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三橋TV第135回【ドケチではなく太っ腹な国家を目指そうぜ!】
https://youtu.be/_FgBMsTAPac
MMT関連の講演が続いているのですが、何というか、
「新しい理論を理解するよりも、すでに頭に植え付けられた理論を捨てる方が難しい」 と、
どなたかが言っていたことは本当に「その通り」だと思います。
MMTについて、ある程度理解した人であっても、質問や感想が「商品貨幣論」に基づいてしまうケースが実に多い(恐らく、無意識)。
人間とは、そう簡単に思考の前提を捨てられるものではないという話です。
つまりは、一般的に、「借金は悪! 預金が善!」 と、思っている国民が多数派の状況で、
政府の財政を拡大路線に転じさせることが、本当に難しいことが分かるのです。
しかも、厄介なことに、「家計」にとって「借金は悪」は、必ずしも間違ってはいないわけです。
とはいえ、同じく「借金」あるいは「負債」と呼ばれていても、現実世界には三つの種類があるわけです。
1.家計の負債:個々人が稼ぐ所得から返済しなければならない借金
2.企業の負債:投資のための原資。資本主義経済では、企業の負債が増え続けるのが普通。
3.政府の負債:貨幣 一般の国民が上記の「違い」を理解していないのは仕方がありませんが(何しろ、誰も教えない)
、政治家までもが全く知らないとなると、これは悲劇です。国家の運営、すなわち「政治」のレベルが極端に低くなります。
結果、国民は貧しくなり、安全保障も崩壊。やがて、亡国に至る。
日本はまさに、その過程にあります。 というわけで、何とかしなければなりません。
とりあえず、上記の「負債の違い」を理解し、説明し、広めていくしかありません。
財務省は、国民の「負債の違い」に関する無理解を利用し、「家計にたとえると~」 のレトリックで、財政破綻論を広げてきました。
家計の負債と、企業・政府の負債は意味が違う。企業の負債と、政府の負債も全く違う。
分かりやすく書くと、家計の負債は借金、企業の負債は投資、政府の負債は貨幣。
もっとも、「政府の負債は貨幣」(というか「貨幣」が政府の負債)であることは、
人類が数千年間、勘違いしていた話なので、日本国民が知らなくても無理もありません。
とはいえ、資本主義国の国民ならば、せめて経営者だけでも、
「企業の負債は投資の源泉」という当たり前の事実を思い出す必要があります。
【日本の一般企業、政府、家計、海外の資金過不足(兆円】
http://mtdata.jp/data_65.html#kabusoku
上記を理解すれば、現在の日本がいかに異様な状況になっているかが分か続きをみる
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Source: 三橋貴明氏ブログ
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