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「グローバリズムという民主制度の破壊者」Source: 三橋貴明氏ブログ

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https://youtu.be/tUI-K7aaf70  

11月に訪英し、エジンバラからヨーク、マンチェスター、ロンドンと、鉄道で移動する海外視察が予定されているのですが、

時期的に「ブレグジット」がどうなっているのか、微妙な状況になって参りました。

(ちなみに、ロンドンではロンドン塔とイングランド銀行だけは必ず訪れたいです。

中入らなくても良いですが) そもそも、2016年6月23日に、イギリス国民は、

「EU(欧州連合)から離脱すること」 は、国民投票で決めたものの、「いかにして離脱するのか?」について、

事前に定まっていたわけではありません。 

というよりも、EUの各種条約(リスボン条約など)に、離脱の手続きが書かれているわけではありません。

リスボン条約では、離脱通告後二年後に離脱できるとあるだけで、スキームは記載されていないのです。 

特に、イギリスは「グレートブリテン(ブリテン島)及び北アイルランド連合王国」で、アイルランド島にも領土があります。 

北アイルランドの連合王国からの離脱とアイルランド共和国統合を目指したテロリストIRAの脅威は、1998年のベルファスト合意まで続きました。 

現在、北アイルランドとアイルランド共和国間には事実上、国境がありません。

連合王国がEUから離脱すると、2百数十キロのアイルランド国境に、まさしく「国境」を設けなければなりません。 

そんなこと、今更できるのか?  というわけで、北アイルランドをEU関税同盟に暫定的に残すというアイデアが、

いわゆる「バックストップ条項」ですが、これでは国境線が事実上、アイリッシュ海に移動してしまいます。 

日本で言えば、国境が津軽海峡となり、北海道が「別の国家」に帰属するようなものです。

「こんなもの、認められるか!」 というわけで、ジョンソン首相誕生となったわけですが、

今度は英国議会が10月末の「合意なきブレグジット」に反対し、9月9日に「EUとの交渉期限を求める新法」を成立させます。 

法律に従うならば、ジョンソン首相は10月末のブレグジットを諦めなければならないところですが・・・。

『ジョンソン英首相「10月末に離脱」 EU委員長と初会談、延期否定 英国のジョンソン首相は16日、

欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長とルクセンブルクで会談し、英国のEU離脱について、

期限の10月末に実施する方針を示した。

英首相報道官が同日、明らかにした。英国では期限延期を求める新法が9日に成立したが、

ジョンソン氏は現段階で同法に従わない姿勢を貫いている。(後略)』  

こうなると、英国議会ではなく、EUの方がウンザリし、さっさと縁切りに走るかも知れません。

そう意味で、ジョンソン首相は「巧い」と個人的には思っています。 

ところで、今回のブレグジットを巡る混乱は、

1.623国民投票の結果という「民主主義」に従い、ジョンソン首相が早期ブレグジットを図っている

2.国権を代表するイギリス議会が、合意なきブレグジットに反対している 

というわけで、民主主義的な正当性同士のぶつかり合いになっています。つまりは、

両者ともに言い分にそれなりの説得力があるのです。 

要するに、グダグダでございますな。 【歴史音声コンテンツ 経世史論】

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『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

Source: 三橋貴明氏ブログ

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