株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから三橋貴明のツイッターはこちら人気ブログランキングに参加しています。
チャンネルAJER『日本の少子化をくい止めるにはーその2ー(前半)』三橋貴明 AJER2019.10.22
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
12月21日(土)シンポジウム「令和の政策ピボットは実現可能なのか?」が開催されます。
また、メルマガ「令和ピボットニュース」が始まりました。
皆様、是非とも、メルマガ登録を!
三橋TV第158回【ロシアのデフォルトから学ぶ国際金融資本のやり口】
https://youtu.be/gLclLDi-ueA
三橋TVの次回のゲストは安藤裕衆議院議員なのですが
(来週水曜日から配信)、
安藤先生が使われた少子化関連資料の中で、最も衝撃的なのはこちら。
【男性の従業上の地位・雇用形態別有配偶率】
http://mtdata.jp/data_66.html#haiguuritsu
以前、チャンネル桜の番組でチラリと触れた記憶がありますが、
現在の日本には事実上「階級」があります。
すなわち、結婚できる「正規雇用」と、
結婚できない「非正規雇用」です。
もちろん、正規雇用で結婚できない人、非正規雇用でも結婚できる人がいますが、統計的な話です。
30~34歳という結婚適齢期の男性の有配偶率は、
正規職員がほぼ六割。非正規雇用は二割。 まさに「階級」です。
日本の少子化の主因は、「結婚している夫婦の子供が少ない」 事ではありません。
結婚自体が少ないことが、日本の少子化を引き起こしています。
そして、日本の若者が結婚できない理由は、
1.実質賃金の低下
2.東京一極集中 の二つです。
つまりは、投資について(特に公共投資について)選択と集中を止め、地方のインフラ整備等の予算を拡充し、
さらに移民を入れず、企業に、
「人手不足は生産性向上の投資で解消する」
という「資本主義の基本」を求め、実質賃金を引き上げ、
雇用環境を改善すれば、日本の少子化は解消に向かいます。
ところが、安倍政権は相変わらずの緊縮財政。公共投資を絞り込み、
東京圏(南関東)に選択と集中。非正規を増やす規制緩和。
移民受入拡大。さらには消費税増税を初めとする様々な実質賃金切り下げ政策。
結果、東京一極集中と実質賃金低下が進み、若者が結婚できず、少子化が進行しています。
【歴史音声コンテンツ 経世史論】
http://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/
※特別コンテンツ「
MMTポリティクス 第三回」が視聴可能となりました。
※11月5日から上島嘉郎先生と三橋貴明の対談「自虐史観はなぜ始まり、深刻化したのか」がご視聴頂けます。 少子化に続きをみる
『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』
Source: 三橋貴明氏ブログ