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「ナショナリズムとMMT] Source: 三橋貴明氏ブログ

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チャンネルAJER『歴史という国民のメモリーを守り伝えるー後編(1)』

三橋貴明 AJER2019.12.3 12月21日(土)シンポジウム「令和の政策ピボットは実現可能なのか?」が開催されます。

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三橋TV第173回【ケン・ローチ監督最新作から見える搾取ビジネスの恐怖】

https://youtu.be/UHw9cBiJ0D0  

一昨日は三橋経済塾第八期最終回の講義開催日でした。ご参加された皆様、お疲れ様でございました。 また、三橋経済塾第九期の入塾申し込み受付を開始しました。

https://members9.mitsuhashi-keizaijuku.jp/ 

第一回のゲスト講師は、竹村公太郎先生です。台風19号による荒川や利根川の「危機」が、いかに深刻だったか。河川の専門家のお話を伺います。  

先日のチャンネル桜の「Front Japan 桜」藤井聡先生と佐藤健志先生の回、

【Front Japan 桜】

反緊縮は「憲法違反」だ! / 5%へ減税せよ~露わになった消費増税の「経済被害」[桜R1/12/6]

 が、ものすごく面白かったのですが、前半に佐藤先生が、「ナショナリズムというOSがインストールされていないパソコンで、MMTというアプリケーションをインストールしても、動作しない」 という主旨のことを仰り、「なるほど!」と、思ってしまいました。 

MMT自体は、単なる「現代の貨幣の説明」です。もっとも、思想的には中央政府と中央銀行を「統合政府」として捉え、「主権通貨」を発行する。財政ではなく「経済のバランス」を「国家」主導で追求するという考え方になっています。 

といいますか、主権通貨を発行する変動為替相場制の国は、「財政破綻」の可能性はゼロであるため、経世済民を実現することが可能であることを説明したのがMMTです。 ということは、当たり前ですが主役は「国家」となります。国家が国民のために、主権通貨を発行し、経済をバランスさせる。具体的には、適正なインフレ率の下で、生産性が向上し、国民が豊かに、安全に暮らすことを目指す。  

まさしく、ナショナリズム(国民意識)が基盤になっているのです。となると、ナショナリズムというOSが載っていないパソコンでは、MMTは動作しない。厳密には、ナショナリズムを嫌悪する人は、結局はMMTを正しく理解することができないという話になります。 

我が国では、大東亜戦争敗北後、当初はGHQにより、後には「日本人」によりナショナリズムの破壊が進められました。 それでも、戦争を戦った世代が現役だった頃は、まだしもまともだったのですが、戦争世代が引退した「平成」の時代、我が国は驚異的なスピードで「構造改革」されていきます。

具体的には、国家を否定し、国境を否定し、カネ、カネ、カネ。「今だけ、カネだけ、自分だけ」(鈴木宣弘先生)、国民が分断され、貧困化し、互いに罵り合い、攻撃し合い、結果的に構造改革がさらに進む形に「構造改革」されたのです。 

MMTによる経世済民は、ナショナリズムというOSの上でなければ正常に動作しない。となると、ナショナリズムを嫌悪する日本人(政治家に多い)は、MMTを理解できない。というか、理解したくない。 結果、右も左もグローバリズム。左はナショナリズムを批判し、グローバリズム礼賛。右は、口先だけで「国家国民」と叫び、愛国的スタイルを装いつつ、グローバリズム推進。 

そこに、ナショナリズム前提の「MMT」という黒船がやってきたわけで、日本でMMT批判(しかも、中身が適当)が激しい理由が分かります。あるいは、我々が十年以上も前からMMT的なことを主張してきたにも関わらず、全く受けいられらなかった主因が理解できます。 

というわけで、MMTというアプリケーションを使うためには、日本国民の健全なナショナリズム復活をも目指さねければならない。ナショナリズムの「背骨」となるのが、歴史です。歴史とは、国民のメモリー(記憶)なのです(中野剛志先生)。  

そして、個人的に最も重要な歴史であると考えているのが、建国史になります。世界最長の歴史を誇る我が国の建国史、つまりは「古代史」を正常化させなければならない。 

経世史論の皇統論で「日本の古代史」がテーマになっているのは、「日本国の建国史」を正しく知ってほしいためなのでございますよ。 邪馬台国東遷説、邪馬台国畿内説、騎馬民族征服王朝説、さらには「日本は2300年前に朝鮮半島から水田稲作などの

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Source: 三橋貴明氏ブログ

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