在せず、全てが「自由」とされた状況です。「全てが自由」と書かれると、いいことのように聞こえるかも知れませんが、現実は弱肉強食のサバンナ、わたくしの世代で分かりやすいのが「北斗の拳」の世界になるだけです。 何しろ、人々の権利を認め、安全や安定を守る規制すら、全く存在しない世界です。人々は生存のために、奪い合い、弱者から死んでいきます。  上記の有様を、ホッブズは「万人の万人に対する闘争」と表現したのです。  グローバリズムが最終的に行き着く先は、国家が完全に店じまいした「万人の万人に対する闘争」の社会です。間違いなく。 それはともかく、現在は国家の中において、政府の存在が「万人の万人に対する闘争」を防いでいるわけですが、国家の「外」はどうなのか?  「地球政府」が存在しない以上、国益が異なる「外国」とは、少なくとも運命共同体にはなれない。運命を共にできるほど国益が同じならば、一つの国になれば済む話です。  第二次世界大戦以降、世界の主要国はアメリカを覇権国とする西側と、ソ連を覇権国とする東側に分断されました。無論、西側諸国と東側諸国は対立を続けるのですが、それぞれのグループでは「覇権国」の下で外交関係がそれなりに安定していたのは確かでしょう。無論、ソ連と中国が衝突するなど、例外はあるのですが。  1991年末にソ連が崩壊し、世界はアメリカを覇権国とするグローバリズムに突入しました。アメリカが、ある種の「国内の政府」の役割を果たし、世界は覇権国が定めるルールの下で、モノ、ヒト、カネの国続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

Source: 三橋貴明氏ブログ

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