令和の政策ピボットの呼びかけ人に、
文筆家、隣町珈琲店主の平川克美氏が加わって下さいました。
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三橋TV第145回【財務省のADAMSⅡと貨幣の真相】
https://youtu.be/ESnIiF0oqTY
京都大学レジリエンス実践ユニット主催
「与野党全国会議員対象「MMT勉強会」」が開催されます。
皆様、是非とも地元の国会議員に教えてあげて下さい。
(※以前とURLが変わっています。お気をつけください)
『MMT 現代貨幣理論入門』の著者であるランダル・レイ教授が来日し、京都と東京でシンポジウム&研究会が開催されます。
MMT国際シンポジウム2――現代貨幣理論と日本経済(京都大学レジリエンス実践ユニット主催/東洋経済新報社協力)
現在、単行本「自民党の消滅(仮)」を書き進めています。
一部の方の期待は裏切るでしょうが、
本書は「アンチ自民」「アンチ安倍」的な著作ではなく、
「グローバリズムと民主制(民主主義)」 の本質を解き明かし、
今後の日本の政治について解説したものです。
民主制は、多数決がルールです。殺し合いではなく、
多数派を形成する努力をし、多数になった者を「勝者」とするという制度になりますが、
民主制において重要なのは勝者側ではなく、敗者側が、
「まあ、負けたけど、同じ国民の多数派が決めたなら、仕方ないか」 と、納得できることです。
そして、敗者側が納得するためには、
「同じ国民だから」という国民意識が欠かせません。
「三橋TV第144回【ブレグジットと民主制の本質】」
で解説した通り、民主制とナショナリズムは不可分です。
1980年、厳密にはその少し前、
代表的な「小さな政府主義者」の大平正芳の内閣が発足して以降、
我が国はひたすらグローバリズム、
小さな政府路線の「改革」を推進してきました。
さらには、デフレ下で国民のルサンチマンを煽り、
果実を手に入れる「ルサンチマン・プロパガンダ」が大流行。
チャンネル桜の、
【Front Japan 桜】
ルサンチマンのビジネス / GSOMIA破棄は韓国の大失敗[桜R1/9/2]
【Front Japan 桜】
壊れた社会、壊れた国家 / 中国に呑み込まれる世界 ~太平洋編~[桜R1/9/23]
などにおいて、ルサンチマンを煽るレント・シーカーが、
いかに「国民の妬み・嫉み・憎しみ。すさみ」
をビジネスに結びつけるか、スキームを解説してきましたが、
面白いのは、動画で繰り返し、
「同じ国民同士で批判し合うのはやめましょう。
レント・シーカーや彼らの跋扈を許している政治家を批判するのは分かるけど、同じ国民を攻撃しても、
レント・シーカーのビジネスに利用されるだけだよ」 と、
訴えかけても、Youtubeのコメント欄には、
「公務員は給料泥棒じゃねえか」 などと、
パソナや竹中平蔵氏を利するルサンチマン・コメント
が必ず書き込まれる点です。
ルサンチマンがそれだけ根深いのか、
それとも何らかの目的があって書き込んでいるのか、
分かりませんが。
先日のエントリー「消費税の恐るべき真実(後編)」で解説した通り、
我が国では何と「税制」までもが国民分断(派遣社員増加、
フリーランス増加)の方向に機能しています。
国民が分断され、互いに争い合い、罵り合い、連帯することはなく、互いに「わずかな差異」を見つけては批判し、
攻撃し、国民の連帯を呼びかける人に対し、
「だって、あいつらは○○じゃないか!」
「あいつらを庇うなら(※厳密には「攻撃しないなら」)、
お前も敵だわ(笑)」 と、国民分断の方向に突っ走る。
やがて、民主制を成立させるナショナリズムという基盤が完全に壊れることになります。
英国風に言えば、国民が「エニウェア族」と「サムウェア族」に分断され、
サムウェア族同士でさえ争い、
選挙に負けたとしても納得することなく、
最終的にはテロに訴えても我を通そうとする国民、
ならぬ「人民」で溢れる。
自民党のグローバリズム路線は、最終的には日本の民主制を破壊し、
自らも「消滅」することになるでしょう。
民主制において、ナショナリズム、
国民の「連帯意識」がどれほど重要か。
現在のイギリスを見ていれば分かります。
【歴史音声コンテンツ 経世史論】
http://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/
※10月1日から、長浜浩明先生の特別コンテンツ「日本人はどこから来たのか?」が視聴可能となりました。
『欧州の危機はイギリスからドイツへ広がる 岩間陽子(政策研究大学院大学教授)
<議会発祥の地イギリスの混乱はヨーロッパの長い苦難の歴史の始まりな続きをみる
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Source: 三橋貴明氏ブログ