2020年東京五輪日本代表選考を目的としたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が15日、東京・明治神宮外苑を発着点とする42.195キロのコースで開催される。男子は8時50分にスタート。MGCファイナリスト30人が五輪の切符を懸け、本番とほぼ同じコースを駆け抜ける。
2位以内は五輪内定、3位でも代表入りへ可能性を残す今大会。大迫傑(ナイキ)、設楽悠太(Honda)、井上大仁(MHPS)、服部勇馬(トヨタ自動車)が4強と目される。なかでも2時間05分50秒の日本記録を持つ大迫は、優勝候補筆頭。他ランナーからのマークが予想されるが、ペースを乱さず自分の走りを貫けるか。
前日本記録保持者(2時間06分11秒)の設楽は、7月のゴールドコーストマラソンで2時間07分50秒と好調ぶりをアピール。大迫との初対決にも注目が集まる。ジャカルタ・アジア大会を制し暑さに強い井上、終盤に失速する課題を乗り越え昨年の福岡国際マラソンで2時間07分27秒をマークした服部も虎視眈々と五輪の切符を狙う。
日本のトップランナーが一堂に会した貴重なレース。どんなドラマが待っているか、最後まで目が離せない。